東映や日活の戦後初期時代のシスタームービーである「警視庁物語」やここのブログでも全作上げている日活の「機動捜査班」シリーズとか
東映刑事ドラマの金字塔「特別機動捜査隊」などのシリーズ作品をソフト化してきてるベストフィールドという会社から
この5月10日にリリースされた「まぼろし怪盗団」を購入してきました

ここにあるように東映系作品の上映劇場での番線シスタームービーとして三部作で作られた作品だったようですね、したがってなんとこの第一部は51分の尺しかない
そして製作側は三本撮りって言う一石二鳥でも三鳥でもある作品となっていたようですね
1955年製作ですからモノクロスタンダード作品
元警視庁刑事の私立探偵佐山英夫に波島進、宝石強盗団”魔王の密使“の首領に南原伸二(現、南原宏治)で監督には任侠路線を支えていた職人監督小沢茂弘さんが
そして脇の警察関係者には、ある意味ほとんど「警視庁物語」で刑事役として出演されてる方々ばっか
ってのことで東映東京撮影所作品な訳ね
で、この作品ヒーローものではありませんから、波島進さん演じる探偵佐山英夫は極々普通の探偵さん
犯人に騙されてみすみす宝石は盗まれるは、追跡していけば逆に南原伸二演じる“魔王の密使"に簡単につかまってなんと命が風前の灯って言ったクリフハンガーで第一部は終わるものの
やっぱ“○○仮面”みたいなヒーローものではないと見ててお子様作品ではあるものの
どこか締まらない作品って言った感じですが
こう言った作品になると生き生きと楽しそうに演じるヒーローものに悪党衣装に仮面をつけた南原伸二さんにどうしても軍配が上がってしまうのは仕方ないのかなぁ
1955年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘監督作品
出演:波島進、南原伸二(南原宏治)、三笠博子、中原ひとみ、山手弘、永田靖、桧有子、尾津豊子、山口勇、神田隆、佐原広二、南川直、小島洋々、原国雄、藤里まゆみ、月丘千秋、、中野かほる、杉義一、佐山二三子、牧野狂介、高田博