大阪府下において、自然と調和した磨崖仏や石仏が多く残る摂津地方。
能勢・豊能とその周辺の石仏巡りをして来ました・・・
まずは能勢方面から。
剣尾山月峰寺の境内に、六体の阿弥陀座像石仏が並んでいます。
大阪府豊能郡能勢町大里
もとは剣尾山上の旧月峰寺に在ったものを運んで来たようです。
等身大の阿弥陀が並んでいるのは見応えがあります。
同じようで少しずつ微妙に違っています。
尊顔は顎が小さく現代風のお顔のようです。
古い時代の仏像には、整った美を創造しようとする造形意欲が強かったが
室町時代ともなると大衆仏教の要求する多量作仏主義が
このような作風をつくることとなったと云う事です・・・