第六天神社
とまりぎ
杉並の中央高速の近くに、第六天神社がある。
珍しい名前なので、中へ入ってみた。
社。
手前には古い狛犬がある。
舞台もある。
銀杏の葉がまだ色づいていない。
人の気配がないようだが。
玄関へ廻ってみると、外灯が点いていて、自転車がある。
歩道橋があるので上ってみると両側に高速道路があり、真ん中が一般道への出入りの路線になっている。
とまりぎ
東京都交通局が発行している、東京時間旅行ミニ荷風第16号が都営交通の拠点においてある。
今回は都営大江戸線本郷三丁目駅からの、本郷・春日が中心だ。
樋口一葉の旧居跡が、本郷菊坂だ。宮沢賢治旧居跡もその近くにある。
都営三田線白山駅からは、「八百屋お七」の旧跡の大園寺の「八百屋於七地蔵尊」と吉祥寺の比翼塚をとりあげている。
吉祥寺には二宮金次郎の墓、榎本武楊の墓もある。
都電風景今昔では、昔の新大橋の写真を見せてくれる。
昭和46年に廃止となった都電36系統(錦糸町駅前~築地)が橋上を通る写真が出ている。
旧・新大橋は昭和49年に解体され、一部が愛知県犬山市の明治村に、登録有形文化財として残っているとのこと。
明治45年に現在地に造られたが、それ以前は200mほど下流にあったようだ。
松尾芭蕉の像があるあたりだろうか。
新大橋という名からすると、元の橋の名が「大橋」であったに違いない。
晩秋
晩秋
とまりぎ
蘆花恒春園の周辺を見ると、街中にも晩秋の気配が漂っている。
都営住宅が建替えになるのか、空き地になったところに雑草の群れ。
近所の人たちは、通り抜けに使っている道のすぐ脇だ。
庭にできた柚子。
けっこう料理に使える。
花の時期には、柑橘系の香りのある白い花をたくさん着けるが、大きな実を成らせるためには摘花が必要だ。
レッドロビンの先端の葉が赤く、花のようだ。
最近、丈夫なので庭木として使われるが、弱点は新芽に着くアブラムシだ。
南天が実をつけている。
花の時期は白く小さいので目立たないが、実が赤くなって長期間その存在を誇示しているかのようだ。
ゼラニウムの花。
花が少なくなっていく時期に、貴重だ。
西洋ではベランダに飾っている。
丈夫で緑の葉との対比がよく目立つ。
とまりぎ
秋の深まった徳富蘆花の蘆花恒春園へ行く。
菊は今が季節だ。
百日草も最後の花だ。
公孫樹の葉が降り積もった公園を歩く。
フランク永井の「---イチョウは手品師、老いたピエロ」という歌の一節を思い出す。
秋の陽が落ち葉に反射して眩しい。
鳥居原ふれあいの館
とまりぎ
久しぶりに橋本から神奈川県愛川町へ入る。
最初に来たのはバイクだったところだ。
丹沢から流れ出る中津川の両側に広がる町で、なつかしい。
今回は楽に車で来て、丹沢へ上がる。
宮ヶ瀬湖が広がっている。
虹の大橋を越えて、新しくできた鳥居原ふれあいの館(いえ)へ入る。
駐車場も広く、バイクの人たちが多かった。
外にも店が出ている。
中には売店で特産品を売っている。
食事処もある。
大きなダムができて宮ヶ瀬湖になったが、中津川渓谷だったところだ。
顔見知りのバスケットボール部が、バーベキューをやっていたのと出会ったのは大昔のことだ。
残念なことだが、バスケ部長だった彼は若くして亡くなってしまった。
昔は、小田急線本厚木駅からバスで入ったところだった。
宮ヶ瀬湖の下にはそんな思い出が沈んでいる。
B級グルメ鶏もつ
とまりぎ
美術館前からバスで甲府駅へ到着。
早速、今回のB級グルメ大勝の鶏もつを探す。
時間がちょっと早かったか閉まっている店が多く、小作(おざく)に「あります」と書いてあるので入る。
二階へ上がって、生ビールと鶏もつを頼む。
しばらく時間がかかって、出てきたが卵の黄身になるキンカンがないがいい味だ。
今や人気の商品だから、キンカンはおしまいになったかな。
