駒込にある「旧古河庭園」に秋バラを見に行ってきました。
旧古河庭園は、もとは古河財閥の古河虎之助男爵の邸宅で、ジョサイア・コンドルが設計した洋館、テラス式の洋風庭園(バラ園)、さらに階段を下りていくとがらりと趣が変わって、小川治兵衛が作庭した日本庭園が広がっています。
記録をたどると前回訪れたのは12年前で、洋館の見学が目的でした。
大正時代の洋館「旧古河邸」(2009-07-31)
今回は洋風庭園の見事な秋バラを鑑賞するために訪れました。事前にネットで予約するのを忘れましたが、たまたま空きがあり、その場で入ることができました。
春バラほど花数はありませんが、大輪のバラが多く、重厚な華やかさがありました。マスクの上からも甘やかな香りを感じることができました。
ゴールデン・メダイヨン(Golden Medaillon) というドイツのバラ。金色に波打つ優美な花びらが美しく、オリンピック・イヤーの今年にぴったりのバラです。
ダブル・ディライト(Double Delight) というアメリカのバラ。花が開くにつれて、縁から花びらが赤く染まっていくそうです。
故ダイアナ妃に捧げられたバラが2種類ありました。もうすぐイギリスで公開される、クリステン・スチュワートがダイアナ妃を演じる映画「スペンサー」が楽しみな私には、とってもタイムリーでした♪
エレガント・レディ(ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ)というバラ。ピンクからクリームへのグラデーションが美しい。
プリンセス・オブ・ウェールズ(Princess of Wales) というバラ。白色がほんのりピンクがかっていて、清楚な美しさです。
アプリコット色の愛らしいバラ。
ヘルムット・シュミット(Helmut Schmidt) 作出当時の西ドイツの首相の名前がつけられたドイツのバラ。
リオ・サンバ(Rio Samba) というドレスのような華やかなバラ。花びらの色が次々と変わっていくそうです。
今回私が一番気に入ったのは、琴音という名前の日本のバラ。オレンジシャーベットのような優しく繊細な色にうっとりしました。
日本庭園は、ほんのり紅葉がはじまっていました。