山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

感動のメッセ-ジ『もしも世界が100人の村ならば』

2007-06-30 15:43:45 | フライフィッシング
月末の金曜日、いつものように仕事先からの帰路、ふる里の溪で束の間のひとときを楽しみました。

今日は田植えの終わった田んぼの畔から入溪します。



変わらぬ溪の緑に包まれて、とがっていた心はいつの間にかまあるく穏やかに癒されていくのでした。



ヤマメの気配。



ほらね!



この上も



ほ~らね!



釣りを終えて林道を下ると、田んぼを見つめる親父さんがいました。この田んぼの所有者としばし立ち話。この田んぼがあれば3家族で食べる1年分のお米が収穫でくるのだとか。この田んぼと、野菜を作る畑と、雀の涙の年金があれば充分豊かに生きていけるのだそうです。国になんかに頼るものかと言う強い意志を感じさせられました。



いつの頃からか、この風景を眺めながら親父さんと話すひとときが大好きになりました。

いつものように秋山温泉で汗を流し、生ビ-ルでほっこりし、まったりとうたた寝の時間をすごします。



こんな束の間のひととき、実は至福のひとときだと言うこと、↓によって改めて実感されられるのでした。




感動のメッセ-ジ。
ちょうど1年前の同じ日、これと全く同じ日記を書いていました。全く同じ日に。

かつて、友人から友人へとメ-ルを通じて次々と駆けめぐった作者不明の感動のメッセ-ジ『もしも世界が100人の村ならば』。ご紹介します。


『現在の人類統計比率を使って、全世界を100人の村に縮小したらどうなるでしょうか?その村には、57人のアジア人、21人のヨ-ロッパ人、14人の南北アメリカ人、8人のアフリカ人がいます

52人が女性で、48人が男性です
70人が有色人種で、30人が白色人種です
70人がキリスト教徒以外の人たちで、30人がキリスト教徒
89人が異性愛者で、11人が同性愛者

80人は標準以下の住居に住み、70人は文字がよめません
50人は栄養失調に苦しみ、1人が瀕死の状態にあり、1人がいま生まれようとしています
1人は大学教育を受け、そして1人だけがコンピュ-タを所有しています

また、次のような視点からも考えてみましょう
もしあなたが今朝目覚めたとき、健康だなと感じることができたなら、あなたは、今週生き残ることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています

もしあなたが戦いの危険や投獄される孤独や獄門の苦悩、或いは飢えの悲痛を一度も経験したことがないのなら、世界の50億人の人たちよりも恵まれています

もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるのなら、あなたはこの世界の75%の人々より裕福です

もしあなたの両親が共に健在で、そして二人がまだ一緒なら、それはとても希なこと』


このメッセ-ジを受けて、あなたはどのように感じますか?

ちょうど釣りの日記を書き終えようとしたとき、このタイトルのテレビ番組の予告編が放映されました。マニカと言う12才の少女、毎日毎日10時間、ゴミの山でゴミを集めて一家5人の生活を支えています。想像を絶する貧しさ、人間のものとは思えない過酷な生活、3日に一度だけの食事、あとの2日間は空腹を水で満たす生活。勉強したい、でも明日への希望の光など一筋も見えません。



私たちには家があり、3度の食事があり、家族や健康があり、高い教育を受け、明日を語る夢があり、ケイタイやパソコンも所有しています。そして、これらが保証されていることを当たり前のことと思いこんでいます。

私は、懸命に働くマニカと言う少女を見て、涙することしかできませんでした。自分に何ができるだろうか。何かできることは無いのだろうか。今まで、ユニセフとフォスタ-プラン(あしながおじさん)などに募金を続けてきましたが、今の私にできることはたったこれだけ、こけだけしかできることがありません。

今夜9時、8ch、このテ-マの番組が放映されます。
どうか皆さん、世界の中に存在する悲惨な人たちの生活を見ていただけませんか。
そして、自分に何ができるだろうか?
少しでも考えていただければ幸いです。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。


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他人のふんどし

2007-06-27 23:23:36 | 独り言
最近の安倍さん、ちょっと焦り気味かな?
強行採決の連発で、かなり強引な国会運営が目立つ、そんな印象をうけませんか?

