深川江戸資料館
とまりぎ
大江戸線か東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から近い、江東区深川江戸資料館へまた入る。
観覧料大人300円と安い。
屋根の上の猫が時折鳴く。鶏や雀も鳴く。あさり売りの声、暗くなったかと思うと雷。いろいろ工夫して楽しませてくれる。
長屋の三味線の師匠の住む近くには、路地に井戸。
井戸端会議が行われていたところだろう。
八百屋の裏には、こじんまりと稲荷社がある。
家の中をのぞくと神棚や仏壇があって、江戸時代のはずだが昭和へ戻ったような錯覚をおぼえる。
船宿の升田屋と相模屋が掘割の前に並んでいる。
天ぷらの屋台。
八百屋の中から、商品の並べられているのを見る。
入口でもらったパンフレットの常設展示室~江戸の町並み~のマップ。
「江戸時代末(天保年間)の深川佐賀町の町並みを実物大で再現しています。」とある。
高尾山
高尾山
とまりぎ
東京都にある高尾山は交通の便もよく、手軽に登ることができる山でありながら、薬王院の霊山でもある。
昔は歩いて登ったものだったが、体力がとてももたない。
ケーブルカーへ乗ってしまえば、6分ほどで山上の駅に着く。
眺めはいいが、霞んでいていつもは見える新宿までは確認できない。
薬王院の山門。
この右手に4号路があり、しばらく工事中だったが歩けるようになったので入る。
4号路には吊り橋がある。
これを越えると、上りの階段が続く。
頂上近くの道端に山百合が咲いている。
クワガタや蝶が一緒に樹液をなめている。
頂上は599mと東京スカイツリーにちょっと負ける高さだが丹沢山塊が霞んでいて、いい眺めだ。
小学校の遠足以来、何回も登った。
回数では、これだけの山はない。
高尾山だけでもコースが多様なこともあるが、尾根続きに、城山、小仏峠、影信山、明王峠、陣馬山などがあり、変化に富んでいるから飽きない。
また来よう。
東京の交通100年博
とまりぎ
東京都交通局が今年8月1日に、創業100周年を迎える。
9月10日まで、江戸東京博物館の一階展示室でやっている。
都電の運転席。
勝鬨橋の模型がある。
低い位置から見ると現存する勝鬨橋だが、都電のレールがあるところだけ現在と違う。
開くとこんな形だ。
渋谷駅前に、都電が並んでいるところ。
昔の都電通りの街並。
都電ジオラマ100台限定販売だが、価格が105,000円だ。
都営交通の駅においてあったこの展示案内には東京メトロ銀座線も丸の内線も載っていなかったが、ここでは紹介していた。
祖父母の時代には、できたばかりの電車に乗ったことを自慢していたかもしれない。
100年は長いが、まだ100年ともいえる。
東京メトロ・トゥー・ミー・カード
とまりぎ
日経新聞によると、8月6日から東京地下鉄(東京メトロ)は新規の定期券を自動券売機でも販売する。
支払は東京メトロ・トゥー・ミー・カード以外のクレジットカードでも利用できるようにし、窓口と自動券売機の両方で使えるとのこと。
JR東日本のスイカカードにはビューカードというクレジット機能カードがある。
私鉄系のパスモカードには各社クレジット機能つきカードがある。
このカードはスイカカードやパスモカードの残高が少なくなったときに自動で指定金融機関から入金することを主目的にしているはずだ。
それがほかのクレジットカードと同じビザ、マスターカード、JCBなどの機能をつけていることが多い。
利用者からすると、またクレジットカードが増えるのかという気になる。
金融機関もほとんどキャッシュカードにクレジット機能をつけてきた。
家電量販店もコンビニもポイントカードにクレジット機能をつけている。
個人でそんなに多くのクレジットカードを持ちたくないと思うのが一般的な感覚だと思う。
