山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

台風の爪痕

2019-11-17 17:21:31 | 山歩き.散歩
平地でのウォーキングは登山のための足の筋肉強化には殆ど役に立たない。
登りで使う筋肉と下りで使う筋肉は平地歩きで使う筋肉とはまた違うからだ。

今年の秋冬も中低山を楽しみながら歩いて来シーズンの山行に備えたい。
そんな訳で長年親しんだ中低山の山々の登山口を巡ってみたところ台風の爪痕が未だにあちこちに残っていた。




先ず小管村、大菩薩の登山口の松姫峠への道は通行止め、ワサビ田ル-トと鶴峠ル-トだけが使える。
小管から大月への道は復旧していたので走ってみたところ、岩殿山への登山口と駐車場は利用可となっていた。
大月から都留を通過して鹿留林道に入ってみるとホリデイロッジの先は通行止めで二十曲峠までは辿り着けない。
鹿留林道から秋山街道へ、この道は全く問題ないけれど無生野の車止めにはフェンスが張られて倉岳山や大畑山への入山は路駐となる。
三ケ木~東野は絶望的だけれど藤野~東野~道志ル-トは問題ないので静かな北丹沢歩きは道志からの入山がベストかも。




大河原の河原は立木と砂利に埋まって天泊も焚火も当分は絶望的状態になっている。
道志からの帰路、神の川林道に入ってみるとエビラ沢の東屋はベンチの高さまで砂利に埋もれて立ち入り禁止になっている。
この右下にある神の川キャンプ場は荒れ果てて今も休業中、台風のさなか先代の社長が重機ごと流されて亡くなられた。




うらさんざわ渓流釣り場は営業していたものの釣り人の数は数えるほどの少なさであった。
期待して先へと進むと砂利採取場の先で山が崩壊してこの通りの惨状で復旧工事も全くの手つかずの状態。
さてこの先はどうなっているのであろうか、12年前の台風の折にこの先の長者舎で山が大崩壊して林道を塞いだ記憶が蘇る。




かなり広範囲に偵察して回ったのでさすがに腹が減ってきた。
神の川の堰堤や林道やヒッュテは無事なのか、この先の状況は次の機会に探索することにして昼食をば、、、




具材もシンプルにキムチ鍋でビールを飲ってから




稲庭風うどんを投入して〆に




車止めには車が1台も無いということは登山者もないということか?
僕はここで暗くなるまで読書、また達成感のない一日を過ごしてしまったという次第でございます。



<業務連絡>
焚火会のお知らせ
今年の焚火会は12月28日(土)となりました。
年に一度しか会えない面々も盛大な焚火を囲んで
語り合いながら釣り師の絆を深め合おうではありませんか。
参加表明はヒロキチちゃんまでお願い致します。
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ひと月ぶりの外遊び

2019-11-10 22:02:13 | フライフィッシング
先週の三連休、前半2日間を休んでひと月ぶりの外遊びに興じた。
神奈川も山梨も養沢も自然渓流の管釣りはどこもかしこもズタズタに破壊されて無傷なのはポンドだけ。

エリアフィッシングはあまり好きではないけれどオ-ちゃんお気に入りの山上のエリアに案内してもらった。
ちょっと霞んではいるけれど南アルプスの山並みを遠望しながらのエリアフィッシングものんびりできてなかなか楽しい。




11月の午前9時半だというのに10番のドライフライに40センチを超えるレインボ-が食らいついてくる。




いくつか釣り上げているうちに魚は遠ざかってしまってセブンハ-フのロッドでは届かなくなった。
やむなくオ-ちゃんの9フィート5番ロッドを借りて40センチオ-バ-の引きを更に楽しむことができた。




午前11時頃になると魚は中央の浮島周辺に寄ってしまって5番ロッドでも届かなくなった。
こうなると12フィート7番ロッドを振り回すオ-ちゃんの独壇場になって僕はタバコの吸い殻だけが増えることになる。




傍を流れる沢から水を引いているのでまだ少し濁りが入っている。
岸際にはタニシや小さなエビが沢山棲息している、これを食べるレインボ-や岩魚たちは美食家である。




連休初日だと言うのに釣り人は僕たち二人を併せて7人だけなのであくせくすることもない
昼はビールを飲りながら隣のベンチの釣り人と他愛のない話しに興じながら池のライズを眺めたり、、、、





金欠の我らは宿をとることもなくテントで一夜を過ごした
キャンプ場に天泊したのは何十年ぶりのことだろうか、このキャンパ-の多さにビックリ
でも皆さんマナ-がすこぶる良くて、広大な敷地にびっしりのテントなのに騒々しさを感じることなく過ごすことができました。




この夜の寒さは尋常ではなくて練炭の火鉢と寄せ鍋とキムチ鍋が無かったら凍死していたかも、、、、
僕は飲みかけのビールや缶チューハイをオ-ちゃんに押し付けて焼酎のお湯割りでホカホカになっておりました。




拷問のような冷たいビ-ルで体が冷え切ったオ-ちゃんは極寒の夜に4回もトイレに行ったという次第です。






さて翌日は、杖突峠を越えて高遠まで足を延ばして新蕎麦を味わいます。




高遠城址公園では新蕎麦祭りで賑わっていたのですがこれはパスして
第一候補の壱刻(いっこく)』さんに向かったのですが満杯の駐車場を目にしてこちらもパスして『ますや』さんへ

頂いたのは蕎麦三昧、一枚目は玄






二枚目はぬき






三枚目はいなか、僕たちの好みは一枚目の玄でございました。






2軒目は『紅葉軒』さんで桜花丼と高遠蕎麦を二人でシェアして頂きました。
桜花丼はとろけるような馬刺しを生姜醤油で頂きます、お蕎麦はまあまあといったところなので写真はありません。




3軒目は『紅さくら』さん
バイクと釣りが趣味という蕎麦打ち担当の女将さんが釣った美しい大岩魚の剥製が目に入ります




頂いたのは高遠蕎麦ではなくてもり蕎麦、
この日は個性豊かなお蕎麦を色々味あわせて頂きましたが僕たちの好みは文句なく江戸打ちのコレでございます!




さて、最後は高遠に2軒ある立ち寄り湯のどちらかで〆めようと決めていたのですが
結局は地元に戻って秋山温泉に浸かることになりました、やっぱり地元に帰るとほっとしますわ~!




お蕎麦だって乾麺なのに懐かしい味で何かとっても安心するのです。




今年の蕎麦巡りの旅、あと何回できるのかしら?





コメント (22)
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