間が空いてしまいましたが、横浜元町の洋食屋さんの続きです。このあとは、何十年かぶりに港の見える丘公園を訪れましたが、しばらく見ない間にすっかり美しく変わっていて驚きました。@@
元町から、かつてのフランス領事館の跡が残るフランス山を上ると、新緑の木立の間から、白い貴婦人のようなマリンタワーが見えました。さらに上ると視界が開け、展望台に出ます。
展望台からは横浜港全体が見渡せますが、山下公園や大さん橋などのいわゆる横浜港らしい風景ではないので、私が子どもの頃はよく、”港の見えない”港の見える丘公園と揶揄されていました。^^ でも今は、横浜ベイブリッジがちょうど目の前に見えて、横浜港らしい風景になりましたね。夜景もきっときれいでしょうね。
展望台には華やかな花壇があって、ガーデンベアというキャラクターがお出迎え。さらにその先、沈床花壇からイギリス館にわたって、広大なフラワーガーデンとなっていて驚きました。園内の案内を見ると、2016年にリニューアルされたそうです。
沈床花壇は「香りの庭」として整備されていました。噴水を中心に、ダマスク、フルーツ、ティー、ミルラという4つのエリアに分かれていて、それぞれのテーマに合わせた香りのバラが集められているそうです。
バラの季節にはやや早く、まだ花数は少なかったですが、ノースポールやビオラなど、足元を飾る花壇の花々がきれいでした。
4つのエリアには、バラのアーチが設けられていて、花が咲く時期には、バラの香りが降り注ぐ中を散策できるようになっています。また、バラの時期以外にも100種類以上の香りのある植物が植えられていて、季節ごとにいろいろな植物の香りが楽しめます。
香りの庭からイギリス館の方に移動すると、かつてのバラ園が「イングリッシュローズの庭」として、より美しく整備されていました。
ハーブや野草を取り合わせた、優しい彩りに心がやすらぎます。
イギリス館は、かつてイギリス総領事公邸だったところで、内部が公開されているほか、コンサートや集会などにも利用されています。
野ばらを思わせる素朴なバラが、とても愛らしかったです。