数を頼りにやりたい放題やってるけど、でもね安倍さん、ちょっと考えて欲しいんだよね。今の衆参両院の議席は、あんたが取った訳じゃないでしょ。小泉前首相の遺産じゃないの?あんたもサムライならば親の遺産に頼らずに、先ずは自分で勝ち取ってからにして欲しいね、やりたい放題は。

『ふるさと納税』
こんなアホな納税制度がありますかっての。
都市部に住んでる人の、希望者だけが自分のふる里に1割だけ納税するってか。
こんな曖昧で当てにならない税金で、自治体はどうやって予算を組むって言うのかね。だいたいやね~、地方交付税の仕組みをきちんと組み立てるだけで解決するものを、ナンデわざわざこんな曖昧模糊としたものやっちゃうのかね~?

それはね、税収の少ない自治体はウハウハの大喜びですよ。棚からボタモチだものね。あっ、そうか。それが狙いだったのね。阿部政権の人気も陰ってきたし、ここらで地方に餌をばらまいてやれば票が集まるぞってね、藁をもつかむ思い、分かるなあその気持ち。

ついでにヤンキ-先生まで担ぎ出しちゃって。
『義家先生、教育問題、一緒にやりましょうよ。実績があって人気もある、一目おかれる義家先生なら世論もついてくる。いま教育改革をやり遂げるためには、どうしても君が必要なんだ。国会の場で思う存分やってくれませんか。君のチカラで教育を是非とも立て直していただきたい』な~んて安倍さんが言ったかどうかは知りません。

『(そうかぁ、俺は期待されてるんだ~。必要とされてるんだ~。代議士になればオレの考えていることが実現できるんだ~。やるっきゃないよな。ヨッシャ~、ヤッタロか~』なんて、バッカだよね~。悪魔の囁きは、さぞかし耳に優しかったんだろうね。

安倍さんの横を歩くヤンキ-先生、ヤケに縮こまってちっちゃく見えたな。
これで彼の影も薄くなり、あまたの代議士に埋もれて存在感も消え失せてしまうよね。それは、歴史が証明しているでしょ。例えば大橋巨泉、例えば顔のデッカイ元大学の女先生、、、。個性的で迫力ある言論人たちが、国会の中での自分の発言力と存在感の弱さに失望して、あえなく代議士の座を捨てたでしょ。ヤンキ-先生が直面するのも時間の問題でしょうね。それにね、あの世界は汚いよ~。ヤンキ-先生が突っ張ってたアノ世界の方が遙かに純粋だったって気づくのも時間の問題だよね。

だいたいやね~、ヤンキ-先生には野(や)に在って欲しかったな。
人間には、それぞれに役割ってものが有ると思うんだけどね。法律で教育改革を実現する役目、野に在って現場や地域やマスコミを通して世論を盛り上げる役目。ヤンキ-先生は後者だよね。

だいたいやね~、ヤンキ-先生が上等なス-ツを身にまとったときから、あゝこりゃアカンと感じたね。やっぱり野に在る姿が似合ってると思うんだけどね。そりゃ参議院議員だものね、なりたいよね。でもね、、、。

もし私が誘われたら?勿論やりませんて。『自由でありたい、心のままがいい』ですからね。10億積まれたってやりませんて。むっ、えぇ~っ、10億、う~むっ、自分を捨てよかな。

それに引き替え、夜回り先生は立派ですよね。ガンに犯されて命を削りながらも、苦しむ若きリストカッタ-たちに救いの手をさしのべ、心の支えになってる。頭が下がります。水谷先生、たまには休息の時間も取ってくださいね。

サムライは、自分のフンドシで勝負したいものです。
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雲の上の人ですから

2007-06-24 15:59:53 | 独り言
先日、ある社長から鶏卵を頂きましてね。しかも、ス-パ-なんかではちょっとお目にかかれないタマゴだったんですよ。そして、さっそく翌日の昼食に味付け玉子として喜多方ラ-メンの具になって食卓に上がりましてね。

『いいタマゴはやっぱ違うよね』と私。『あっ、それ冷蔵庫に残ってたス-パ-のタマゴだから』『なんだよぅ、そうならそうと先に言えよ』。カミさんの前で恥かいちゃって、しかたないから笑っちゃいましたけどね。

そこで笑ってるあなた、結局、人間の味覚なんてこんなものなんですよ。

鶏肉に豚の心臓を混ぜて赤くしたミンチを、100%牛肉ミンチなんて表示に騙されて『やっぱり高級牛肉のハンバ-グはおいしいわね~』なんて喜んじゃってね。水を加えて増量されたミンチを買わされて『高級ミンチはジュ-シ-だわね~』なんて大満足しちゃったりして。なんか、そんな庶民の食を笑えなくなっちゃった。

