
奥清津揚水式発電所
とまりぎ
健保組合の宿泊施設での一泊後、朝9時にマイクロバスで出発した。風は昨日ほど強くなく、ロープウェーにも乗ることができそうだ。
国道17号から田代ロープウェーの乗り場の奥の道へ入って、トンネルを抜けると発電所に入る。発電設備の向こうには壁のようにダムがある。OKKYと書いてある建物は、第二発電所で見学させてくれる。
図の右にある湖が揚水式の下側の二居調整池になっている。
発電機のひとつと、その下の階に降りて回転軸を観る。真夏の昼には発電することが多かったようだが、涼しくなってきて会社や家庭が冷房を使わなくなると発電の必要がなくなるようだ。
発電所のマイクロバスでダムの堤の上へ連れて行ってもらう。
施設の全体が見える。ダムに近いところが奥清津発電所で、少し遠くに第二発電所が見える。
堤から上を見ると、田代ロープウェーがすれ違うところだった。
揚水式発電所には上と下の池が必要だ。上の池から水を下の池に落下させるときに発電する。夜間電力で下から上へ水を揚げておいて、いつでも発電できる状態にしておく。有効落差470mで、第二発電所もあわせて160万kwの発電能力がある。
電力は需要と供給がバランスしていないと、電圧も周波数も規格の範囲を超えてしまう。揚水式発電所は環境にやさしく、しかも必要な時に必要な分だけ発電できるスグレモノだ。