次にかぼちゃほうとうと、あずきほうとうを頼む。
あずきほうとう。
甘くて、初めての人が驚く。
黒玉や甲府だけにしかないという武田のストラップを土産にする人など。
暗くなって、甲府駅発高尾行の帰路に着いた。
一泊しただけなのだが、武田神社、白雲荘、山岳館、山渓園、美術館、文学館、鶏もつ煮と盛りだくさんの旅だった。
とまりぎ
山渓園を出たところにバス停があって、バスに乗る。
この後のバスは大分遅くなるので、係のひとの配慮には感謝している。
富士山の見えないところは美人が多いと書いてあったが、南アルプス市の芦安はまさにその地なのかもしれない。
市内へ入って、美術館前で降りる。
常設展示にはミレーの「種をまく人」がある。
二階の窓から庭を見る。
「かくれんぼ」をやっているようだ。
そのうちに高いところへ上ってしまった。
子供はじっとしていないから、太らないのだ。
美術館のあとは文学館へも入って、外へ出ると上弦の月が出ている。
そろそろ甲府駅へ向わねば。
日帰り温泉山渓園
とまりぎ
山岳館を出て、歩いて日帰り温泉の山渓園を目指す。
御勅使(みだい)川の縁を歩く。
つい最近、この近くの金山沢川に水力発電所ができ、先ほど入った山岳館などの電力を供給しているとのことだ。
余った電力は、東京電力へ売電しているようだ。
御勅使川は急流で、大きく崩れたところを補強している。
途中の御勅使川に架かる橋。
このすぐ下には日本で最初のコンクリート造りの堰堤がある。
自転車の人が登っていくので、下ってきた山の方を振り返る。
まだ、4人の姿は見えない。
人家が近くなって、芦安バス停を越えて歩いていると、山渓園が見えた。
一時間ほど歩いて十一時近くなっていたから、早速温泉へ入ろうと思ったらこの時期は午後一時から開店と書いてある。
係りの女性がひとりで清掃しているところだったので、午後一時半のバスに乗りたいのでと、中へ入れてもらった。
ありがたいことに休憩室へ入れてくれて、ここでまだ残っていた酒をツマミで一杯。
さらに、ありがたいことに、湯が満杯になるかならないうちに、ちょっと早く温泉へ入れてくれた。
カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉とあり、成分総計が1700gを越えている。
日帰り温泉としては申し分ない。
ご親切に礼を言って、バスに乗った。
とまりぎ
白雲荘から次は南アルプス芦安山岳館へ入ることになった。
幹事が白雲荘で招待券をもらっていたようだ。
平成15年に新しくなったようで、山の中には似つかわしくなく綺麗だ。
受付の人がいて、ずいぶん朝早くから開いている。
まずNHKが放送した北岳のビデオを見せてもらう。
エコロジカルアート展をやっている。
このあたりの立体模型があるので、全体の位地を確認する。
真ん中よりやや下に現在地があり、はるか上の方に南アルプス北岳がある。
北岳は日本で二番目に高い山だ。
「かたりべ」の部屋。
この山岳館の下には温泉ロッジがあったはずだが、取り壊されて駐車場にするようだ。
道路の向い側にある白峰会館には温泉があったはずだが、これも閉鎖されていた。
芦安
とまりぎ
なんとか間に合って、甲府駅からバスで50分。
終点、芦安のバス停に着いた。
幹事が連絡しておいてくれたので、間もなく白雲荘の車が迎えに来てくれた。
山の中の紅葉は、一段と濃い感じがする。
南側の山の向うにちょっと見えるのが、櫛形山だろうか。
二階の部屋へ通されて、食事は一階で。
寝るのは別の二部屋へ二人と三人に分かれて、とのこと。
結局、三つの部屋を使わせてもらうという、贅沢なことになった。
温泉は単純泉だが、成分総量がわずかに1000mgに達していないだけで、