苫小牧の『ミ-トホ-プ』の記者会見、下手なお笑いを見せられているようで全然笑えもしなかったね。できることなら、あの社長の頭をかち割って神経回路がどうなってるのか見てみたいもんだね。くず肉に高い付加価値を付けるという彼の創造性は確かに素晴らしい。それが正しいことに活かされればね。もったいないね~。

そもそも、あの社長には肉屋のプライドなんて端からなくて、より高くより大量に売ってより高い利益を上げることに血道を上げてたんだろうね。バレなきゃ何でもやっちゃう。バレたらバレたで、みんな自分がやらせたクセに何もかも社員に責任を押しつけちゃう。リ-ダ-としての資質はもう論外だよね。

でもね、皆さんも笑ってはいられませんよ。けっこう似たようなことをやってて、一つ間違えばあの社長のようになりかねない危険があるのです。

顧客を増やすために高いホスピタリティを実現しよう、リピ-ト率を上げるために親密なコミニュケ-ションをとろう、客単価を上げるためにより高い技術を身につけよう、君たちの給与を増やすためには売上をあげることが必要なんだよ。これって、みんな売上や利益を前提のことだよね。本末転倒、何か変だとは思いませんか?

人が集まって一つの組織体ができたら、そこには経営理念がなくてはならないのです。ところが中小零細企業の殆どには経営理念が無いし、経営者も経営理念の必要性すら理解していないのが現状なんですね。

食肉会社なら、『安価で良質で安全な食肉を提供し、国民の健康と豊かな食生活の実現をとおして社会に貢献する』。こんな感じでしょうか。この理念を真剣に創り上げて、社員も理解し、共感し、魂を入れて、この理念を実現するために真摯にプライドを持って仕事をしていれば、あんなチョロマカシィなんか起こらなかった筈。

人間だからお金は多い方がいいし、企業だから利益は多い方がいいに決まってる。利益を上げて、蓄積して、未来投資をして、更に良い企業になってゆく。当たり前の話です。でも、先に利益ありきではなく、自分たちの理念を実現するために働く、この姿勢がないと一つ間違えば不正に手をそめることになりかねません。今、かろうじて道を踏み外さないのは理性や良心のお陰かもしれません。でも、理性や良心なんてものは思いのほかあやういものなんですね。

正しい経営理念が有り、それを経営者がいつも社員に熱く語っていれば経営者が率先して悪事に手を染めることはなかっただろうと思います。社員が経営理念を本当に理解しプライドを持っていれば、社員は顧客に目を向けて働き、社長の不正を許さなかったと思います。この理念を愛し、社長も社員も対等にコミニュケ-ションがとりあえる企業風土ができていれば、、、、、、。『社長は雲の上のような人でしたから(それはやってはいけないことですとは言えなかった)』。工場長のこんな悲しい言葉はなかったかもしれません。理性や良心なんてホントにあやういのです。

雪印食品も、そしてミ-トホ-プも同じ道を辿ることでしょう。
会社を守るために、自分の地位をを守るために不正に目をつむったことで、結局は消費者から見放されて会社は消え、社員が路頭に迷う。社長も社員も学習能力が無いのだろうか。

経営者の皆さん!
どうか経営理念を軽視しないでください。
そして、何でも言い合える企業風土、顧客に目を向けて仕事をする企業風土を是非是非創り上げて頂きたい。そして、社員が自分の会社にいることにプライドを持てるように導いていただきたい。そう切望しています。








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緊急告知(中国株)

2007-06-21 02:23:31 | 独り言
香港市場(ハンセン、H株、レッドチップ、メインボ-ド)が急騰しています。
年末年始の高値を抜いて史上最高値を更新しています。

年末年始の暴騰相場で売りそびれた方、運良く利益確定して春の安値で買い戻せた方、この6月中に全て売却して利益確定と行きましょう。そこから更に上昇しても気にする必要はありません。『頭と尻尾はくれてやれ!』。この気持ちで臨みましょう。

そして、次の調整場面をじっくり待ちましょう。
『売りは脱兎のごとく、買いは処女のごとく』

なお、超長期投資の方は持続でも結構ですが、今月中の手じまいに利有り。
また、買い好機が巡ってくる筈です。

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気象予報士なんていらない!

2007-06-19 23:46:55 | 独り言
天気予報、皆さんも毎日見ていませんか?
私は必要に応じてテレビとインタ-ネットで見ています。
事務所からお客様に出向くとき、とりわけ週末の山川遊びの前には入念にチェックするわけで。

いつの頃からか、天気予報を伝えるのは気象予報士でないとできなくなりました。
でも、この気象予報士たちは本当にプロフェッショナルなのでしょうか?
以前の天気予報と、気象予報士の天気予報と何か変革が起きたでしょうか?

