修験道の山、行者山にある磨崖仏です。
行者山登山口から山道へ、急坂をしばらく登ると、目の前に巨岩が現れ
広い壁面に行者山最大の磨崖仏、大日如来磨崖仏が彫られています。
大阪府豊能郡能勢町山辺
蓮華座に座す胎蔵界大日如来です。
体部は線彫り、お顔は浅く彫り込んでいます。
大阪府下では数少ない大磨崖仏で、なかなか見応えが有ります。
通常大日如来の宝冠には胎蔵五仏を表すが、この大日は
キリーク(阿弥陀)、バン(金剛界大日)、アーンク(胎蔵界大日)を
刻んでいて、珍しいものです。
登山道に覆いかぶさるように彫られています。
大日如来磨崖仏から更に登ると行者堂が建っており
堂の裏手を登った行場、鐘掛け岩の壁面に覆屋が在り
役行者の磨崖仏が彫られています。
覆屋が在る為、光が足りません・・・
携帯電話のライトを点灯して、何とか撮影出来ました。
何と無く穏やかな表情?・・・かな?