2月5日の「NHKニュース７」で、新型コロナの
抗体について、やっていました。
そこでは、日本感染症学会理事長で、東邦大学
教授の舘田一博先生が、以下のようにまとめて
いました。
日本の状況は、「適切に感染者を見つけ出す
ことができているのではないか」と評価され
ています。
世田谷区のように「社会的検査」を行なって
いる自治体はほとんどない（中途半端であり
税金・医療資源・人的労力の無駄遣いという
ことがわかっているからでしょう）にもかか
わらず、「適切に感染者を見つけることがで
きている」とすれば、保坂区長が広げようと
している「社会的検査」は不要であることが
はっきりしたのではないかと思いました。
「検査をすれば安心」という根拠のない感情
論ではなく、きちんとしたデータに基づいて
分析・評価し、対策を打ち出していく、とい
うことが大事ですね。
もちろん、症状がある人にたいする必要な検
査はすぐに対応できる体制を整えておかなけ
ればなりませんし、陽性と出て、入院が必要
とされた方々が救急車でたらい回しとならな
いように、入院施設の確保もしておかなけれ
ばなりません。
世田谷区がある介護施設で行なった「社会的
検査」では、15名の陽性者が発見されました
が、全員、無症状。
そのうち2名が利用者で、高齢のため無症状
でも入院措置をとったそうです。
入院している間も無症状で、特に心配な状態
ではなく（ただ病床を埋めていただけで）、
退院したと聞いています。
それっておかしくないですか？
症状が出ていて入院が必要な方が病床の空き
がなくて救急車の中で息を引き取ったという
事例があるというのに、無症状の人の中から
陽性者を見つけだして、病院のベッドを占め
てしまう…。
やはり、何かおかしい。何か違う、と思いま
す。
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