旧奈良街道から不動川にそって遡った所に、谷山不動の幟が見えます。
長い石段を上がった所の露出した岩に、三体の磨崖仏が彫られています。
京都府相楽郡山城町平尾谷山
覆堂の中に不動明王座像が彫られています。
この谷山は、不動磨崖仏を主尊とした密教僧侶の行場であったと思われます。
なかなか良い不動明王磨崖仏なのですが
とにかく薄暗く、折角の磨崖不動さんもこの通りです・・・
覆堂の脇の岩には地蔵磨崖仏が彫られています。
舟型を彫り窪め、蓮華座に立つ定型地蔵
優しいお顔ですね・・・
地蔵磨崖仏の下には十一面観音磨崖仏が彫られています。
地蔵と同時期に彫られたようで、地蔵磨崖仏とよく似たお顔です・・・