何も変わっていませんよね。

強いて言えば、エンタテイメントっぽくなったことかな。いかにもテレビ的発想だよね。でも、肝心の天気予報の内容は何も変わってないと思いませんか?これなら、今までどおり可愛い娘ちゃんのタレントがやってた方が余程いいわけで。


本物のプロフェッショナルとして自立した気象予報士、一人もいないよね。

どの天気予報を見ても、あきれてしまうほど、みな同じ予報だものね。
気象庁の発表した予報を、ちょっとおもしろおかしく、でも中身はそのまま伝えているだけだよね。プロフェッショナルならば、自分なりの、独自の見解を天気予報に反映すべきではありませんか?本来、気象予報士が10人いたら10通りの予報があっても良さそうだと思うんだけれどね。まあ、元々そんな能力ない人たちばかりだから仕方ないんだろうけどね。

気象庁発表の天気予報をそのまま伝えて、しかもこれが当たらないよね。見る側の感覚ではせいぜい30%でしょ。気象予報士は60~70%は当たってますと言い訳してるけど嘘っぱちだよね。降水確率と言うやつで責任逃れしちゃイカンでしょ、プロフェッショナルならば。何でもかんでも降水確率10%とか20%とか付けちゃって、これアマちゃんのやることじゃないのかね。

毎回、天気予報の初めに、先ず前回の予報が外れたことの反省と詫びを入れてから明日の予報を伝えるべきだよね。それでないと見ている方は納得できないものね。でもアマちゃんだかな仕方ないのかな。

独自の見解を出せない、外れても当たり前の顔してる、これがプロかねえ。
こんなことなら気象予報士なんて、いらないよね。民間の気象予報会社では毎日真剣勝負してるんだろうに、テレビに出てる彼らはまるでタレント然としちゃって気楽なもんだよ。だってプロとしての真剣勝負をしてないんだものね。

この日本には、アマちゃんの気象予報士を遙かに凌駕する本物のプロたちがワンサカいるよね。私の爺さんや親父さんもプロちゅうのプロだったなあ。毎日朝晩、山や空を見て、雲や霧や夕焼けや風の塩梅を見て今日や明日の天気をピタリと当ててたよね。だって、山仕事や畑仕事、生活がかかってるから観天望気も真剣勝負だった。

結論。
天気予報に気象予報士はいらない!
日本全国の観天望気の達人たちから毎日情報を集めて各地の天気予報を出せば、こっちの方が遙かに確率はあがるぜ。
アマちゃんの気象予報士に高いギャラ払うよりは真剣勝負している民間の気象会社の予報の方がまだ信頼性は高くなる。

天気予報にエンタテイメントはいらない。アマちゃんの気象予報士もお呼びではない。予報の確率を上げる、これが第一義でしょ!



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単独行は、、、。

2007-06-17 15:29:26 | フライフィッシング
『あなた、今日は一日晴れだってよ』金曜日、朝6時のことである。『なに、なんのこと?』。寝ぼけ眼で問い返した。『だから今日は雨じゃなくて晴れだって』『なぬ-、うっそだろ~。今日も明日も雨のはずでっしゃろ?』。飛び起きて窓を開けると、なんと雨が降ってないではないか。なんじゃこりゃあ~!

今日は午前中、相模湖のキャンプ場じゃないキャンプ場に伺って、天気が良ければそのまま翌日までソロキャンプ釣行を予定していた。のに、連日のテレビでは気象予報士が頑として雨だと言い張るのでテンションも一気に下がり、釣行の準備も心の準備も何もできていない。どうしよう。とにかく、朝の準備をしながらソロキャンプに必要なものを急いで車に積み込んだ。でも、こんな日に限ってろくな事が起こらないのだが、、、、。

8時20分、中央高速に乗ってZARDのCDを流す。
♪君がいない、、、♪
うわぁ、泣けちゃうよなあ~!

