石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

王寺町 白瓜大日堂 阿弥陀石仏

2011年08月17日 | 石仏

 

白瓜の集落、旧街道沿いの民家の一画に堂が在り

大日さんと呼ばれ、地域の方に信仰されている石仏が祀られています。

 

北葛城郡王寺町白瓜

石の肌が荒れ、石の縞模様などで像容が判然としません。

 

出会った方の話によると、井戸から出てきたそうです。

お顔の向かって左側が特に損傷が激しいです。

 

大日さんと呼ばれて信仰されていますが

定印を結んだ阿弥陀如来である事が判ります。

 

堂内に点灯する白熱電球が有りましたので、夜間に再度撮影しに行った所・・・・・

昼間に見えなかった線が見えるではありませんか・・・

昼間に見た物よりも、ずっと良いでは有りませんか。

こうして見ると中々立派な阿弥陀さんですね。

 

撮影されるのでしたら夜間がお勧めです・・・

 

 

個人宅の一画に街道に面して祀られており、自由に参拝出来ます。

 

旧街道の名残が其処此処に・・・・・

 

 

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王寺町 送迎(ひるめ)の不動石仏

2011年08月16日 | 石仏

 

 送迎(ひるめ)の永福寺北の丘陵上に覆堂が在り

興仁不動と呼ばれる不動石仏が祀られています。

 

北葛城郡王寺町送迎

自然石に彫られた物ですが、岩の頂部が火焔状にとがり

下部分にも突起した所があって、不動を刻み出すのに適した自然石です。

 

腰をひねって体をくの字にして立ち

利剣を右肩から後方斜めに背負った珍しい形式です。

 石材の形の都合でこう言う形式になったと思われますが

それがこのお不動さんの魅力になっています。

 

丘の上にひっそりと・・・・・

 

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室生村 大野寺 大弥勒磨崖仏

2011年08月15日 | 石仏

 

大野寺の前を流れる宇陀川の対岸に、室生火山郡の特色である

柱状石英粗面岩が、そそり立つ様に露出しており

西面する岩肌に、大弥勒磨崖仏が彫られています。

 

宇陀郡室生村大野

 

流麗な線彫りの磨崖仏です。

昔から良く知っていましたので、ついつい撮影が後回しになっていましたが

やっと撮影する事が出来ました。

 

笠置山の大弥勒仏を参考にして下図が描かれた様です。

改めてこうして観ると、とても美しく秀作である事が解ります。

 

弥勒仏の向かって左下方の月輪内に、尊勝曼荼羅が刻まれています。

 

自然と仏が一つに溶け合っている様は、とても雄大です・・・

 

 

 

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広陵町 山王神社 伝 弥勒石仏

2011年08月14日 | 石仏

 

環濠集落として有名な広陵町南郷集落内の山王神社。

境内入り口の堂内に、土地の人が弥勒と信仰する石仏が在ります。

在銘石仏としては県内最古銘と言う事です。

 

北葛城郡広陵町南郷

古墳の石棺材を転用した所に、頭に三山宝冠をいただき

条帛を身につけ、両手は膝前で法界定印を結んだ像が

彫られていますが、膝から下はなぜか省略されています。

 

堂内に有る為と、シミのような物の為、像容が判り難いです・・・

弥勒仏と呼ばれますが、像容は胎蔵界大日如来の様です。

 

昔は木造の覆屋でしたが、今は立派な収蔵庫に変わっています。

 

 

 

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桜井市 高家の石龕地蔵

2011年08月13日 | 石仏

 

生田の地蔵から南、高家集落内を通る狭い道の路傍に

石造物が集められているのが目に付きます。

 

桜井市高家

小石仏や庚申さん、石灯籠等の中で一寸気になるのが、この石龕仏

 

小石仏の上に大きな笠石を石柱で支えて龕としています。

 

中には宝珠を持った可愛らしいお地蔵さんが祀られています。

民間信仰の素朴さが感じられる石仏さんです・・・

 

他には火袋が掘り込まれた庚申塔等も・・・・・

 

 

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桜井市 生田(おいだ)の地蔵石仏

2011年08月10日 | 石仏

 

生田集落内墓地入り口の覆堂内に在る地蔵石仏です。

 

桜井市生田

幅の広い 舟型光背を負って蓮華座に立っています。

 

光背同様、一寸ずんぐりむっくり(力強い?)の感が在りますが・・・

穏やかなお顔と衣文の表現は良い出来です。

 

このお地蔵さんの珍しい所は

錫杖に阿弥陀坐像を掘り出している・・・・・

と言う事ですが・・・

 

光線の加減でよく判りません・・・・・

 

覆堂内に六地蔵と共に・・・

 

 

 

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天理市 石上 花園寺の阿弥陀如来板碑

2011年08月09日 | 石仏

 

旧街道が通る石上町

街道沿い、花園寺境内に在る石造物の中で

一際目を引くのが、この阿弥陀如来板碑です。

 

天理市石上町

山門を潜って直ぐ目に付く所に立っています。

 

舟型板碑の頂部に、阿弥陀の種子キリークを刻んで居ます。

 

像脇と下面に

地獄道・修羅道・餓鬼道・人道・畜生道・天道の六道が彫られています。

 

良い石仏なのですが、後ろのブロック塀が何とも残念です。

 

境内覆堂内に在る六地蔵板碑

上面二段に三体づつ彫られています。

 

墓地に在る七体仏

 

 

 

 

 

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天理市 上入田 十三仏板碑残欠 他

2011年08月08日 | 石仏

 

上入田不動寺前の墓地に在る石造物の中に

十三仏の残欠と如意輪観音・馬頭観音の石仏が在ります。

 

天理市福住町上入田

昔は露天に在りましたが、現在は小堂内に

如意輪観音石仏と共に置かれています。

 

中央で折れ、尚且つ最上部の虚空蔵像の頭部と

右の二尊が欠損しています。

如何したらこんな割れ方するんでしょうか?

 

頂部が欠損していますが、当初は 舟型板碑であった様です。

 

風化と破損の二重苦を乗り越えて

今は堂内でひっそりと・・・・・

 

同じ堂内に在る如意輪観音石仏

月待講の造立と思われます。

 

此方は大和では数少ない馬頭観音石仏

舟型光背に三面六臂の像が彫られています。

 

庚申像もそうですが、こう言うあまり馴染みの無い

複雑な尊像を彫ると、どうも可笑しく成ってしまう様ですね・・・

 

 


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都祁村 針墓地の一石六地蔵

2011年08月06日 | 石仏

 

 針墓地に在る山型の一石六地蔵です。

奈良県史に載っていましたので、何度か探しましたが今まで判りませんでした。

 

 

山辺郡都祁村針

漸く出会う事が出来ました・・・

 

矢張り一石六地蔵さんは好いですね。

 

大和では、こうした山型の一石六地蔵は各地に見られます。

 

うん。・・・・・いい。

 

 

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奈良市 北椿尾 地蔵堂の石仏

2011年08月05日 | 石仏

 

 北椿尾出垣内集落にある覆堂内に、地蔵石仏と六字名号碑が在ります。

 

 

奈良市北椿尾町出垣内

 

等身大の丸彫り地蔵です。

第二室戸台風で堂ごと倒れて破損した様で、特に首から上の損傷が激しいです。

 

手前の地蔵半跏踏み下げ像は奈良県史には記載されていないものです。

 

お堂改修の折に何処からか持ってきた物でしょうか?

 

地蔵の光背上部には・・・

 

旧道の面影が残ります・・・・・

 

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