セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

Taco Fanatico NAKAMEGURO

2024年09月22日 | グルメ

中目黒にあるメキシコ料理のお店、Taco Fanatico NAKAMEGURO (タコ ファナティコ 中目黒) にお昼を食べに行きました。中目黒の駅からすぐ。目黒川沿いにある、カウンターのみの小さなお店です。

タコスのほか、メキシコ料理のアラカルトがたくさん、テキーラの種類も多いです。カウンターということもあり、お客さんの滞在時間はそれほど長くありませんが、次から次とひっきりなしにお客さんが入ってきます。

照明を落とした店内、陽気なメキシコ音楽がかかっていて、雰囲気がよく、メキシコ料理の大好きな私には大いに楽しめました。ちなみにTacoはタコス、Fanaticoはスペイン語で熱狂的信者という意味です。

お昼ですが、まずはカクテルで乾杯。左はエクストラミントモヒート(Extra Mint Mojito)、たっぷりとミントの葉が入っています。

私は右のハマイカテキーラ (Jamaica Tequila) をいただきました。メキシコでおなじみのハイビスカスとテキーラを使ったカクテルです。甘さがあって口当たりがいいですが、アルコール度数が高く、すぐに頭がくらくらしてきました。

タコスを2種類オーダーしましたが、どれも小さくてかわいいです。生地が黒っぽいのがユニークですが、こちらのお店のタコス用の自家製トルティーヤは、すべてグルテンフリーだそうです。

左はアルパストール (Al Pastor)。調べたら“羊飼い”という意味でした。チリ (メキシコ料理の香辛料) でマリネした豚肉と、パイナップルのタコスです。

右はチポトレビーフ (Chipotol Beef)。チポトレもメキシコ料理の香辛料ですが、牛肉の煮込みのタコスでした。どちらもおいしい。

大好きなケサディーヤ (Quesadillas)。2種類あって、私はハラペーニョチキンにしました。ケサディーヤはメキシコ版ホットサンドといったところでしょうか。2枚のトルティーヤの間にチーズと具をはさんで両面を焼いています。

フレンチフライが急に食べたくなって。メキシカンスパイスがまぶしてあります。

大きなスタンドミキサーで、タコス用のトルティーヤの生地をこねていました。年季が入っていてかっこいいマシンでしたが、あまりにガタガタと動くので、キッチン台から落ちるじゃないかと心配になりました。^^

チキンファフィータ (Chicken Fajita)、チキンのグリルです。サルサソースと、シラントロ (コリアンダーの葉) のソースが添えられています。チキンは香ばしくてとてもおいしかったです。

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食事の後は、目黒川沿いをぶらぶらお散歩。ロータス (Lotus Baguette) でパン、福砂屋の直売店でカステラ、ジラソーレ(GIRASOLE) でイタリア食材を買って帰りました。

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BLUE NOTE PLACE @恵比寿ガーデンプレイス

2024年09月21日 | グルメ

恵比寿ガーデンプレイスに2年前にオープンした BLUE NOTE PLACEにお昼を食べにいきました。ここは以前「ビア ステーション恵比寿」というビアホールがあったところです。

BLUE NOTEはニューヨークにあるジャズクラブで、日本では青山に支店がありますが、こちらのBLUE NOTE PLACEは、お食事がメインで、時々音楽ライブが開催されているようです。

ビア ステーションだった頃に何度か訪れたことがありますが、全体的に新しくリノベートされていて、シックで、エレガントな空間になっていました。

それでいて、窓側のサンルーム風の造りだったところが、半個室になっていたり、凝った木組みの床がそのまま生かされていたり、ところどころに昔の面影が残っていたのに、ほっと心が和みました。

夫はメインのお料理が選べるランチのコース、私は軽いものがよかったので、キューバンサンドウィッチをいただきました。

リースサラダ 野菜、フルーツ、ナッツ、穀物、雑魚…ホワイトバルサミコドレッシング。

いろいろなものが彩りよく並べられ、全体に混ぜながらいただきます。食感の違いが楽しめて、これはとてもおいしかった。

夫のコースについていたお料理ですが、私が気に入って、半分以上いただいてしまいました。

私がいただいた、USポーク キューバンサンドウィッチ。USポークのハムとライム風味のブルドポーク、チーズ、ピクルス、ビオマスタード。パイナップルが添えられています。