9時、このトンネルを抜けると陣馬山の麓の『桐花園』



ここからが異空間。山の中なのに、、、、、、、。



屋外プ-ル。夏の合宿シ-ズンにはことのほか賑わいをみせる。



屋内プ-ル。このプ-ルが完成してから合宿はフルシ-ズンのニ-ズかある。山間の隔絶された世界で練習に打ち込める、こんな環境が受けているのです。スイミングスク-ルは勿論、今では各大学医学部の水泳部にも評判になっています。今日は金曜日、プ-ルにはシ-トが掛けられていました。



瀟洒なログハウスのセンタ-ハウス。2階と3階は宿泊施設で1階が食堂。専属の料理人さんが作る美味しくてボリュ-ム満点の食事が大好評です。この他にも冷暖房完備の宿泊施設が4棟。良い環境と良い施設、そして美味しい食事が良い成果を生むわけですね。



1階はレストランのような雰囲気です。陣馬山の帰りに登山者がコ-ヒ-タイムに立ち寄ることも。今日はここで2時間ほどオ-ナ-とお話致しました。これからは、夏の合宿最盛期にもお客様を詰め込まず、ゆったりと練習できるような環境を提供したいとオ-ナ-の夢を語っていただきました。



11時半、おみやげに地元のお茶を頂き『桐花園』を後にしました。


トンネルを抜けて。さあ、これからソロキャンプ釣行に向かいます。






♪自由で~ありた~い~  心の~ま~まがいい~♪
単独行、ソロキャンプの魅力なんですね。


今回は、神の川の支流『日蔭沢』で午後の時間をのんびり過ごし、明日は山梨の塩川支流『釜瀬川』に向かう予定です。
1ヶ月ぶりの日蔭沢です。神の川ヒュッテから登山道を歩いて林間の溪に入ります。



先ずはいつものダイニングで昼食です。準備不足の今日は『遠山郷』から送って頂いた鹿刺しとオニギリとビ-ルで簡単に済ませましょう。溪の中にいたら何でも美味しくなっちゃうから不思議ですねえ。





お腹も満たされたことだし、誰もいないし。ゆっくり釣り支度してヤマメと遊びましょうか。この清冽な流れ、いいですねえ。



さっそくチビヤマメとご対面です、ありがとね。



素晴らしい溪相が続きます。いつ来ても飽きることがありません。



ヤマメもだんだんサイズアップしてきます。ぎれいだなあ!



1時間遡行して、さあここからは岩魚の生息地に変わります。溪相もだんだん険しくなってきます。



逆光がきつくなって水面が見にくくなったので対岸に移ることにしました。

落差1.5メ-トルの上の、石から石へとヒョヒョイのヒョ~イ、、、、、、と、その時。踏んでしまったとです、浮き石を、、、、、グラッグラッ、、、うわわっ、やばやばっ、よろよろっ、、、、あらら、おっとっとっと、、、、あぁ、だめだっちゃあ~~~、、、、、、バッシャ~ン。イッテ~っ。


ちょっとしたプ-ルにはまって全身ズブ濡れになってる。デジカメは大丈夫か?あぁ防水仕様だった、良かった~。ケイタイは?たまたまベストに入れてなかった、良かった~。


体の左半分に鈍痛がある。左腕関節から指の先までがしびれている。反射的に左手を見ると『あっ、血が流れてる、イッテ~』。親指の付け根がみるみる腫れて固くなってくる。ウエ-ダ-を脱いで確かめると左脇腹と大腿部に青あざができて血も流れてる。青あざを見たとたん、急に鋭い痛みを感じ始めてしゃがみ込んだ。『うぅぅ、イッテ~。ボクちゃん、もう、おうちに帰るぅ』



水中の隠れ岩にしこたま打ち付けたようである。でも、落ちたのが水の中でよかった。露出した岩に落ちていたら腕も脇腹も大腿部も確実に骨折して身動きできなかった筈である。運悪く頭を打っていたら、今頃はプ-ルに沈んで溪魚の餌になっていたかもしれない。

自由気ままな単独行、でもひとたび事故が起きたらと思うと急に恐怖心が湧いてきた。

『いやしの湯』に浸かる予定でいたが、体が痛くて入れない。急いで準備したのでテントも忘れた。諦めて今日のねぐらにしようと大河原に向かうと暗闇の中から男たちの話し声が聞こえる。覗いてみると石垣の縁居で数人の釣り人の宴会であった。持ち合わせの粗末な食材を持ち出して私も仲間に入れてもらう。



聞けば明日の鮎の場所取りの為に泊まり込みなのだとか。おとり鮎はどうするのかと聞くと、場所取りしている間に一人が買いに行って皆に配るのだとか。いやぁ鮎釣りも大儀ですなあ。

ところで翌日、打ち付けた左体側の痛みがひどい。『ボクちゃんケガしたからおウチに帰るぅ』。塩川釣行はあえなく中止となってしまいました、ジャンジャン。

皆さんも単独行、気をつけましょうね。

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裏と表の視点

2007-06-12 01:58:25 | 独り言
このところ、コムスンの親会社の折口会長が頻繁にテレビの中で責められ続けている。あの姿を見て皆さんどう思われるだろうか?

