幕張メッセ
とまりぎ
久しぶりに幕張メッセでの展示会へ行くため、海浜幕張駅で降りた。
京葉線へ武蔵野線が西船橋から東京方面と海浜幕張方面に分かれて接続されているので、まごつくことがある。
東京駅からの京葉線はなかなか高速なのだが、それでも時間がかなりかかる。
それだけではない。当然運賃も高い。
千駄ヶ谷の東京都体育館と似た雰囲気の建物もある。
今回の会場はこちら側だ。
東京湾の海に近いところだから、塩害による錆が心配だが。
この展示会場内ひとつ、ほぼいっぱいに使われている。
クラウドコンピューティング、スマートフォン&モバイル、Web&モバイルマーケティング、情報セキュリティと内容は広範囲だ。
海浜幕張駅の周辺に企業が集ったのは何年か前だったが、撤退した会社も多かった。
どうなるかと思っていたら、最近になってまた復活し始めた感がある。
いずれ、集客力のある街になっていくに違いない。
上州富岡市街
とまりぎ
製糸場を出て、JR東日本「駅からハイキング」のコースを見ながら、市街地を歩く。
食事処を探すと国道254号線沿いに新洋亭があり、ビールのあとで全員カツ丼を頼む。
甘めのタレに浸したソースカツ丼だ。
山梨で出会った、普通のソースをかけるソースカツ丼とは一味違っている。
ゴールの「まちかど遊YOUプラザ」から「仲町まちなか交流館」へ入る。
特産品がみやげ物として売られている。
交流館から製糸場方面の商店街を見る。
見学者は説明の最中か、人通りがない。
一時代前の建物といった雰囲気がある。
駅からハイキングのコースだが、そう広い地域ではない。
富岡市街地は意外に狭い印象だ。
歩道もレンガだ。
街路樹はイタヤカエデ。
警察署もレンガ造りだ。
富岡小学校の校庭をのぞくと、赤い消防自動車がたくさん並んでいる。
ちょっと中へ入ってみよう。
吹奏楽隊が行く。
消防点検式で、壇上で敬礼していたのは富岡市長さんだった。
駅まで来て、トイレが電車風にパンタグラフが付いている。
待合室で、先ほどの新洋亭の女将さんに会う。
顔を覚えていたのは、先ほどの食後に柿を剥いて一切れづつくれたからだ。
上信電鉄の「おてがみ電車」の仕掛け人らしい。
駅にいたのは岡山から訪問された絵手紙仲間の人が帰るのを、駅まで見送りにきたからだそうだ。
車内に絵手紙がたくさん掲示してあった。
今回が5回目と書いてあったから、女将さんなかなかやるじゃない。
電車には、ほかに松本零士さんの絵で飾られた「銀河鉄道999」号もあった。
上州富岡製糸場
とまりぎ
川原湯温泉駅から高崎駅、上信電鉄に乗り換えて下仁田駅行きに乗り上州富岡駅で降りる。
世界遺産候補になりつつある、富岡製糸場へ行くことになった。
ちょうどJR東日本「駅からハイキング」のコースにもなっているので、案内パンフレットに従ってまず手続きを済ませた。
地図に従って歩いていくとそう遠くないところに、それはあった。
見学を終えた人たちが出てくる。
正面にレンガ壁が目立つ東繭倉庫。
庭に樹木が植えられていて、なかなかきれいだ。
地元で生まれて、この製糸場に縁のあった人が説明員として解説してくれた。
建物の入口には明治五年と書かれていて、歴史の重みを感じる。
工場とつながった建物へ行く廊下。
この先に女工の寄宿舎があったようだ。
職場環境は良かったようだ。
広い庭の先にもレンガ造りの西繭倉庫が見える。
象徴的な煙突。
説明の人の話では、子供のときに煙突の梯子を登って度胸試しをやったとのことだ。
昭和62年3月に創業停止するまでの115年間製糸工場として活躍し、建造物は昔のままの姿を留めている。
川原湯温泉
とまりぎ
温泉街へ入って、まず川原湯神社へ行く。
源泉のうちの新源泉が出ていて、熱めの足湯がある。
社殿は新しく、建替えてから10年しか経っていないようだ。
雲がたなびいて、目線の高さが白い上に山が見える。
