クリスマスはいかがおすごしでしたか?
私たちは美術館の招待券をいただいたので、土曜日に箱根に行ってきました。東名高速道路の途中で下りて、駅伝コースで知られる海沿いの国道1号を走ると、冬晴れの空の青さ、海の青さが清々しく、快適なドライヴとなりました。
箱根湯本の手前から旧東海道の山道を抜けて、最初に訪れたのは、芦ノ湖畔にある芦ノ湖テラス。エッセイスト、画家、軽井沢にワイナリーを経営する実業家と多才な活躍をされている玉村豊男さんが、2007年に箱根に開館したレストランとギャラリーの複合施設です。
施設内にあるイタリアンレストラン La Terrazza Ashinoko(ラ・テラッツァ 芦ノ湖)でお昼をいただくことにしました。
【過去記事】ヴィラデスト &東御ワイナリーめぐり (2020-12-12)
ヴィラデストカフェ (2020-12-14)
天井までガラス張りで冬の陽が燦々と差し込む店内は、サンルームのように明るく心地よい。店内には薪ストーヴが焚かれ、湖畔の別荘のようです。軽くてシンプルな北欧家具のテーブルと椅子は移動させやすく、室内が多目的に使えそうです
メニューはピッツァの種類が充実しているほか、前菜、パスタ、お肉料理などがありました。私たちはピッツァとパスタをシェアしていただくことにしました。
ピッツァは、プッタネスカ(トマトソース、ミニトマト、モッツァレラ、グラナ、バジリコ、黒オリーブ、ケイパー、イタリアンパセリ、オリーブオイル) 娼婦風と呼ばれるお料理で、私はよくパスタで作ります。
家にある材料だけでできるからこの名がついたという説があるようですが、適当に作っても絶対おいしくできる黄金の組合せです。フレッシュトマトが入り、瑞々しい仕上がりでした。
パスタは、いろいろキノコと燻製ベーコンのフェットチーネ。数種のきのことベーコンがクリームソースで和えてあります。
きのこはセミドライにしたものを使っているのかな?と思いました。 香り高いきのことベーコン。こくのあるクリームソースが平たいフェットチーネと具材によくからみ、冬にぴったりのおいしさでした。
食後にコーヒー(私はカプチーノ)をいただきました。コーヒーがエスプレッソ?というくらいコクがあり、しっかり泡立てたミルクとのコンビネーションが抜群。おいしくいただきました。
この後は、玉村さんのギャラリーとショップをのぞいてお買い物をしてから、すぐ目の前の芦ノ湖畔に出てみました。
寒い中、カラフルなスワンボートをこぎ出している人も。遠くに目をやれば、海賊船が桟橋に近づいてくるのが見えます。この日は息が凍るほどの寒さでしたが、それを感じさせない穏やかな冬の風景でした。
芦ノ湖テラスをあとにして、御殿場方面に向かいました。芦ノ湖に沿って高台の道を走ると、木立の間から時々雪を冠った富士山の姿が見えました。
途中で通りかかった仙石原では、ススキのの穂がすっかり抜け落ちていました。冬のすすき野を見るのは初めてかもしれません。これはこれでみごとでした。
【過去記事】箱根 仙石原のすすき (2017-10-08)
次に向かったのは、箱根ガラスの森美術館です。今回初めて知ったのですが、この美術館は料亭のうかいさんが経営されているのですね。館内にもうかいさんのレストラン・カフェが入っています。
1996年にできた当初は少々成金趣味のように感じて敬遠していたのですが、今回初めて入ったところ、コレクション、ホスピタリティともにすばらしい美術館でした。
エントランスにはガラスを使ったクリスマスディスプレイ。
みごとな生花のアレンジメント。クリスマスにもお正月にもいいですね。
館内のあちらこちらに飾られていたすりガラスを使ったぶどうの灯り。
高低差のある地形を生かした庭園に、ガラスを使ったさまざまなオブジェが展示されています。大涌谷を借景としているのも箱根ならでは壮観でした。
次は館内のコレクションをご紹介いたします。