奈良・十津川村旅行記の続きです。これまでの記事はこちら。
1.奈良・十津川村(2024・夏)谷瀬の吊り橋 ~ 十津川温泉
十津川温泉「湖泉閣吉乃家」さんでは、宿自慢の素朴な田舎会席料理をいただくのを楽しみにしていました。
かつては、海のない土地を旅しても海産物が提供されることが少なくなかったように思いますが、こちらの吉乃屋さんでは、川魚、山菜、きのこ、ジビエなど、奈良県の山の幸や川の幸をふんだんに使った心づくしの郷土料理を堪能することができました。
少し時間が経ってしまいましたが、思い出しながら書いていきます。
手前にある高菜の浅漬けに包まれたおにぎりは、吉野地方の郷土料理である「めはりずし」。吊り橋の売店で見かけて「何だろう?」と思っていたので、謎が解けてうれしくなりました。奥に見えるのは鹿肉のたたき、左にあるのは小芋のあんかけスープです。
ひと口蕎麦、わらびのおひたし、梅酒。
ヤマトポークの蒸籠蒸し。
ごまだれとポン酢でいただきます。
鰻の押しずし、野菜の天ぷら。
鮎の塩焼き。頭からしっぽまで丸ごといただけます。
そら豆といっしょに炊き上げたおこわ、お吸い物。
デザートはオレンジとライチ。どれもおいしくいただきました。
こちらは朝ごはんです。右上に見えるのは奈良の郷土料理である茶粥です。
鮎?の干物。川魚の干物は、初めていただきました。
とうもろこしを炊き込んだごはん。
床の間に飾られていた長い蔓が目を引きました。スタッフの方に「あれは藤ですか?」と尋ねたところ「そうです」とのお返事でした。さらに「ずいぶん長いですね!お庭の藤ですか?」と伺うと、お宿の二代目の方が山で見つけられたとのことでした。
野生の藤はこんな風に自由奔放に伸びるものなのですね。驚きました!