MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

黒の切り札

2023-12-01 20:08:30 | 邦画
もう今日唐師走
そういえばこいつっていうか大映の“黒シリーズ”一挙放送を衛星劇場で取って置いたのがまだ終わってなかかった
今月中に終わらせないとねぇ
改めていうと製作順ではなくて主演役者に合わせて製作順に記事にしてきましたが
なんとこの作品では田宮二郎さんと宇津井健さんとの競演作品となっておりましたねぇ
黒シリーズ第十弾となります。
オリジナル脚本に東映「警視庁物語」シリーズの産みのと親である長谷川公之さんに大映・日活・東映・松竹とフランチャイズを持たない監督井上梅次が参戦してきて
ある意味黒シリーズの高度経済成長時代の日本の黒い闇を切るって言うのにかなりふさわしい作品になっていて
アクション映画としてもクライマックスでの緊張感はそれなりにっていうか大映映画とは思えない手に汗握るスリルとサスペンスで描かれた復讐譚でしたねぇ

ナイトクラブのお姉ちゃんとして万里昌代さん、田宮と宇津井健との間で心が揺れるヒロインとして藤由紀子さんが
ここいらのロマンスの駆け引きと法で裁けない悪をどう裁くかって言うような裏テーマ
その裏テーマとして財界を牛耳るフィクサーと反社とのつながりによって会社を潰され親が死んだり病院送りにされた男どもと反社の勢力争いで潰された組員って言う三人の同じ目的を持つ三人の男たちの友情というか男同士の結びつきという仲間意識という見どころ満載の映画としてもよくできてる作品だったかな

そんな三人に山下洵一郎、待田京に田宮二郎が・・・
そして検事に宇津井健
敵役の経済界のフィクサーに内田朝雄、反社の組長には北城寿太郎と悪役にも不足がないキャスティングとしての勧善懲悪なストーリーを作らせたら長谷川公之さんですからねぇ
ちょっと大映のカラーからは想像のできない作品ティストとなっていた。
ちゃんとビッグボスをカタしていたのもすごいですよねああ言った形で・・・
にしても二人乗りのヘリに5人も煮るなんて・・・
そんな細かいことも有無を言わせない井上演出
 
1964年製作、日本映画、大映作品
長谷川公之脚本、井上梅次監督作品
出演:田宮二郎、宇津井健、藤由紀子、万里昌代、山下洵一郎、待田京介、北原義郎、内田朝雄、北城寿太郎、守田学哉、村上不二夫、中条静夫、春本冨士夫
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バッド・アンド・クレイジー

2023-12-01 05:05:02 | 海外ドラマ
レンタルの映画が不足気味に頼るのは海ドラマってことで、こちらも何気に見た韓国のTVドラマいわゆる韓流と言われるドロドロな展開にハマってしまった「黄金の仮面〜復讐のシンデレラ〜」という作品を先月見てから
韓流ドラマにちょっと道筋が見えた気がしたので
一応こう言った作品を探そうかってなると何せ韓流ドラマに関してはど素人ですし、GEOさんにあるたくさんの韓流ドラマのほとんどがGEOさん限定だったりで
過去に数本韓流の刑事ドラマを見ていたので限定でない
この作品を選んでみました
 
ったらそこは流石韓国の作品、特に主人公の刑事であるリュ・スヨルは出世のとためならなんでもそう悪事だろうが、権力者に対してはおもねるのみで捜査はしないっていうだけでなく見事に隠蔽までして見せて
今や警部にまで出世し、目前に警視の椅子が見えてきてる若手刑事だが高校出でかなりのスピード出世街道を直走ってる
そんな彼が直面したのは親が殺されて一人になった少女を助けようと奔走する交番勤務のオ・ギョンテ巡査
捜査したト・インボム刑事に食いついたために瀕死の重傷を負わされる
リュ・スヨルはト・インボム刑事が従兄弟である国会議員の意を汲んだ捜査隠蔽であることを知っていたんですが
 
そんなリュ・スヨルの前に突然現れたフルフェイスのバイク男K
彼にボコボコにされたりで目を覚まさせられて国会議員何するものぞと逮捕してしまうことで目の前の警視の座が消えていく・・・
まぁKっていうのは正義感の塊で実はリュ・スヨルの二重人格のもう一人が彼だけに見える形で現れたものである意味二人一役って言ういう寸法の作品
つまりスヨルが“バッド”でKが“クレイジー”ってことなのね
 
そんな人には見えないKと掛け合い殴り合いを全編で繰り返ししつつ管内に蔓延る中国からの純度の高い麻薬を追うことになるものの
強力班であるリュ・スヨルは何かと麻薬班とぶつかることに
更に麻薬班の班長はベテランだし潜入捜査していた先輩刑事の仇を打ちたいとリュ・スヨルの元恋人である女刑事は班長を信頼尊敬しており何かとつっかかるし
巡査ギョンテも意識を取り戻し強力班に加入してきた
Kとの関係もそのまま麻薬組織を追うものの
この女ボスがかなり凶悪で強烈な個性を発揮して最後まで突っ走るものの
一応麻薬班は黒幕を追い詰めていくがなんとその黒幕は・・・
 
意外な黒幕のお陰で麻薬班自体が解体され強力班に元恋人の女刑事まで配属され
後半はなんと貰いっ子であったスヨルの過去が絡んでの精神科医とスヨルとの対決
更にどうしてKが現れるのかと言ったことごとくが解明されていく寸法でして
一応三つのお話が構成されており
韓国作品らしい黒幕とか無気味な悪党とかそれなりに見せてくれてる作品
全12話、839分を二日で完走させてもらいました。
 
韓流のドロドロドラマも面白かったけど、映画同様刑事ドラマには一癖も二癖もアクセントをつけてくるのでこれまた面白く見られるんですね
ということで、現在CSの衛星劇場では12月中旬までOA中なのね
 
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