石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

大阪府 豊能町 川尻中の谷多尊石仏・光明真言板碑

2011年10月20日 | 石仏

 

川尻中の谷の元氷川神社参道の脇に二基の石造物が在ります。

 

大阪府豊能郡豊能町川尻小字中の谷

自然石に彫られた多尊石仏です。

 

上段に阿弥陀三尊が、下段三段に地蔵座像が計十六体彫られています。

下部の十六体の地蔵は造立願主それぞれの逆修仏と思われますが

何れも蓮華座に坐すところから供養者でなく、地蔵と考えられています。

 

阿弥陀三尊は左から、勢至・阿弥陀・観音と斜めに並んでいます。

 

これは来迎三尊の形式で、西方浄土より阿弥陀仏が両脇侍を従へて

往生する人を迎えに来られる形を現したものと考えられています。

 

脇に在る光明真言板碑

 

胎蔵界大日如来の種子「ア」の周りに、円形に光明真言が彫られています。

下部の左右には、愛染明王と不動明王の各種子が彫られています。

 

何れも見応えのあるものです・・・

 

 

コメント (2)
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