まるで猫をかぶって、時折涙目になりながら殊勝にも反省ザルを演じているあの姿。会社に帰れば、多分ワンマン経営者として、ゼニ持って来~いと社員にハッパかけてるだろうに、情けないやっちゃ。コムスンは一事業所で7億円もの不正請求があったのだと言う。会社全体では数十億円の不正請求になるとの記事もある。歯科医院の請求ミスが精々月額数万円なのに比べると、これはもう詐欺であり横領であることは明白である。

折口さん、盗人なら盗人らしく、もっと堂々と、盗人猛々しく振る舞えよ。本音で言いたいことがもっとあるだろう。『介護保険なんて、こんなムチャクチャな制度があるもんか!こんな制度の中で、真面目に介護に取り組んでいるヘルパ-がどうやって喰っていけると言うのか!不正請求でもしなけりゃやっていけるわけがないだろう。』。この位のことをしっかり主張したら褒めてやったのに。

介護保険の不正請求は確かに悪い。犯罪行為である。こんなことは誰でも分かる。
でも、別の視点から見ると真実が見えてくる。

健康保険や介護保険制度を医師や歯科医師、訪問看護や介護ヘルパ-の側から見ると如何に理不尽でひどいものだということを一体どれだけの人が知っているだろうか?

例えば歯科医師が、一つの診療行為を施したときに健康保険に請求できる医療費は10年前と比べると、実質的には50%も減っている。つまり歯科医師に入る収入が50%も減っているということで、保険診療をしている医院や歯科医院の経営は悪化の一途を辿っている状態にある。介護の現場でも同じ事が言える。

介護を必要とする人たちの手足になろう、社会貢献しようという夢を持って、学び、介護の現場に身を投じ、献身的に介護に取り組んでいる若きヘルパ-たちが今、夢破れて介護の現場から去っていく。そんな人たちが後を絶たない。何故だろうか?

働けど働けど、生活できるほどの給与がもらえない。昇給も見込めない。このまま介護の仕事を続けていたら結婚もできない、家族も養えない。どこに希望を見出せと言うのか?

評論家たちは恥ずかしげもなく軽薄な発言をするものだ。
『介護の仕事は一般の仕事とは違うんですよ。介護の仕事が儲かると考えること自体が間違っているんですよ。思いやりと崇高な使命感をもっと持つべきだと思いますねえ』。良く言うよ!あまりにも現実とかけ離れた脳天気な発言ではないか。介護に携わる者は貧乏でいいとでも言いたいのか!

人間、愛や使命感だけでは絶対に生活できない。献身的に介護を施す、患者さんに喜んでもらう、そして適正な報酬を頂く。適正な報酬をもらい、生活も潤い、将来に希望が持てる、そんな環境にいるヘルパ-でなければ献身的な介護サ-ビスを続けていける訳がない。介護保険から支払われる介護料が低すぎるのだ。

何故だろうか?
健康保険も介護保険も破綻状態にある。これもまた、健保官僚の食い物にされているからだ。官僚の尽きることのない浪費や放漫経営のツケが医療現場にしわ寄せされているだけの話ではないのか。結局、原因の何もかもが、腐りきった役人たちの浪費や放漫経営に帰結する。

いっそのこと、役人なんて死滅してしまえばいいのだ!



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俺には俺の生き方がある

2007-06-11 00:22:34 | 川飯.B級グルメ
『俺には俺の生き方がある』
高校時代に心酔していた加藤諦三の一冊である。
高校時代は陸上一筋で本など読まない男であったのに、加藤諦三だけには心酔していた。でも、なんで今頃、突如として頭に浮かんで来たのだろうか?まったく理由がわからない。『俺には俺の生き方がある!』。理由は定かではないが心に響くタイトルではある。ちょっと酔ってる?