財布には多くのカードが入れられるようになっているが、落したら全部一緒だ。
警察への紛失届けのために、全部の記号番号を記録しているだろうか。
そういうときのためには、機能別に二枚あれば十分だと思うが。
原峰公園
原峰公園
とまりぎ
聖蹟桜ヶ丘から旧鎌倉街道を通るバスで、多摩市役所の手前で降りる。
再度原峰公園内を歩く。
休憩所が見える。
公園の上の方に「ゆう桜ヶ丘コミュニティセンター」があるので、中へ入る。
何人かの人たちが案内係になっていて、奥の方では子供たちの声が聞こえる。
なかなかきれいにできている。
旧鎌倉街道の公園入口からは想像もできないような大きな施設だ。
ギャラリーがあって、絵画の展示をしている。
置いてあった絵葉書をもらって出る。
建物の前には広場があって、その先に水の流れがつくられている。
しばらくしたら、夏休みの子供たちが水遊びの準備体操だ。
休憩所に近づいてみる。
自然を残した公園で、気に入った。
ビッグサイト
とまりぎ
展示会がいつも同じ主催でやられることが多く、久しぶりに日本能率協会主催のTECHNO-FRONTIER2011を見るためにビッグサイトへ向った。
台風の風雨は思ったほどではなかったが、やはり客足は少なかった。
受付もそんなに並ぶほどでなく、すんなりと終る。
歴史のある展示会で、モータ技術展29回、電源システム展26回、EMC・ノイズ対策技術展24回、ボード・コンピュータ展20回などを一緒に出している。
だが、景気低迷の影響もあるかもしれないが、会場全体に勢いがない。
これからの展示会に、もう少し力を入れてほしいものだ。
会場の奥の方のエスカレータは停められている。
節電が浸透しているのは止むを得ないが、ちとさびしい。
通路の反対側の展示会場では、日本工業出版/日本フルードパワーシステム学会や日本歯車工業会が主催の展示が行われていて、若干興味の対象外分野だが同じ入場パス券で入ることができた。
初狩
とまりぎ
JR中央線の場合は大月駅の一つ先が初狩駅で、昔のスイッチバックに使った線路が残っている。笹子トンネルへ上るまでの急勾配が、昔の蒸気機関車では登ることができなかったことの名残だ。
高速道路の初狩パーキングから初狩駅方面を見ると、山と山の間にトンネルか防音壁のようなものができている。
いつからできたのかわからないが、このあたりはリニアモーターの実験線の延長上にあるのではないだろうか。
とすれば、この中を通るのだろう。
その左側の山は高川山で、手前側の山肌は削られている。
石灰石の採掘場なのだろう。
下の方には砕石工場がある。
(以下は回想である)
とまりぎの旅で、初狩駅から歩いて真木温泉へ行くときにこの工場へ入ったことがある。
工場の下にはJRの線路があってその下には畑が続き、笹子川でさえぎられているため国道20号へ行かれないから入ってしまったのだ。
工場の人にはここは通れないと注意されたが、結果は通り抜けて橋を渡って国道へ出た。
雨の日で、国道沿いの「いなだや食堂」に入って昼食にしたことを覚えている。
雨が止むのを待っていたが、なかなか止まないので店の人に電話してもらって真木温泉の車が迎えに来て助かったことがあった。
翌日は、宿の向いにある建物で名水で淹れたコーヒーを飲ませてもらった。
小菅で休憩
とまりぎ
柳沢峠から丹波(たば)まで来ると、真っ直ぐ奥多摩湖の脇を通って青梅方面へ行く道のほかに、小菅経由で上野原へ抜ける道もある。
今回はこの小菅へ入る。
急坂が多い道で一山越えると小菅だ。
小菅の湯の入口の手前に、小菅の農産物を販売している。
やまめの塩焼もやっている。
送迎バスの看板があり、ずいぶん遠いところからも来られるようになっている。
しばらく前には来たことがあったが、東京の近くに日帰り温泉がたくさんできたので、ここまで来ることは滅多になくなった。
