今回宿泊したのは下田東急ホテル。大浦湾を望む高台に建ち、美しい下田の海を一望するビーチリゾートです。
あまり考えずに予約したのですが、温泉や屋外プールのあるすてきなリゾートホテルだったので、こんなことならさっさとチェックインして、ホテルでゆっくりすごした方がよかったかしらと、ちょっぴり後悔しました。
お部屋でしばしくつろいだ後、プールからビーチの方へと散策してみました。
ホテルのプールは、夏の終わりをすごすファミリーでにぎわっていました。こういう雰囲気大好きです。プールの向こうに、深いエメラルドグリーンの海が見えました。
プールから階段を下りていくと、真っ赤な蟹が何匹もいて、人の気配を察するとささっと暗がりに隠れました。さらに下りるとビーチです。プライベートビーチではありませんが、外からやってくる人はほとんどいなくて、貸切り状態。湾になっているので波も静かでした。
ホテルのお庭から見る大浦湾です。陸のグリーンと海のブルーのコントラストが美しく、楽園とよぶのにふさわしい風景でした。
夕食は下田散策時に見つけたレストランを訪れるとなんと予約でいっぱい。結局、駅の近くの定食屋さんで金目鯛の煮つけをいただいたのですが、下田の海の幸が堪能できてこれはこれでよかったです。
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翌日は今回の旅の目的、南伊豆の石廊崎に近いヒリゾ浜というところでシュノーケリングを楽しみました。。
ヒリゾ浜は陸続きですが、海のすぐ後ろまで岸壁が迫っているため陸路では行けず、中木海岸というところから船に乗って行きます。水がきれいで透明度が高く、外洋とつながる岩場の地形ということもあって、めずらしい熱帯魚がたくさん泳いでいます。
知人にヒリゾ浜のことを教えていただいて、9月までシュノーケリングができるということなので、思い立って今回行くことにしました。ウェットスーツやフィンなど装備が必要なので、ツアーを申し込み、インストラクターの方に案内していただくことにしました。
中木海岸から小さな船に乗って5分。夏の間、船は中木海岸⇔ヒリゾ浜を何往復もしています。青い海、青い空、奇岩の風景が神秘的でわくわく胸が高鳴ります。
日本とは思えない秘境のような風景に、ディカプリオの「ザ・ビーチ」を思い出しました。
ヒリゾ浜の船着き場に着きました。水の透明度がすごいです。
ヒリゾ浜ではインストラクターの方のきめ細やかなご指導のもと、岩場から少し深い海へと泳ぎながら、シュノーケリングを楽しみました。私は沖縄のほか、海外でも何度かシュノーケリングを経験していますが、これほどたくさんの熱帯魚を見たのは初めてです。
青い魚、黄色い魚、縞々の魚、イサキなどの食べられる魚、キビナゴの大群など、まるで水族館の水槽にいるようなスペクタクルな風景でした。
この日は波が静かでしたが、夢中になって泳いでいるうちに、少々波酔いしてしまいました。2時間弱泳いでから中木海岸にもどって用意していただいたお弁当をいただき、午後もヒリゾ浜に渡って、のんびりシュノーケリングを楽しみました。
中木海岸からの風景。ほどよい疲れを感じながら帰途につきました。