キューバンサンドウィッチと聞いて思い出すのは、ジョン・ファヴローが監督・脚本・製作・主役を務めた「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(Chef)。

映画に出てくるキューバンサンドウィッチがとにかくおいしそうで、映画を見た後、一時期とりつかれたように、キューバンサンドウィッチ風のホットサンドを作っていました。

コースについていた本日のスープは、冷たいかぼちゃのポタージュでした。ほかほかのパンも絶品。

メインのお料理は、WATONもち豚肩ロースのグリル。豚肉のグリルももちろんおいしかったのですが、付け合わせの野菜やソースが絶品でした。

つけあわせは、いちじく、きのこ、じゃがいものガレットなど、ほんのり秋を感じる組合せ。ソースはパプリカでした。

デザートは、桃のコンポート 杏仁ブランマンジェ 赤紫蘇のグラニテ。こちらは、まだまだ暑い今の時期にぴったりのさわやかさ。とってもおいしかったです。

アメリカ料理らしい華やかさと、日本らしい繊細さなお味。いいとこどりのおいしさでした。

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自由研究には向かない殺人(Netflixドラマ・全6話)

2024年09月16日 | 映画

Netflix配信のドラマシリーズ全6話。イギリスの田舎町を舞台に、優等生の女子高校生が、5年前に起こった殺人事件の真犯人を求めて奮闘するミステリーです。

自由研究には向かない殺人 (A Good Girl’s Guide to Murder) 2024

唐突ですが、少女探偵「ナンシー・ドルー」をご存知でしょうか。私は小学生の時に学校の図書室で偶然このシリーズに出会い、一時期夢中になって読んでいました。

当時衝撃だったのは、高校生のナンシーが車を運転していたことです。友人と車で犯人を追っている途中で、ガソリンがなくなったところ、ちょうど下り坂に差し掛かり、そのまま余力で追い続けるという描写がありました。

子どもなのに車を運転している!と当時はびっくりしたのですが、大人になってから、アメリカでは高校生が免許を取って車を運転するのは、ごく当たり前のことだと知ったのでした。

話はそれましたが、そんなことを懐かしく思い出し、イギリス発のこの少女探偵のドラマを見てみたくなりました。原作は、英国人作家ホリー・ジャクソンのベストセラー。日本でも「ミステリーが読みたい!」他いくつもの賞を受賞しています。

舞台はイギリスの美しい平和な田舎町。主人公のピップはケンブリッジ大学への進学を目指す優等生です。5年前に女子高生アンディが行方不明となり、アンディの恋人サルが殺人を自白して自殺、そのまま殺人犯として処理されてしまいました。

優しかったサルが殺人犯とはどうしても信じられないピップは、事件の真相を明らかにしようと立ち上がります。

「ナンシー・ドルー」ののどかな事件とは対照的に、現代を舞台にした本作は、ドラッグ、性、暴力、さまざまな闇が背後にあり、真相に近づくことは命の危険をともなうものでした。

同じ高校に通いながら、しかも全員が顔見知りといってよい小さな町で、ピップのようなまじめな生徒たちと、正反対の不良たちが、表面上は何の問題も衝突もなく共存していることの恐ろしさを覚えました。

そして多くのミステリーと同じように、もっともあり得ない人物が犯人だったのも衝撃でした。でも現実社会においても、もっとも恐ろしい悪魔は善人の仮面を被っているものなのかもしれませんね。

私はピップを取り巻く健全な世界を愛するので、真相を暴くために彼女が危険に足を踏み入れようとすることが心配で、はらはらしながら見守っていました。

ピップが自分の部屋の黒板に、事件の手がかりを次々とピンナップしているところが楽しかった。(まるで警察の捜査本部みたいに!)壁紙がウィリアム・モリスの Willow Bough というのもイギリスらしい。

ピップを演じるエマ・マイヤーズの清潔感が好ましかったです。「17歳の肖像」(An Education) の頃のキャリー・マリガンを思い出しました。これから注目したい俳優さんです。

