院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「保留が正解か?」

2009年09月13日 23時13分35秒 | ノンジャンル
今日は立川で用事があったので、帰りにビッグカメラに立ち寄りました。

テレビをちょっと視察するため。

夏休み中に泊まった京都のホテルにあったテレビがメッチャクチャ綺麗に

見えたので、気持ちが俄然テレビの買い替えに傾いてきたのです。


テレビフロアでは1時間くらいじっくりと各メーカーのテレビを見比べて

周りましたが、どれも綺麗です。

好みで言うと、光沢パネルの三菱か東芝。


でもね、どのメーカーのテレビも流している映像がブルーレイからの

出力なんですよ。

これはね、ちとズルイ。

いや、ズルイとかじゃないか、お店も商売だし。

ただ、ブルーレイでの映像流せば我が家のテレビだって目を見張るくらいに

綺麗な映像が出ますって。


だからですね、テレビの地力を見るために地上アナログの映像を映してみました。

店のリモコンを遠慮なくいじってね。

するとですね、当たり前かもしれんが映像が粗末です。

地上デジタルの放送ももちろん見てみましたが、思ったほど

綺麗じゃないチャンネルが多い。

文字テロップのふちが甘かったり、そもそもの映像の輪郭や色合いが

ぜんぜん大したことないんだよね~


テレビの前で「う~ん」と腕組みしてる院長に店員さんが果敢に

営業をかけてきました。

フムフム、お話を聞かせてくださいな。


「何かお探しですか?」

「これ、地デジの放送ですよね?」

「えーーと、そうですね、はい。」

「これって綺麗かな?地デジってこんなもん?」

「これはMX(地方局)なので、元の映像のクオリティが低くて

 テレビ側ではどうにもならないんですよ。」

チャンネルを変えて順番に地デジ放送をひとつひとつ見ていく・・・


「う~ん・・・1、2局はそこそこ綺麗だけど、思ってたイメージと

 比べるとあんまりなんだよな~。これ(野球中継)とかヒドイと思わない?」

「これも日テレあたりが放送すると全然違うと思うんですが、局の違いですね」

「あと、地デジの放送なのになんで横長の映像になってないの?」

「これも放送局によってまだ4:3の放送があるんですよ」

ひとつひとつチャンネルを変えながら・・

「結構、4:3ばっかりじゃない?せっかく大きいテレビなのに映像が

 切れちゃうのはね~。地デジは全部横長になってるのかと思ってたんだけど」

「いや~、まだですね~。やはり局側の問題なので、テレビは良くても

 元の映像がいいものでないと・・っていうところはありますね~」

「じゃあ、まだ買い替えは早いか」

「いや、あのそういうわけではないんですが・・お客様は映画とかは

 ご覧になられますか?」

「あんまり見ない。普段やってるテレビがすごく綺麗になると嬉しいんだけど」

「やはり放送局側が・・・」

「そうだね、ありがとう。それじゃこれで。」



店員さんには全く罪はありません。


画面の隅に「アナログ」なんて表示を出してテレビの買い替えを急かしておいて、

放送の中身がまだまだ粗末というのが、どうにも納得いかないんです。

そりゃあ、目を見張るほど綺麗なチャンネルもありましたが、

今の地上アナログとちっとも映像の質が変わらないチャンネルも少なくない。

ブルーレイの「カンフーパンダ」かなんか見て、

「やっぱり今のテレビは全然違う!」なんて思って、買って帰って

うきうきしていざ、家でテレビつけたらガッカリだよ。

見るメインは普通の地デジ放送なんだから。


まだ放送局側がうまくシフト出来てないんなら、テレビの買い替えは

まだまだ先になりそうです。