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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ブルーピリオド

2024-12-29 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画での視聴です
が、これも漫画が原作でさらにアニメ化されてからの実写化作品と最近の邦画の典型的な足跡を踏んできてる作品
なお原作漫画は”マンガ大賞2020“を受賞しており原作者の山口つばさの実体験を漫画として発表してる作品だとか
まだ原作の連載は終わってないそうで、映画はその一部を実写化してるようですが
一応第一章終了っていう感じでこれだけで一応映画としては完結してると言っても良い作品であるし
続編作っても問題ないようですが・・・はてさて
 
っていうことで、映画の情報を入れて無いのでまさか主人公が高二で絵を描くことの楽しさに触れて芸大目指してお受験する映画だとは思ってもいなかったけど
まぁ見始めたらこの映画の持ってる世界観にどっぷりハマっていたのは 眞栄田郷敦の力量によるものだったのかも
前半はどこにでもいそうな高校生で酒もタバコもそして家庭の事情から国公立大学にしか受験できないのでそれなりに成績優秀な生徒
 
あることってもそれが本タイトルにもなってる“ブルーピリオド”の遊び呆けてオール明けの渋谷の町全体がブルーに見えるところからきてるのね
っていうか再開発中の渋谷も大分様変わりしてるようですね、全く私の知らないような景色だった
最近は新宿しか行かないから世界堂前でのロケはすぐわかりましたがな
ってかこっちもタイトルからも芸大お受験のお話って見えてなかったわけね
そんなエセ優等生がオールでの遊びをやめて芸大一筋にっていうのを周りも支えていくのよね
つるんでた悪ガキ自体も彼に吊られて将来を見据えた進路先をみつけるシーンもあったりして
 
江口のり子さんは何を演らせてそのひとに見えるのがすごいよね
しかし薬師丸ひろ子さんは美術のセンセには見えんかったって、やっぱ過去のイメージがあるからねぇ
 眞栄田郷敦のお父様は世界の千葉ちゃん、父親より演技派ですよね体躯も父親譲りだし
ってことで性同一性の美大志望の友人と裸でのエピソードがまさかの二次試験に役立つとはねぇ
ここは原作含めて(多分)出来過ぎ
 
まぁ芸大はアーティストを目指す人の最高登竜門ですからねぇ
高校2年からっていうのは相当現実では無理くりなお話ですけれど
そこはフィクションですから自分と向き合い己をしり尽くして臨んでのめでたしめでたしのお話ですから
映画的な感動話としてはそれなりに作られていましたが
リアリティとフィクションとしてのクライマックスとしての感動が薄いのが難点ではありますが
そういうことで泣かせる映画ではなかった点は個人的には買いです
 
2024年製作、日本映画、映画「ブルーピリオド」製作委員会作品、WB配給
萩原健太郎監督作品
出演: 眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、中島セナ、秋谷郁甫、兵藤功海、三浦誠己、やす、石田ひかり、江口のり子、薬師丸ひろ子
 

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