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MORETHAN GRILL

2024年09月15日 | グルメ

ブログフレンドのまだ~むさんとごみつさんと、ランチをごいっしょしました。場所は、西新宿の新宿中央公園の横にある MORETHAN GRILL (モアザングリル)。今回もまだ~むさんが見つけて、予約してくださいました。

ミッドセンチュリー風のインテリアが、シックで洗練された雰囲気ながら、居心地がよく落ち着けました。大きな窓から自然光が優しく降り注ぎ、隣の新宿中央公園と、街路樹の緑が美しかったです。

私たちは前菜をシェアして、それぞれ好きなパスタかリゾットをいただきました。

宮崎産 都萬牛のカルパッチョ ベビールッコラと長谷川さんのマッシュルーム。牛肉のカルパッチョというのがめずらしい。私は初めていただいたかもしれません。ぎゅっとレモンをしぼって、サラダ感覚でおいしくいただきました。

牡蠣が大好きな私は、牡蠣とパンチェッタのリゾットをいただきました。見た目は地味ですが、塩気の効いたパンチェッタが、ふっくらとした大粒の牡蠣の旨みを引き出して、ふくよかなお味でした。

まだ~むさんが召し上がったのは、スモークサーモンのタリアテッレ。クリーミィでおいしそうでした。

ごみつさんの、秋刀魚とブラックオリーブのトマトソーススパゲティ。秋刀魚は、私は塩焼きよりも、パスタやオーブン焼きなどでいただく方が実は好きです。こちらもおいしそうでした。

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食後に、お二人はデザートを楽しまれましたが、私はハーブティのみいただきました。

まだ~むさんの、クレームダンジュ。柔らかいレアチーズケーキのようなふわっとしたスイーツです。上に刻んだメロンがのっているのが夏らしいさわやかさです。

チーズケーキとアップルパイが大好きというごみつさんは、迷わずバスクチーズケーキを選ばれました。表面の焼き色が均一で、さすがはプロだなーと目が釘付けになりました。

この後は、1階のMORETHAN BAKERY でお買い物して、飲み物をテイクアウトし、ソファでおしゃべりの続きを楽しみました。

THE KNOT TOKYO Shinjuku というデザイナーズホテルの中に、MORETHAN GRILL、MORETHAN BAKERY、そしてスペイン料理のMORETHAN TAPAS LOUNGE という3つのレストランが入っています。

まだ~むさんのお話によると、スペイン料理のお店には、お昼にタパス・バイキングがあってとても人気があるとか。

ホテルは外国からのお客様でにぎわっていましたが、最近こういうタイプのデザイナーズホテルを、東京でも京都でもよく見かけます。荷物を預かるスペースがたっぷりと取られていて、大きなスーツケースがたくさん並んでいたのが印象的でした。

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反田恭平さんと、ジャパン・ナショナルオーケストラ

2024年09月14日 | 舞台・音楽会

9月5日、招待券をいただいてピアニストの反田恭平さんが率いるジャパン・ナショナルオーケストラ (Japan National Orchestra、以下JNO) の2024サマーツアーに行ってまいりました。場所は初台の東京オペラシティ コンサートホールです。

反田恭平さんは、2021年のショパンコンクールで2位を受賞した日本を代表するピアニスト。この年のショパンコンクールは、角野隼人さん、小林愛実さんらが出場して大いに盛り上がり、私も毎日コンクールの模様をYouTubeでチェックしていました。

反田さんは同じ年、奈良県の企業の支援を得て、JNOというオーケストラの会社を創立しました。私たちは、家族が就職して奈良に住むようになってから、奈良には特別なご縁を感じているので、JNOの活動にも注目していました。

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さて、この日はマチネの公演だったので、仕事もお休みして準備万端で出かけました。オペラシティのル・パン・コティディアン (Le Pain Quotidien) でランチをいただいてから、コンサートホールへ。

オペラシティは5月にヒラリー・ハーンのコンサートに行ったばかりです。この時のブログに「マチネの時は自然光の中で音楽が楽しめるのでしょうか。」と書いていますが、意外にも、天井窓は銀色のクロスで覆われていました。

自然光が入ると楽器に影響があるのか、あるいは演奏者が気が散るのか、何か理由があるのかもしれません。

この日は、オール・ベートーヴェン・プログラムでした。

序曲「コリオラン」作品62
交響曲第2番 ニ長調 作品36
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」

