山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

山トレついでにチタケそうめん

2021-08-22 23:04:51 | キノコ狩り
長雨のため2週間ぶりの山歩き、黒部の山釣りの前に少しでも体を山に慣らしておこうと思います
午前7時前、キノコ狙いの八王子の方が先発し、キノコ篭を下げた老夫婦が後を追い、僕はその後から出立します



登山口から2時間歩いた狩場で折り返し、帰路は歩きながらチタケを探すものの1本も見つかりません
登山道沿いにあんなに生えていたタマゴタケやチタケがここ何年かは殆ど姿を消してしまいました



仕方なく道から逸れて山に入ると、枯れ木の陰に隠れて難を逃れていたチタケを何本か見つけることができました



太くてしっかりとした茎と肉厚の傘のいいチタケです



昼前に松姫峠に下山、まだ歩き足りなくて峠から40分ほどの奈良倉山に登り

 

夏富士を愛でてから下山です






午後1時、林道の広めの路肩にイスとテーブルを設えて少し遅めの山飯です
2枚450円、不安になるほど激安の牛肉はワサビステ-キでそれなりに美味しく頂けます。

 

さあ1年ぶりに再会した愛しのチタケちゃんを頂きましょうかねえ、4本とも上物です



先ずはチタケを炒めてから油に沁み出したチタケの出汁を茄子にたっぷり吸わせます

 

たっぷり出汁を吸った茄子とチタケをじっくり煮込んで麺つゆの完成です
今回は4~5人前作ったので残りは自宅に持ち帰って味わおうと思います



あま味と旨味たっぷりのチタケそうめん、今年も味わうことができました



チタケ命の栃木の人たちはチタケを探すために山の急斜面から転落することもあるとか、その気持ち分かりますねえ!



2人前のチタケそうめん、極上の口福でございました




コメント (33)
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甲武信ヶ岳、、、の筈が

2021-08-13 17:06:47 | 山歩き.散歩
7~8年も前のことでしょうか?
笹本稜平原作の『春を背負って』が映画化されたのは?
立山連峰の雄大な大自然を舞台にした作品でしたが、原作はどちらかというと地味な雰囲気の奥秩父
大弛小屋と甲武信小屋の中間に建つ架空の山小屋『梓小屋』を舞台に織りなす物語なので
笹本ファンで原作を読んでいた僕には少々違和感の残る映画でありました

さて今回、いつか歩いてみたいと思っていた甲武信ヶ岳
千曲川源流『西沢』を遡り、最初の一滴(実は湧水です)で喉を潤して甲武信ヶ岳を踏もうと思い立ったわけですが、、、、



なんと寝過ごしてしまって毛木平(もうきだいら)の登山口に辿り着いたのが9時過ぎ という大失態
午後3時頃から雷雨になる予報なのでピークを踏むのは端から諦めています



穏やかな樹林の道を快適に進みます



ここで掌を合わせ、この先の登山道から登山靴のまま西沢の流れに入ります



30代の頃、何度かこの溪でロッドを振っていますが相変わらず素晴らしい溪相が続いています



こんなことならロッドを持って来ればよかったと地団太踏んでも後の祭りです



秋にはロッドを振りながらピークを踏んで甲武信小屋に泊まり十文字峠まで足を延ばそうと決めました



ここで登山道に上がります



しばらくは左側に流れの音を聞きながら歩きます



流れから離れても穏やかでいい雰囲気の登山道が続きます



この辺りから少々アップダウンの道に変わりスタートから1時間半で第一目標のナメ滝に到着
あと1時間半歩けば最源流なのですがピークを踏む目標を失って腑抜けたためか急に空腹感に襲われまして、、、



折り返して登山道を下り一面に苔むした小さな流れの畔に腰を落ち着けて、、、



ほっと一息つきながら飲るビールの旨いったら、、、、



西やんが言っていたタラコのパスタソ-スで稲庭うどん、これ実にお手軽で旨し



小一時間うたた寝してから下ります



駐車場まで10分ほどの地点に十文字峠への分岐の道標
秋には甲武信から十文字峠の稜線を歩いてここに下ろうと思います



小さな沢に架かる橋まで散策、30数年前にこんな素敵な橋なんてあったかしら?



殆ど達成感のないただの散策ではありましたが若き日の思い出の風景に触れて癒された一日となりました



前線が停滞して雨続きの日々、果たして今年は黒部の山釣りが叶うのでしょうかねえ?
コメント (21)
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