院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「軽トラスイカ。」

2007年06月08日 07時01分39秒 | ノンジャンル
スーパーの店先にも小ぶりながらもスイカが並ぶようになりました。

院長はスイカの青臭いウリっぽい感じがあまり好きじゃないので、

自分でスイカを買って食うことはほとんどありませんが、スイカの出始めの

この時期になると決まって思い出すことがあります。


確か院長少年が小学校3年生くらいだった時のことだと思います。

お客さんがうちに来るというので、何かお出しするものを・・

と、買い物に出かける両親について行ったことがありました。


高尾街道という街道沿いに軽トラでスイカを売りに来ている人が

よくいたので、その時期には珍しかったその軽トラスイカをためしに買いに行きました。



ダンボールに目立つ字で「スイカ1玉500円!」と書いたボードを掲げていたので

たずねてみると「あぁ、500円のやつはもう無いね、あるのはこれ。」と言われたのが

確か2500円くらいのびっくりするくらい高いやつ。


高いし、だまされてる感はあったようですが、手ぶらで帰るわけにも行かないうちの親は

「この時期珍しいけど、値段もいいねぇ・・」なんていいながら仕方無しにそのスイカを買いました。


お客さんが来るまで冷やしておいて、その時期には珍しいそのスイカを出したところ

お客さんは「あら~、この時期に珍しいわね~」といって喜んで、その時期には珍しかった

スイカをパクパク食べました。


「あら~この時期には珍しいのに味もいいわ~」とお客さんが喜んでいたので

それを脇で見ていた院長少年もなんだか嬉しくなってこう言いました。





「あのね~、値段もいいんだよ!」


横にいた母親はびっくりして「コッバッ!(コラ、バカッ!の意)」と言ってすかさず

院長少年をパシッと叩きましたが、かわいそうな院長少年は何が悪かったのかわかりません。


今考えるととんでなく空気の読めないコの言動だけど、当時は「値段もいい」の

意味がわからなかったので仕方ないです。


父親はそれからしばらく経って、たまに当時を思い出しては

「あれはケッサクだった」と、それは楽しそうに笑います。



今年は1回くらいスイカを買ってみようかしら。