ドラマティックなコリオランも、交響曲第2番も、比較的小編成のこのオーケストラにはぴったりの選曲で、キレのある演奏もすばらしかったですが、私が特に楽しみにしていたのはピアノ協奏曲「皇帝」です。

というのも、反田さんの指揮とピアノの演奏が同時に楽しめるからです。

「皇帝」の前の休憩時間にピアノが運び込まれました。通常コンサートでは、ピアノは横向きに置かれますが、今回は反田さんがピアノと指揮を同時に行うので、ピアノが観客に背を向けて置かれているのがユニークです。

ピアノを弾きながら、どうやって指揮をするのかと思いましたら、ピアノのソロパートはピアノを弾き、オーケストラだけのパートでは指揮を振り、ピアノとオーケストラが重なるパートでは、頭の振りや目の動きで指揮をしているようでした。

私は特に静謐で美しい第2楽章が大好きです。この曲を聴くとダルデンヌ兄弟の「少年と自転車」を思い出します。

映画『少年と自転車』予告編

細切れでわかりにくいですが、この予告映像で流れている曲です。(予告映像を見ただけで泣きそうになります…)映画ではエンドロールを通してこの第2楽章が流れています。

アンコールでは、弦楽トリオによるベートーヴェンの弦楽三重奏曲「セレナーデ」そして反田さんの「子犬のワルツ」心に残るコンサートでした。

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ビストロ レスカリエ & ラトリエ ドゥ スタンドバインミー

2024年09月08日 | グルメ

自由が丘のお気に入りフレンチレストランと、ベトナム料理カフェです。

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1軒目はフレンチレストランの「ビストロ レスカリエ」(Bistrot L'Escalier) こちらは以前自由通りにあったお店で、過去に記事にしています。

【過去記事】自由が丘 「Bistrot L'Escalier(ビストロ・レスカリエ)」(2009-03-30)

2018年にここから歩いて5分くらいのところに移転しましたが、黄色の壁や、サヴィニャックのポスターなど、ほとんど当時の雰囲気のまま。メニューも2009年とほとんど変わっていません。

でもオールタイムベストともいうべきお料理は、何度いただいても飽きることなくおいしい。きっと見えないところで進化しているのだと思いますし、シェフの自信作なのだと思います。

ちなみにレスカリエというのは階段のこと。以前は建物の2階にありましたが、現在のお店は通りに面した1階にあります。それでも階段を描いたお店のマークはそのままで、創業の思いを大切にしていらっしゃるのだろうな、と想像しました。

前菜と主菜をそれぞれ選ぶ、プレフィクスのランチコースをいただきました。

せっかくなのでワインをいただくことに。お料理をサーヴしてくださるスタッフがソムリエでもあり、テーブルワインの中から赤2種類、白2種類をご案内してくださいます。

パテ ド カンパーニュ メゾン。瑞々しいサラダとマスタードが添えてあります。問答無用のおいしさです。

鶏白レバーのムース。彩野菜たっぷりのサラダと、カリカリにトーストしたバゲットのスライスが添えられています。このバゲットに、レバーのムースをたっぷりのせていただくと至福のひと時です。

私は本日のお魚料理をいただきました。鯛とヒラメの2種類の白身のお魚を使った贅沢なグリルで、食感の違いが楽しめました。パプリカを使った美しいソースも絶品。

仔羊の煮込みは、クスクス、ハリッサ (北アフリカのピリ辛ペースト) が添えられていて、洗練されたモロッコ料理といった感じ。こういうお料理、大好きです。

おなかがいっぱいになったので食後は飲み物のみいただきました。ジンジャーレモンのハーブティが、優しく体を温めてくれました。

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もう1軒は、ビストロ・レスカリエと同じ通りにあるベトナム料理カフェの「ラトリエ ドゥ スタンドバインミー」(L'Atelier de Stand Banh Mi) 学芸大学にあるお気に入りのベトナム料理カフェ「スタンドバインミー」(Stand Banh Mi) の2号店です。

学芸大学にある1号店は、過去に3回記事にしています。

スタンドバインミー(Stand Banh Mi) (2020.05)
スタンドバインミー(Stand Banh Mi) (2020.07)
スタンドバインミー(Stand Banh Mi) (2020.08)