本日の宿、山木星(やまきぼし)へ入るところで、ひとりが滑った。
大事にならなくでよかった。
温泉は源泉かけ流しだから、24時間入ることができる。
上って、夕方6時からの夕食。
渓谷歩きのあとの温泉で、ビールがことのほか美味い。
麦焼酎を頼んでおいたのだが、出てきたのは米焼酎。
まあ、細かいことは言わないことにしておこう。
このほかにビーフシチューやグラタン、蕎麦に炊き込みご飯が出て満腹。
翌朝、窓から例の橋が、しっかりと見える。
宿の入口から見上げると、八ツ場ダムができあがると水面がここ、という標識がある。
わずかの高さだが、ここは水面下になってしまうのだ。
この風景を二度と見る機会はないかもしれない。
川原湯温泉駅まで車で送ってもらって、駅の橋の上から見た山。
ダムができるからと言われて、なかなかできない。
待っていた住民は用意された新しい土地へ移らずに、子供の住む別の土地へ移ってしまった。
温泉宿は移るに移れず、もうすぐだと言われ続け、新築・改築もしないまま年月が過ぎていく。
ダムができることになって早く上の土地へ移らなければ、川原湯温泉は衰退の一途だ。
八ツ場ダム
とまりぎ
八ツ場(やんば)ダムの建設は最終決定のないまま、周辺の工事は継続している。
「とまりぎ」の5人が集り、工事の様子を見て今回は川原湯温泉へ泊まることにした。
高崎駅から吾妻線の大前行きに乗り換え、川原湯温泉駅で降りる。
朝からの雨は駅に着いた頃にはやんで、紅葉の始まりかけたあたりの山を見ながら、目の前に見える工事中の大きな柱が目に入る。
駅の改札を抜けたあとも、見える。
何の柱なのかわからなかったが、あとで説明を見てダムの上を通る道の柱であることがわかった。
予定通り吾妻渓谷を歩くことにした。
渓谷の上流側の流れ。
下流側には、何やらコンクリートの建造物がある。
だが、このあたりでの工事は何もないので、何なのかよくわからない。
それが、ダムの底になる基礎の部分であることが後にわかった。
途中に展望台があって、しばらく前に途中まで建設された橋の写真を見たことがあったが、つながっている。
しかもここを通る自動車を見ることもあった。
これがダム関連の橋では、上流部分になる。
手前に見える柱は、それよりも下流に架かる橋になるのだ。
工事が中断した本命のダム部分のすぐ脇の国道にある解説図。
図中のEL---mとあるのは、海抜(Elevation)---メートルということである。
駅前まで戻って温泉街へ入る道の脇に、柱が橋になるところの説明。
吾妻渓谷は工事現場のすぐ近くであることもあって、ちょっと歩きにくいところもあるが一周で1時間半ほど歩いただろうか。
紅葉よりもダム工事に関心が集った渓谷歩きだった。
碑文谷八幡宮
とまりぎ
碑文谷という地名は意外に広く、警察署まである。
碑小学校創立之地という碑が、碑文谷八幡宮の入口近くにある。
最初に見たときは碑文谷の碑の字だけなので、何かの間違いかと思ったが「いしぶみ」と呼んで、碑小学校はちょっと離れたところにある。
本殿の周りには樹木が多く境内が広い。
出口は参道を東へ向っているので、歩く。
祭りのときは、参道に屋台が並ぶ。
長い参道だから、けっこう歩く。
すずめのお宿緑地公園から歩くと、本殿裏側から入る。
サレジオ教会が近い。
八幡宮から真直ぐに立会川緑道が東へ向っている。
両側がそれぞれ一方通行の車道で、真ん中が遊歩道になっている。
この道はずっと先で右(南)へ曲り西小山駅前を通る。
巣鴨とげぬき地蔵尊
とまりぎ
巣鴨駅からそう遠くないところに、高岩寺がある。
これがとげぬき地蔵として有名なのだが、ここへ向う参道が商店街になっていて「おばあさんの原宿」とも言われている。
たしかに至るところに案内標識があって、年寄りにも分かりやすくなっている。
曹洞宗で、本尊が地蔵菩薩なのだ。
線香が焚かれ、煙があたりを白くしている。