今日は頂いた山菜を堪能した。若者や都会育ちの人たちには、この素朴な美味しさや豊かさは理解できないのかもしれないな。



ワラビもフキも下ごしらえに手間がかかる。皮をむいたりあく抜きしたり。でも田舎のばあちゃんたちは皆、この手間のかかる下ごしらえを丁寧にやって山菜の風味を味あわせてくれたんだな。ウドのえぐみがたまりません。



私の最後の晩餐、もし叶うものなら会津の馬刺しと会津のお蕎麦、そして母の作ったフキと竹の子のにもの。これさえ味わえれば背中に生えた羽で思いっきり羽ばたいて天国へ駆け上がってしまおう。もう、あいにく母はいません。でもカミさんが母の味を再現してくれました。おいしかったあ、感謝感謝ですね。



先日読んだ本におもしろいことが書いてありました。
ある総合病院の院長の主張です。人間は喰いたいものや飲みたいものを我慢してまで生きる必要はない。なにも我慢することがいけないことだとは言わないが、なにも我慢してまで生きる必要はない。健康のため、長生きのため塩分を控えたり脂肪分を極端に控えることは必ずしも正しいとは言えないのだと。

塩分を控えたら人間は活力を失う。昔、島流しにされた罪人の食事は極端に塩分を減らされたそうである。罪人の活力をそぐために。人間にとって食事が満たされること、即ち活力の源であるのだそうだ。だから食べたいものをしっかり食べたらよいと。食事を我慢して活力を減退させながら長生きするよりも、太く短く活力あふれる生き方をすべきだと。だからと言って早死にするとは限らないとも。

これが医者の言うことかと信じられなかった。でも、医者が、しかも総合病院の院長の主張であることが素晴らしい。なるほど一理ある。パチパチパチパチ、大拍手を贈りたい。俺もこれからは堂々と喰いたいものを喰って生きてやろう。人間、活力を失っては生きている価値などないのだから。

正に、俺には俺の生き方がある。これなのである。なんとかオチがつけられたかな。でも、今回の検査結果、血糖値が高すぎて恥ずかしくて人に言えない。食事制限すべきか?

『俺には俺の生き方がある』
時と場合で変えなくっちゃ。人生フレキシブルにいきましょうね。クスン、、、。


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Dont trust over 30

2007-06-09 23:44:47 | 独り言
Dont trust over 30
『30才以上を信用するな!』。『大人たちを信用するな!』

先日、久しぶりにかつての深夜放送パ-ソナリティの落合恵子さんの声を聴いた。
青春時代にラジオを通して時代を共有していた私にとっては、相変わらずの彼女の甘い声に乗せたメッセ-ジはとても懐かしく、かつ新鮮に心に響くものがあった。

Dont trust over 30
あの頃の若者たちの共通語のようなものである。『大人たちを信用するな』。
彼女の、この言葉もまた懐かしく心に響いた。
あの頃、学生運動を始めとした若者たちの心の中には、この言葉が鋭いナイフのように存在して大人たちに向けられていたのかもしれない。

大人たちは汚い、尊敬なんてできない。
労働者を搾取して肥え太ってゆく企業に魂を売り、自分の出世の為なら自己主張も理想も捨てる。長いものには巻かれる、臭いものにはふたをする。社会の矛盾を分かっていながら見て見ぬふりをする。今の若い者はと俺たちの想いを理解しようともせずに、ただただ圧しつぶそうとする。何故なんだ?大人たちは汚い。俺たちは、そんな大人たちとは違うぞ。断固戦ってやるんだ!

純粋で世間知らずで視野が狭くて青臭くて、、、、もっとはっきり言えば、何も体験していない、全然自立していない、何も苦労をしていない、、、自分を育て、見守り、愛してくれている大人たちの血の滲むような日々の事など何も分かっていない軽薄な思想と言動だったと今にしてつくづく思う。


Dont trust over 30!『大人たちを信用するな!』
果たして俺はそうだったんだろうか?自問自答してみる。決してそうではなかった。父や母や田舎の長老たち、小中学校の先生方は、何でも知っていて、思慮深くて、日々の難題も難なく解決できて、自分を理解し、対等に接し、後ろ盾になってくれる尊敬できる大きな存在であった。大学も憧れの教授に会いたくて門をたたき、気骨ある先生方の授業を受けて満たされた日々を送ったものである。

社会に出て、初めて接する大人たちにも衝撃を受けた。
1+1は必ずしも2ではないんだぞ。沢山の先輩からそんな洗礼を受けた。

中でも人生の師と仰ぐ方の一人に『松岡一夫』と言う方がおられる。
松岡さんが上場企業の総務部長時代だった時に巡り会った。その後、大学教授に転身して多くの学生たちに影響を与えて来た人である。

以前、その松岡先生に呼ばれて大学のゼミの授業と経営学の授業で講演をさせて頂いた。久しぶりにピッチピチの学生と生で接する機会であったのに、若者たちの心をつかみきれずに過ぎたような気がする。

