8月12日と8月26日のNHKニュース7で「子どもの自殺」を防止する
横浜市の取り組みと大津市の取り組みが紹介されていました。
なぜなら、子どもの自殺は、夏休み明けとその前後が最多だから…です。
今日はもう8月30日。
明日からの3日間が、危ない時期と言えます。
この画像でマイクを握っているのは、自死で娘を亡くした…
というお母さん。
学校でも、子どもたち向けの講演をされているそうです。
下のグラフを見るとわかりますが、18歳以下の自殺者数は、
夏休み明けの9月1日が一番多いのです。
次いで、8月31日、9月2日と続き、春休み明けやGW明けも多い
状況となっています。
このことは、学校に行くのが耐えられない、学校で何らかのいじめ
に遭っている、ということが考えられます。
そのような悲しい状況がなくなるように、周囲の大人が気づく目を
持って欲しいと思います。
2011年10月11日に「大津市中2いじめ自殺事件」があった大津市
では、公立小中学校の全児童生徒に往復はがきを出し、返信を見て、
変わった様子がないかをチェックしているそうです。
子どもの自殺を防ぐため、特に夏休み明けの前後、何か変化がないか?
など、生活の様子をしっかりチェックしてあげてください。
また、悩みがあったら、以下の相談の無料電話を活用してほしいと
思います。
「24時間子供SOSダイヤル」0120-0-78310
休日含む、24時間対応(子ども、保護者)
「チャイルドライン」0120-99-7777
月曜〜土曜、16時〜21時(子ども専用)
横浜市の取り組みで訴えていたのは、19年前に長女を自死で亡くした
小森美登里さん。
子どもたちが休み明けに、学校で、会いたい友達に会えるように、
やりたい部活に出られるように、「いじめ行為をなくすこと」と、
語っていました。
自死で命を絶った子どもたちの写真が飾られていたのを見て、心が
痛みました…。
親御さんの気持ちになったら、どれほど無念で悲しいことでしょう…。
私も、短い期間とはいえ、中学校の現場にいたことがあります。
実際、クラスで、学年で、陰湿ないじめがありました。
気づいたら、即、対応しないと、いじめはどんどんエスカレートして
いきます。
なぜなら、いじめている子どもたちは「先生は気づいているのに見逃し
てくれている。こいつはいじめてもいいんだ」と自己を正当化するから、
です。
「いじめは絶対に許さない」という強いメッセージを児童・生徒たちに
日常から発信していくことと、小さないじめも見逃さないこと、が大切
だと思います。
いじめを根絶するために、いじめている側の子どものカウンセリングも
必要だと思います。
学校の先生方は、あれもこれもやらなければならないことがたくさんあ
って、本当に大変だと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
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