山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

南アルプスで避っ暑~!

2018-08-05 00:54:10 | 自然薯 山菜
ようやく3日間の休みがとれた。
黒部直行の予定でいたのだけれど先発隊の寅さんから大雨が来るまではアカンという情報を得ていた。
ならば台風12号の直撃を受けた南アルプス、本流はダメでも支流は何とかなるかも、ダメなら避暑っちゃえばいいし、、、
最奥の沢で天泊してヤマトと遊び2日目は小屋でフルコ-スの料理を頂くつもりで電話をしたら満員で計画はあえなく没になった。




2便目のバスでロッジに着いたのが午前10時、猛烈に眠い。
生ビ-ルを一杯飲って山菜蕎麦を食べたら動けなくなって木陰のベンチで2時間眠った。




12時半、汗だくになって林道を歩き本流を渡る。




本流はこのとおりで釣りにならない。




登山道に入って1時20分、最初の橋の袂から沢に下りる。




台風の後だというのに沢は渇水気味であった。




南アルプスの沢はどこもみな美しい。




1尾目は6寸、下流ではヤマトは出ない。




遡行するにつれて渓は少しずつ荒々しくなってくる。




これが6尾目、サイズは7寸止まりだけれど数が出ればそれなりに楽しい!




この日は滝までの予定であったのだけれど、どうも雲行きが怪しくなってきた。




午後2時20分、黒い雲が湧いてきてヤバいぞと思った瞬間、バリバリバリっと雷鳴が轟いた。
午後2時の法則は今も生きている、早々にロッドを畳んで急いで登山道に這い上がって息を整えていると
千枚岳から駆けおりてきた単独行の若者と一緒に林道まで走ったら足が攣って動けなくなった、最悪だ~!




雨にはならなかったけれど雷に追われながら這う這うの体でロッジに辿り着いて個室に落ち着いた。




風呂で筋肉を癒してから芝生のベンチで生ビ-ル、このロッジの楽しみの一つでもある。




2杯目のハイボ-ルが空になる頃、背中から高崎さんと呼びかけられて振り向いたらS川さんが微笑んでいた。
府中に住む彼も山釣り派で、僕の入った沢に3日間天泊してヤマト岩魚を釣りまくったとノロけられた。
上流部に入る杣道は途中で踏み跡が消えているが、彼は地形図を頼りに踏破して2.5万図に書き込んでいた。




陽が落ちて涼しくなったベンチが気持ちいい!




2年前から黒部に行こうと約束しているのだが未だに果たせていない彼は午前6時15分のバスで下山した。
今日は本命の沢に入る予定でいたが下山口からロッジまで歩いて帰ることを思うと気が重くなって昨日と同じ沢でロッドを振った。




ロッドを振ったのはほんのわずかな時間であったけれど疲れた体にはちょうど良かったのかもしれない。




こちら側の南アはBOSSさんのメインフィ-ルドで渋いヤマトの写真にいつも感動しきりなのだけれど、今年もまた入るのだろうか?
コメント (28)
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