3月2日にOAされた作品の録画視聴です
東映チャンネルで現在連続OAされてる「警視庁物語」シリーズの第十八弾になります。
2011年に東映チャンネルで「警視庁物語」シリーズが連続OAされたときにはこの「謎の赤電話」は原版不良との事で、OAされていませんでした。
今回発売されたDVD−BOXの販売でもこの作品はパッケージ化されておらず
第一巻の「顔のない女」の方は未だに理由が掴めて居ませんが、第二巻での未収録にはこの「謎の赤電話」は原盤不明で唯一のプリントには不良箇所があるとのことだったんですが
今回の東映チャンネル連続OAでようやく完全に不良箇所の修復はできては居ませんでしたが、見苦しいほどもなくちゃんと見られる状態で尺も65分きっかりOAされました。
革新的な修復技術でこの「警視庁物語 謎の赤電話」の完全版画像見られたことは実に「警視庁物語」ファンとしては感謝感激雨霰ですな
今作は誘拐事件のお話
再び東映本体のロゴに戻って次回作「警視庁物語 19号埋立地」との二本撮りだったようですね
前作の日本縦断ロケ「警視庁物語 12人の刑事」では過去作に刑事として出演されてた方々が再び各県警とかの刑事で復活出演されて居ましたが
その一人である南廣さんが掏摸専従刑事から捜一に転勤してきた刑事として再出演されてるんですね
今後また最終話までレギュラー刑事ですけども・・・
開巻は捜一が少女誘拐事件の捜査に失敗し、被疑者を取り逃した末に少女が殺されてしまうという失態を報道するTVニュース映像から始まります
その失態から立ち直れずいるとこに再び誘拐事件が起き
警察の失態から被害者夫婦は警察に届けることをしないのに
被害者の姉が渋谷署に被害届けを出して
隠密裡に主任自ら被害者宅に赴き、子が死んじゃうから届けないと頑なな被害者の母風見章子と伊沢一郎の夫婦を説き伏せることで
なんといつもは座って電話番してる神田隆主任が表に出て
犯人を追い詰めていくんですね
いや渋谷警察の正面玄関は写すし、で渋谷、銀座、新橋、そして犯人を追跡するために丸の内線の車内から新宿歌舞伎町まで街頭でのゲリラロケしていた作品でしたねぇ
銀座の喫茶店では、なんとホステスさんが店内でツイスト踊りながらの接客でしたねぇ
こんな喫茶店ってあったんですね
今作の目玉はなんと言っても、この当時の電話発信先の逆探知方法でしょうか
いや電話局員総出でまずは局番の最初の一桁から追っていく様はすごい
まさに人海戦術、こんなことをせねばならない時代だったんですね。
そしてなんと盗聴防止法に則って被害者からも許可をとるんですね
この時代東京の局番は3桁だったんですね
そして今作の犯人は千葉真一さんと同期の亀石征一郎さん
共犯の掏摸である岡部正純が捜査本部に連れてこられたシーンが不調箇所だったようですね
ここで犯人が判明する重要なシーンですからここが見られないってなるとやっぱ
お話が・・・
ってことで今回の技術さんの努力には感謝しかないですね
ってことで今回の技術さんの努力には感謝しかないですね
フィルムセンターにも上納してなかったのかなぁ
1962年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本、島津昇一監督作品
出演:神田隆 、堀雄二、花沢徳衛、南廣、山本麟一、須藤健、大木史朗 、亀石征一郎、岡部正純、杉義一 、藤里まゆみ 、伊沢一郎、風見章子、水上竜子
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