
立石
とまりぎ
京成電車で立石へ行く。急行は停まらない。
次の青砥は急行停車駅だ。
駅は地上駅で改札が上にあるので、階段かエレベータで外へ出る。
商店の通りは、仲見世が狭い。全体に昭和の雰囲気が漂う。
広い商店街には、車も入ってくる。
線路を越えたところに呑んべ横丁とある。
入ると、いくつかの店が並んでいる。こんな雰囲気がまだ残っているんだ。
駅前から離れて、中川まで出る。
中川で想いだしたのが、日根野さんが中川の上流近くに住んでいたことだ。
日根野さんは綾瀬駅から通っていたから、立石まで来たことがあったかどうか。
高校生のときに結核で入院し、手術後高校へ戻ったが、年齢はすでに二十歳を越えていたそうだ。
経理関係の仕事が、生涯の仕事になった。
経験豊かな日根野さんからも、教わることが多かった。