私用で出かけた折に、目白の椿山荘でお蕎麦をいただきました。椿山荘はもとは山県有朋のお屋敷があった場所ですが、今は美しい広大な日本庭園をもつ宴会施設となっています。結婚式場のイメージが強いですが、誰でも自由に庭園を散策し、ホテルやレストランを利用することができます。
5月の終わり頃のことで、新緑がきれいでした。まだ今ほど暑くなく、散策が気持ちよかったです。
色づき始めたばかりの紫陽花が初々しい。
庭園を奥へ奥へと進み、小高い山を上る途中に、おそば処の無茶庵さんがあります。木立に囲まれ鄙びた風情があって、ここが都心の庭園の中だということを忘れてしまいそうです。ちょうどお昼時で数組待ちましたが、ほどなく坪庭が見渡せる窓側のお席に案内していただきました。
私は海老と野菜の天ぷらもりそばをいただきました。おいしいだけでなく、しっかりボリュームもあって、食べ応えがありました。散策のあとの冷たいお蕎麦に生き返りました。
こちらはなめこおろしそば。おつゆをかけていただきますが、薬味がいろいろのっていて、清涼感たっぷり。実は私はこちらの方が気に入りました。^^ どちらもシェアしておいしくいただきました。
食事のあとは、園内を散策しました。園内で最古の木として保存されている御神木。樹齢500年の椎の木です。堂々たる風格があって、圧倒されました。
園内の一番高いところにある三重塔。1925年に、広島県から移築されたそうです。
宴会場の前に広がる幽翠池。この日も何組か結婚式があったようで、この池を背景に新郎新婦が記念写真の撮影をしていました。
日本庭園と、チャペルとホテルの組み合わせが不思議と絵になります。