もう少し多ければナトリウムー硫酸塩泉だ。
六時に食事どころへ行くと川魚の「いわな」が蒸してあって、鱒の刺身もある。
このほかに温かい「うどん」も出てきて、かなり量が多い。
また、味がいい。
ビールと焼酎も頼んで、およそ二時間で平らげた。
翌朝は幹事が毎朝やっているというラジオ体操で体が目を覚まし、温泉へ入ってから朝食。
厚手の鯵の開きが抜群に美味い。
九時過ぎに気分の良い一泊を楽しんだ「白雲荘」を後にした。
武田神社
とまりぎ
「とまりぎ」仲間5人で、10:00の中央線高尾駅集合。
甲府から芦安の温泉へ入る計画。
甲府駅の南口からバスが出るのだが、
幹事がその前に、武田神社へ寄ってから行こうというので、北口へ出て12:30発のバスに乗った。
七五三のお参りに来ている。
かなりの混雑だ。
裏へ廻ると、紅葉が始まっている。
太陽にあたった葉は、色が鮮やかだ。
裏の奥に休憩できるベンチがある。ここで昼食がわりの一杯とツマミ。
むかし、ずっと先の要害まで上がって一泊したことなど思い出した。
そこから北西の方角の山の上に、観音様が立っているのが見える。
いつごろできたのか、まだ新しいような気がする。
大手門の近くから富士山の頭が見える。
入口へ戻って、もう一度露店風景を見る。
さあ、これから甲府駅まで下りの道を歩こう。
南口から出る芦安行きのバスに間に合うだろうか。
鍋島松濤公園
とまりぎ
渋谷の東急本店より西へ入ると、山手通りの手前に鍋島松濤公園がある。
そう広い公園ではないが低いところには池があって、人が多い。
水車小屋の水車が回っている。
亀もいる。
公園の近くには有名なシェ松尾という店の本店がある。
営業継続できない状態かもしれない。
代々木公園へ移動する。
ビロードのような花弁のバラ。
真上を飛んでいく飛行船。
のどかな休日だ。
真鶴岬
真鶴岬
とまりぎ
熱海から海岸の有料道路を通って、真鶴岬へ入る。
むかし来たことがあったが、ほとんど覚えていない。
岬の上の道を行くと、御林公園があるので入る。
車で連れてきてくれた人は、やはり昔来たことがあってここを覚えていた。
そのときは「サボテン公園」だったそうだが、サボテンも無く名前が変ったようだ。
公園の奥からは西側の海が見える。
岬の先の方をのぞくと、「三ツ石」が見える。
戻ってまた車で先端へ行く。
観光施設ケープ真鶴の先へ歩いて降りると、三ツ石が目の前。
来る途中で見ておいた「まるなか」で昼食に入る。
生ビ-ルが見えたので、頼む。
運転手はノン・アルコールビール。
ちょっとしたヒジキのツマミが出て、のんびり一杯だけ。
しばらく待っていると、金目鯛の煮付け。
朝食が多かったから、これでけっこう満腹になる。
真鶴駅前からいくつかの食事処があったが、観光地の食事はけっこう高値だ。
熱海梅園
とまりぎ
次は梅園へ連れて行ってくれた。
紅葉がいいのだそうだ。
たしかに紅葉まつりをこれからやることになっている。
もみじの色がいい。
韓国の展示館がある。
そういえば熱海で日韓会談があった。
熱海に住んでいた作曲家の中山晋平氏の家をここへ移築し、展示している。
屋根瓦が新しい。
説明してくれる。
紅葉がいつもの年より遅いとのことだ。
来宮神社の大樟
とまりぎ
熱海の先にJR伊東線の来宮駅があって、その手前に来宮神社がある。
ここに大きな楠があるとのことで、連れて行ってもらう。
鳥居から振り返ると、JR線の下を抜ける道。
来宮駅はトンネルの先を右に曲ると、坂を上ったところにある。
大樟を見に来る人は多い。
バスで来た集団が説明を聴いている。
樹齢二千年以上とあるからすごい。
先に大樟を見てしまってから、本殿へ戻ってお参り。
本殿の前、鳥居との間に第二大樟があり、昔は七本あった楠が現在二本だけあるとのこと。