
南房総には猿もいる
とまりぎ
伏姫籠穴から山道を登って越えていく道の案内板があるので、尾根道まで行ってみたが急な登りでなかなか下りにならない。汗がふきだすので、残念だが来た道を戻ることにしよう。
すぐ近くの山の上では、水仙の収穫の人たちが忙しそうに働いていて、話し声が聞こえる。
頭の上の方から枝の折れるような音がするので、よく見ると猿がいる。木の実を採って食べているのだろう。
小猿もいて、木の枝を歩き回っている。大きいのは母猿なのか、小猿の毛繕いをやっている。人間が下にいても、平気なのだ。
水仙畑を見ると、稲子がとまっている。寒くなってきて、動きが鈍くなっている。
わき道を入ると、村の鎮守がひっそりとある。人が来るのは村祭りの時ぐらいなのだろう。東京湾を越えただけの千葉県にはまだまだ自然の雰囲気が残っている。