院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「羊に羊の自覚はあるか」

2010年08月15日 22時11分39秒 | ノンジャンル
今日は終戦記念日ということで、戦争と平和を考える人も多いだろう。

テレビ番組もいくつかの終戦特番やドラマをやっていた。


戦争はよくないのは当たり前で、誰でもそんなことはわかってる。

そこで

「日本は過去に大きな過ちを犯したので、もう平和が一番、

他国のみなさん多大な被害を与えてごめんなさいごめんなさい、

昔の日本軍がすべてが悪いのです、ごめんなさいごめんなさい」と

思考停止に陥ってしまってる人は正しく反省していると言えるだろうか。


そこに至るまでになぜそうなったのか、日本を戦争に駆り立てた背景や

開戦に至る必然性などを掘り下げて判断し、理解した上で素直な気持ちで

戦争というものをとらえる必要があるだろう。


戦時中の背景や状況で我々が教わってきたものは概ね自虐史観といえるような

内容であって、それに疑問を持たないで全て受け入れ、

平和、反戦、人権等を声高に謳っている現代のまっすぐな人たちと、

戦時中に日本の快進撃に大いに沸いていた大半の国民って何が違うのだろう?

と疑問に思う。


社会の空気に疑問を持たず流される、それが大衆の本質で自分もその

大衆の一部なんだが、大事なのは自分の耳に心地良い情報だけを選んで

聞くのではなく、そうでない意見もとりあえず聞くということ。


すごく具体的言うと、たとえば自分と同じ世代でもいまだに南京大虐殺を

アタマっから信じている人がいたりする。

事実はこうだよ、という意見を聞いて自分なりに調べて判断した結果、

何を信じるかは自由だが、そもそもの関心が欠如して、とても歪んだ

歴史観が出来上がっているのではないか。


そういった一つ一つの歪んだ歴史観の積み重ねで過去の日本を恥ずべき存在だ

と頑なに信じている人が多いのだとしたら、日本は本当の意味で

反省なんてできていないんじゃないかと思う。