自由が丘の2号店は、テラスがあって、南国の樹木が植えられて、小さなお店ながら、ちょっぴりリゾート気分が味わえます。この日いただいたのは以下の2品。

汁なし混ぜ米麺「フーティウコウ」。自家製チャーシューに漬煮卵、空心菜のナムルなどがのっていて、ボリュームたっぷり。コクのあるたれがからみ、夏にぴったりのおいしさです。

私はバインミーをいただきました。ベトナム料理にそれほど詳しいわけではありませんが、私ここのバインミーが一番好きです。自家製のパンに自家製レバーパテ、自家製豚ハム、それからナマスと、香草などのハーブがたっぷり。

このお店のベトナム料理は、現地に忠実に…ではなく、どうしたらおいしくなるかを研究して作られていて、その探求心は留まるところを知りません。時々無性に食べたくなるお味です。

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ガガの新曲と、ヴェネツィア国際映画祭

2024年09月07日 | +映画のよもやま

大好きなレディ・ガガに関する(ちょっぴりミーハーな)話題です。

先月、レディ・ガガとブルーノ・マーズによるコラボレーションで、新曲「Die with a Smile」がリリースされました。ガガもブルーノも、どちらも大好きなアーティストなので、ティーザー広告を見た時から「何これ?!どういうこと?!」とわくわくしていました。

間もなくして発表された新曲は、ノスタルジックなテイストの甘い甘いバラード。

私はこの二人のことだから、きっとノリノリのエキサイティングな曲になるだろうと思っていたので、最初はちょっぴり拍子抜けしましたが、何度も聴いているうちに、しみじみといい曲だなぁと感じるようになりました。

Lady Gaga, Bruno Mars - Die With A Smile (Official Music Video)

ブルーノは「Silk Sonic」で70年代風のソウル・ミュージックを歌っているし、ガガも映画「アリー」(A Star Is Born) や先日のパリ五輪で古いシャンソンを歌っているので、二人がこういう歌を歌いたい!という気持ちが通じ合ったのだろうな、と思います。

おそろいのレトロなファッションや、ガガの盛り盛りのヘアスタイル、つけまつげバッチリのメイクもチャーミングです。

そしてもうひとつは、来月公開予定の「ジョーカー」の続編「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(Joker: Folie a Deux)。ガガは、ジョーカーのパートナー、ハーレイクインを演じています。

ただいま開催中のヴェネツィア国際映画祭でも、ガガがひときわ話題をさらっていますね。

Lady Gaga GOES GLAM at ‘Joker: Folie à Deux’ Venice Film Festival Premiere

レッドカーペットでのガガは、ディオールのドレスに、ティファニーのジュエリー。そしてガガ=ハーレイクインのイメージにぴったりの個性的な帽子は、フィリップ・トレイシーというデザイナーの作品。英国キャサリン妃の帽子でも知られる帽子デザイナーです。

ガガといっしょにレッドカーペットに登場したのは、婚約者のマイケル・ポランスキー氏。IT企業を経営する実業家の方だそうです。二人ともゴージャスでとてもお似合いですね。

こちらは記者会見の写真。ガガと、ジョーカーを演じるホアキン・フェニックスです。映画はミュージカルの要素もあるようで、今からとっても楽しみです!

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CARVAAN TOKYO @渋谷スクランブルスクエア

2024年09月02日 | グルメ

映画を見た後、用事のあった息子と合流して、渋谷スクランブルスクエアのCARVAAN TOKYO (カールヴァーン・トウキョウ) で夕食をいただきました。

以前訪れて気に入ったアラビア料理のお店ですが、中東料理の好きな息子と、機会があったら再訪したいと思っていました。

【過去記事】アラビア料理を楽しむ &青の洞窟 (2023-12-10)

レストラン街のある12階にちょっとした展望スペースがあります。渋谷スクランブルスクエアの屋上には SHIBUYA SKY という有料の展望台がありますが、12階の展望スペースからも眼下に渋谷のスクランブル交差点を見ることができます。