駐車場からの眺め。まだ紫陽花が咲いている。
帰りにラジオからの情報では上野原は混雑しているようなので、藤野まで行くことにした。
途中で、富士山が傘をかぶっている姿が見えた。
むかし「とまりぎ」で来た犬目峠が近い。
藤野へは和田峠から降りてくる道へ入り、陣馬の湯へ上る道を見ながら進むとトンネルがある。
このあたりはハイキングでよく来たところだ。
高尾山から陣馬高原への尾根の途中で、明王峠から降りると陣馬の湯(4軒ある)の前を通る。
温泉へ入って馬刺しを食べて帰るのは、ゆったりしていていいものだ。
トンネルを抜けるとJR中央線踏切を越え、国道20号線に出る。
スマートグリッド
とまりぎ
スマートグリッドという言葉が新聞に出てきて、一度は聴いておきたと思っていた。
福島原発問題以来、たしかに関心事である。
今回は、筑波新線の柏の葉キャンパス駅からバスで東大の研究室へお伺いした。
電気自動車は、一連のシステムのうちの電力を使うものとして電力消費に使っている。
柏の葉という駅名だが、柏の木を一本も見なかった。どういうことだろう。
さて、原子力、水力(流込式)、風力、火力、太陽光、水力(揚水式)による発電システムの順に発電力のコントロールができにくいものからできるものへと並べた。
問題は、発電の需要と供給が常にバランスしていなければならないことだ。
需要の方が多ければ、電圧が下がり、周波数が低下する。
供給の方が多ければ、この逆になる。
今後増えてくると予測されるのが、太陽光発電と風力発電だ。各家庭で発電することになると、発電側のコントロール予測が難しくなり、やっかいだ。
屋上の太陽光発電システムを見る。
太陽電池の幅の違いは、メーカーの違いだ。
国立ガン研究センターの先に柏の市外が広がる。
ついでに、ニュートリノの研究に使われた光電子検出のタマがあった。
目の前で見ると、ずいぶん大きい。
スマートグリッドの研究は、「次世代送配電系統最適制御技術実証事業」という題目だ。
昼のピーク電力は供給できなければならないが、一日のうちでも夜間は需要が極端に減る。 余った余剰電力は揚水式発電所の揚水電力として使う。
電力線の負荷が軽くなると、フェランチ現象といって電圧が上ることもある。
そこへ太陽光発電や風力発電が予測しにくい動きをすることになると、余剰電力の発生もあり、電力系統へ電気が逆流して電圧が上るという、電力システム全体の制御はたいへん難しい。
電圧は101V±5V、つまり96V~106Vの範囲に保たなければならない。
スマートグリッドについて、7月16日の日経新聞に、欧米からの日本への売込みについて一面に出ていた。
日本より進んでいるのは感じていたが。
医王寺と長泉寺
とまりぎ
京王線で蘆花公園駅のあたりを通り過ぎる頃、北側に長泉寺の本堂が間近に見える。
長いこと本堂の瓦がずれ落ちているのが見えた。
その後本堂がなくなったと思ったら、新しく建てている。
新しい木の色が鮮やかだ。
次は庫裏の建設にはいるのかな。
檀家の負担はかなり大きいのだろう。
長泉寺の近くといっても甲州街道を越えたところに医王寺があって、現在の寺は少し北側へ移動したようだ。
その医王寺には「おめだま池」があったのだが、現在の医王寺にはない。
甲州街道は環八を少し八王子方面へ入ったあたりで、新甲州街道と旧甲州街道に分岐する。
その分岐点の北に小さな上高井戸宿公園がある。
なんとなく古い宿とついた名前が興味深い。
そのすぐ近くに、昔は看板があって「おめだま池」とわかったのだが、今はなくなってしまったて民家の間にある。
つまり、池は今も存在しているのだが、そっとしておこう。
睡蓮の花が咲いている。
注)6月29日「杉並郷土博物館」の中にも医王子と長泉寺について書いた。