積極的に日本映画を見て行こうって言う企画で視聴しようとしていた作品
映画の情報を全く入れないからねぇレンタルでいいやって
そう個人的に私は山田裕貴のファンであります。「ガチバン」は見てませんがそこからヤクザ組織の頂点にまで上り詰めた安藤が闇金業者としての生き様を描いた「闇金ドッグス 」のシリーズを見てるうちにファンになっておりまして
その山田裕貴と未だ「雨に叫べば」と「極主夫道 ザ・ムービー 」の二本しか映画を見てはいません松本まりかさんの映画ってことで一応レンタル店で手に取ったらなんと監督が城定秀夫さんだって知った途端セルが発売されるまで待って購入した作品・・・
だってねぇ城定監督ならコレクトしておかねばねぇ
ってことでようやく視聴できたわけで
城定監督にしてはR -15の指定受けてるんですが濡れ場ではっていうかおっぱいも出てこない作品
まぁ松本まりかさんですから無理はないとは思うのですが、彼女の股間に山田裕貴が顔を埋めるシーンが指定なんでしょうね
そこは城定監督も譲れなかった線だったのかな
まぁ山田裕貴自体実に焼き餅焼きというか束縛感の強い男を演じており
一応同棲してる女が家計の助けにとスーパーでパートしてて店長からカーテン貰ってきたら怒り心頭になったりで
結局破局っていうかほかの男に走られてしまって、その女を題材に小説書いていたりするとこに
子持ちの松本まりかが離婚して母屋に一緒に住むことになって
男は前の女に未練たらたら小説に
松本まりかは子供が寝た後に心ではないのか体なのか寂しさを埋める為に夜な夜な男漁りに出掛ける始末
そんな女とこの男の普通に親しい関係がおいおい回想形式で語られていく訳でして
実は松本まりかは山田裕貴の先輩の奥さんだった
離婚の原因は先輩に新しい女ができて一方的に離別を宣告される
なんと先輩の新しい女っていうのがこれまた山田裕貴の彼女でして、彼の異常な束縛感が嫌で相談してる間に出来ちゃったっていうことなのか
したがってそんな過去に傷を持ち一つ屋根の下で暮らす男と女が結ばれるのもある意味必然なのかもしれませんが
お互いに今まで一歩を踏み出せない二人を結びつけたのはこの松本まりかが連れてきた子供でもあるような
傷を舐め合うでもなくただ何となく今の自分から抜け出したい男女が
お互いを束縛することではなく
ただなんとなく一歩前進を図った映画だったようですね
先に松本まりかさんの濡れ場って書きましたが城定監督らしからぬエロさもなんも感じられないシーンでしたが
ただこの作品を通して松本まりかさんってこんな色っぽい役者さんだったのかって思わされたのは定監督の演出の妙だったのかな
一応佐藤泰志の原作ありきな作品を、城定監督の盟友高田亮が脚本を書いて城定秀夫が監督した作品だったのね
個人的には城定作品としてはエロさがもの足りないと思いつつも
この傷ついた男女が再生の一歩を踏み出すには程よい距離感って言う必要なんだなぁって
変に納得させられた作品でしたねぇ
後いつもの城定組を結成してる関係からか助監督に俳優の可児正光クンがクレジットされていたなぁ
2022年製作、日本映画、
佐藤泰志原作、高田亮脚本、城定秀夫監督作品
出演:山田裕貴、松本まりか、森優理斗、中村ゆりか、カトウシンスケ、藤田朋子、宇野祥平、吉田浩太、縄田かのん、加治将樹