暮れなずむ渋谷の風景、なかなか絵になりますね。

さて、レストランではまずはクラフトビールで乾杯。こちらのお店では、中東風クラフトビールの種類が充実しています。

右はスペルト・ヴァイツェン。メソポタミアを源流とする古代小麦スペルトを使った柔らかい口当たりとバナナのようなフルーティな香りの小麦ビールです。

左はシーズナルビールの中から、パッション・ラガー。トロピカルな香りを持つモザイクホップと上品な苦味のテトナングホップにモルトの香味がパッションフルーツの味わいを引き立てる淡色のサマービールです。

私はクラフトビールではなく、手前のアラビアン・クラフト・コーラをいただきました。花蜜とデーツのやさしい甘さにオリジナルブレンドのスパイス香るクラフト・コーラです。上下二層を混ぜていただきます。

野菜好きの私は、ヴィーガンメニューの「茄子のカルヌヤルクと季節野菜のタジン」をいただきました。香味野菜とナッツ、杏で作る特製パティを茄子に詰めたトルコ料理カルヌヤルク。様々な食感の季節野菜を楽しむタジンです。

茄子の肉詰めのことを、カヌルヤヌクというのですね。特製パティはお豆に似ていると思いましたが、お肉を使わずとも風味豊かでボリュームがありました。

サ ーカシアン・チキン。サ ー カ シ ア からエ ジ プトへ 伝 わっ た 、香 ば し い 胡 桃 の ソー スとグリルした鶏肉のタジン。サーカシアは、現在のジョージア、アルメニアにあたる地方だそうです。

クルミの風味が濃厚なチキンのクリームシチューといった感じのお料理でした。

アラビアン・ラム・バーガー。仔羊肉をチョップしたジューシーなパティにフェタ&モントレージャック2種類のチーズとタルタル&ハリッサ2種類のソース、タブーリと野菜を特製のバンズに挟んだCARVAANのスペシャル・バーガー。

タブーリはパセリをたっぷり使った中東のサラダ。ハリッサは唐辛子とスパイスを使ったピリ辛のペーストで、最近はカルディなどでも手に入りますね。

シックな店内の中、お料理も飲み物もどれもおいしくて大満足でした。

お食事の後に、再び12階展望スペースでパチリ。夜の渋谷の風景です。

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フォールガイ

2024年09月01日 | 映画

ライアン・ゴズリングがスタントマンを演じるアクションコメディ映画です。


フォールガイ (The Fall Guy) 2024

コメディは苦手ですが、本作はライアン・ゴズリングというよりは、ヒロインのエミリー・ブラントを目当てに見に行きました。監督は自らもスタント出身という「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ。

キレのいいアクションにスピード感のある展開、コミカルな会話、ほんのりロマンス、ミステリーの要素もあって、夏にぴったりのエンターテイメントムービーでした。


冒頭からノリノリではじまるKISSの I Was Made for Lovin’ You、細いワイヤーにつながれたスタントマンのコルト (ライアン・ゴズリング) が高い崖の上から背中から飛び降りるシーンに一気に映画の世界に引き込まれました。

私が初めてワイヤーアクションを見たのは、キアヌ・リーヴスの「マトリックス」と記憶しています。その後に見たミシェル・ヨーの「グリーン・デスティニー」での人間離れしたアクションも印象的に覚えています。


高く飛び上がってキックしたり、かっこよくポーズを決めたり、当時はどうやって撮影しているんだろうと思っていましたが、本作を見て、その謎が解けたのがうれしかったです。

それにしてもあんなに細いワイヤーに命を預けるなんて信じられない! 本作ではライアンがスタントマン役を演じていますが、そのライアンのアクションもライアンのスタントダブルが演じているのですよね。

本作は、リーチ監督によるスタントマン賛歌であると受け止めました。映画ネタ(そのセリフは「ノッティングヒルの恋人」じゃなくて「プリティウーマン」だよ、とか)も次から次へとぽんぽん飛び出して楽しかった。


音楽はリーチ監督の好みか、全体的にハードロックが多めでしたが、懐かしかったのがエミリー・ブラントがフルコーラス歌う、フィル・コリンズの Against All Odds。映画「カリブの熱い夜」(Against All Odds) の主題歌ですが、映画公開当時大好きな歌でした。

というわけで、何かと大いに楽しめました。

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