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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

喪服の女 崩れる

2023-05-29 20:08:43 | ピンク映画
そういえば、そうなんでした今月の日本映画専門チャンネルの企画プログラムである“おとなの桃色シネマ白書”の今月分
このブログで消化していませんでしたねぇ
見るものっていうか1日二本の片方の邦画作品が今月結構豊富でして
エロチック作品に頼る部分が少なくなってきてたからか
まぁ今月が終わらないうちに消化しておかないと6月分が押してきてしまうようですから・・・
 
ってことで今月の“桃色シネマ”として最初の一本は
ロマンポルノで監督デビューしたら日活がロマンポルノ製作から撤退して
その活路をピンク映画界に求めた後藤大輔監督のこれまたピンク映画デビュー第一作
佐々木麻由子さん主演でお相手の男優さんは最近では任侠ドラマでお馴染みの木村圭作さん
一応ピンク映画の不文律である3人の女優さんを脱がすって言うお約束から何から守っていない作品ではあるものの
 
後藤監督の力量がこっちにモロに伝わってくる作品
そうなんですよね画面から伝わってくるのはエロさではなく夏の印刷工場内の暑さと蒸せるような肉体の汗、そんな中で発情する人間の性的な業って言うようなモノがモロに伝わってくる
だからモノ言わぬまま木村圭作が主人である佐々木麻由子を工場中を追い詰め
レイプしてしまうって言うことに納得が言っちゃうわけで
 
そこに至る前に佐々木麻由子の夫の脊髄やられて性的不能って言う状況が生かされているのと
まだまだお若い木村圭作さんのギラついた眼差しがしっかりと描かれているからでしょうね
佐々木麻由子さんは木村圭作が来る前までは旦那の主治医の女医さんとレズで性的な満足を得ていたこともしっかりとこっちに伝わって実に無駄のないプロットで作られていた作品
 
ピンクにしては義母の骨拾いから始まって
旦那の骨拾いで終わるって言う計算された作劇もありふれた映画表現ではあるものの
実にピンクっていうよりは一般映画って言う形で今では通用すると思える作品
ピンクとしては早すぎる映画作家だったと思える後藤大輔さんの作品でした。
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2001年製作、日本ピンク映画、セメントマッチ作品、新東宝映画配給
後藤大輔脚本・監督作品
出演:佐々木麻由子、山咲小春、木村圭作、松木良方、水原香菜恵、新納敏正、かわさきひろゆき、森久美子、螢雪次朗、河村栞、神戸顕一
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オオカミ狩り

2023-05-29 05:05:59 | 韓国映画
もう見ておかないとねぇ、5月も後二日で終わってしまいますからねぇ
っていうことで、なんとGWに買ってきてた、韓国映画の三本目のBlu-rayは米盤の韓国映画のこの作品
実は丁度GWには劇場公開されてた作品で、映画の情報入れない私でもなんとなく
海上輸送される犯罪者とそれを護送する警察官たちとの船の中での殺し合い映画だって言うことくらいの情報は入ってきてますから
モノを見た途端に購入していましたけどね、なんでこんな面白い作品を今まで見ておかなかったんだろうって、見終わってこのブログ書いてて思ってますよ。

 
犯罪人が多いから足の遅い海上輸送なんだって思っていたら、一応なんとか説明があって、
飛行機で護送された犯罪犯を狙った自爆テロを受けて、政府は貨物船での犯罪者の護送に踏み切ったようですが、足が遅いから自爆テロ以上に恐ろしい結果を迎えてしまったわけじゃないですか
さらに護送される凶悪犯の配下が船員として乗り込んんでいるしでこっちの方が尚更始末が悪かったものの、護る方はベテラン刑事たちの同船と遠隔監視の対応をしたものの、遠隔操作本部を謎の政府系組織が指揮権を把握する
もうここからしておかしな雰囲気が仕組まれたってことになる
ここいら韓国映画のプロットの組み方が実に巧みだよね
 
さらに船内で放たれた犯罪者と警官たちとの攻防戦の血みどろバイオレンス映画だって思っていたら
なんとちょっと日本人には耳の痛いようなモンスター怪人まで出てきちゃって
いつのまにか犯罪者VS警察官VSモンスターって言う三つ巴の攻防戦に変貌しちゃうなんて聞いてないよー
まぁ謎の政府機関が出てきた時になんとなく気付いてはいましたけどねぇ
そう言うことで三つ巴の攻防戦がある意味仕組まれていたって言うとこがミソでしたか
って言う事でなんと二時間の尺に収まらない作品という事で続編ありきで終わるのね
 
って言うことでかなり血みどろに慣れてないとある意味耐えられない作品になっているけど、私が韓国映画に求めてるようなエグさは全くないし
血糊の量は多いけど殺し合いの映画ならこれくらいは普通でしょう
まぁ楽しく見てられる作品で韓国映画がいかにエンターテインメントとしてこう言った作品に予算をつぎ込められるかを見せつけられた作品
日本でこのような作品作ったら完全に低予算で製作せねばならないでしょうね
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ホンソン脚本・監督作品
出演:ソ・イングク、チャン・ドンユン、ソン・ドンイル、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソク、チャン・ヨンナム、チェ・グィファ、ソン・ジョンハク、ホン・ジユン
コメント (2)
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