脇にある洗い観音には行列ができていて、タワシで擦るものだから磨り減ってしまうもんだから、作り替えたのがいつだったか。
老人パワー恐るべし。
巣鴨にはJR山手線のほかに都営地下鉄三田線の駅がある。
参道を北へ真直ぐ行くと、都電荒川線庚申塚停留所まで長く続いている。
駅から比較的近いことも、行きやすさのひとつだ。
ほかの町では滅多に見ることがない商品が売られていることも、年配者の興味によるものだろう。
仙川市街
とまりぎ
京王線仙川駅の周辺は、道路も店舗も大きく様変わりした。
電車の線路は低く掘られたところを通っているので、西を見ると丹沢山塊が見える。
この景色はこれからも変らないだろう。
街の南にできた大型ショッピング。
街が新しくなってできた、新しいスーパーマーケット。
むかしからの商店街にもスーパーマーケットがふたつある。
駅ビルにもできた。
さらに北側の甲州街道を越えたところに新しくふたつできた。
人が集るはずだ。
街からちょっと離れると、畑がある。
サトイモだと思ってよく見ると、茎が緑のところと紅いところがある。
葉は似ていて違いが分からないが、里芋系の二種類なのだろう。
ひとつは八ツ頭かもしれない。
六義園
とまりぎ
駒込駅に近い六義園(りくぎえん)へ入る。
川越藩主 柳沢吉保が元禄15(1702)年に築園した、とある。
入口から大きなしだれ桜を過ぎ、池へ向う。
池の向こう側に吹上茶屋が見える。
池を廻り、滝見茶屋から水の流れを見る。
流れは千鳥橋の下から池へ入る。
池からは吹上峯の裏側につつじ茶屋。
明治時代につつじの古木を用いて建てられたそうだ。
紅葉が始まったばかりの枝が一本。
二枚の大岩で出来た渡月橋。
渡る前に一枚、と構えたら向うの側の人が立ち止まった。
外国人観光客のようだ。
都内にある後楽園、浜離宮、清澄庭園などと同じように歴史ある庭園で、吹上茶屋からの眺めは池を目の前にして雰囲気がいい。
抹茶を頼もう。
渋谷のんべい横丁
とまりぎ
渋谷駅のすぐ近くの線路沿いに、その横丁はずっとあった。
それで時々、といっても随分間が空いてしまうのだが、行ってみる。
この前来たのは、一年前だったか、二年前だったか。
足を一歩踏み入れると、昭和の雰囲気が漂う。新宿思い出横丁よりも落ち着いていて、ゴールデン街よりも入りやすいといった感じだ。
新橋烏森神社参道の店は、もう無くなってしまっただろうな。
品川駅港南口にあった裏道の店はまだ健在だろうか。
似たような横丁を見ると、思い出す。
線路沿いの道は、片側が線路土手の壁になっている。
奥の小道には両側に店がある。
最近この横丁で祭りがあったときに作ったというパンフレットをもらった。
横丁のマップと、「渋谷に残された最後の昭和」として、昭和26年からの60年の歴史を書いている。
店の入れ替わりはあるが、およそ40軒ある。
すずめのお宿緑地公園
とまりぎ
目黒区の目黒通りと環七の交差点からちょっと入ったところに、すずめのお宿緑地公園がある。
端に古民家がある。
筍が採れたところだと書いてある。
ボランティアの人たちが清掃してくれている。
めぐろ観光まちづくり協会の「てのひらの中のメグロ」という冊子には全部で36の名所を紹介している。
旧前田公爵家駒場本部、日本民藝館、ケルネル田んぼ、東京大学教養学部、大橋ジャンクション、東山のイチョウ並木、西郷山公園、中目黒のテイクアウト屋台、目切坂、中目黒の川沿いショップ、目黒区総合庁舎、祐天寺、めぐろ歴史資料館、ミュージアムショップ、現代彫刻美術館、目黒のさんま祭り、目黒川の桜、目黒区美術館、大鳥神社、寄生虫館、大円寺、雅叙園、目黒不動尊、林試の森公園、目黒通り沿いのインテリアストリート、碑文谷公園、円融寺、サレジオ協会、すずめのお宿緑地公園、宮野古民家自然園、西小山の商店街、パーシモンホール、呑川緑道、自由が丘熊野神社の秋祭り、自由が丘デパート、九品仏緑道