定年で退官された松岡先生と呑んだ。70才を過ぎた先生は、未だに声がデカくて、正義を貫くパワ-と反骨精神衰えず、論文や新聞雑誌への投稿、学生たちとの交流、市民運動の中心メンバ-として行政に異を唱えたりと、その活動範囲は広がるばかりである。結局いつものように夜の更けるまで口角泡を飛ばして語り合った。アクティブ&アグレッシブ!この精神をまた松岡先生から満杯に注入された。俺も負けてはいられない。




さて、今の若者たち、決して捨てたものではありませんよ。仕事柄、若い方々と接する機会が度々あります。今の若い者は、そんな言い方は絶対にやめましょうね。若者たちも真面目に真剣に、自分の仕事に夢に将来に体当たりで取り組んでいますよ。

私も、とうの昔にover30となりました。
over30が真摯に人生に取り組み、極めようと努力し、若者たちに問いかけ、きちんと若者たちの話に耳を傾け、若者たちの想いに理解を示し共感し、そして良き協力者となって夢の実現を心から祝福する。

そんな大人であれば、若者は必ず心を開き近づいてくれるものとしんじています。
Dont trust over30! きちんと生きて、まっすぐに膝を交えて語り合えば、こんな不信感に満ちた言葉は消えてなくなるものだと信じます。私の尊敬する父や母、先輩や上司の方々は誰も皆そうでした。

どうか皆さん、理解し合うためにきちんと語り合いましょうね。
Dont trust over30。こんな事はもう二度と言わせないぞ。


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百年安泰?

2007-06-07 23:42:51 | 独り言
消えた年金記録、ついに私の身近でも被害者が出てしまいました。

もっとも5~6000万件もの記録が消されている訳だから確率は2分の1。
二人に一人が消されているんだものね、身近に被害者が出ても全然不思議な話ではないということなんだよね。

今日、埼玉のお客様から帰ると駒込の医療法人から電話が入っていたんですよ。
個人医院の時代に支払った国民年金の納付記録はあるけど、医療法人になってから納めた約4年間の厚生年金の納付記録が全然存在しないんですと。笑っちゃいましたねホントに。

銀行振替で毎月納付して、社保事務所からも毎月毎月領収証が送られて来ているというのに何故に納付記録がないの?社保事務所と言うところはゼニ集める仕事と領収証を発行する仕事だけやって、一番大事な納付記録を管理するのは仕事じゃないと思っているんだろうね。もっとも端から国民に年金を支給するつもりなんてないんだろうからね。オイ、池袋社保事務所、お前らのことじゃ、このバカタレどもが!

しかしこれで、一つの事実が明らかになったねよ。

いま毎月納付している年金さえも記録が消されているということは、、、システム変更の際にアルバイトが入力ミスをしたと言うのは真っ赤なウソだったと言うことだよね。だって、たった今納付した年金の記録さえないんだよ。これはもうアルバイトに罪をなすりつけることはできないでしょ?

度重なる年金制度の改悪を続け、ついこの間の改悪の時も『これで最後です。今回の改正で100年安泰の盤石の年金制度に生まれ変わりました』って、そう言って国民を誤魔化しやがったのはどこのどいつじゃ!


年金官僚B『長官、あのとき100年安泰って言ってましたが、根拠はあったんですか?』長官A『当たり前じゃよ君』『でも金庫は底をつき始めていますよ』『安泰の筈だったのじゃよ安泰のな』『どういうことですか?』『値上げした保険料は相も変わらずガッポガッポと入ってくる訳じゃ。その上で年金記録を消してみろ、年金など払わなくても済むと言う寸法じゃ』『な~るほど~、さすが長官、考えることが違いますな~』『入りを図って出ずるを制す。有能なトップはこれを実行せんとなブッハッハッハ』『う~む』『大きな声では言えんがな、役人は国民の公僕にはあらず。国民が役人の下僕なんじゃぞ。黙ってたって向こうからワシらに毎月毎月貢いでくれる訳じゃからのう、笑いが止まらんはなあムッヒッヒッヒッヒ~』

『しかし長官、この騒ぎで100年安泰計画もご破算になりましたなあ』『安泰じゃよ君、安泰』『しかし払わなくてよかった筈の年金を払うことになれば2~30兆円ものゼニが必要になりますよ。そんなゼニ、もう使っちゃってどこにもありませんよ』『君は心配せんでいい。参院選で負けるわけにいかぬ自民党が何とかするわい。国民はアホじゃからのう、結局は自分で税金払って自分の年金をもらう、こういうカラクリを自民党のアホ政治家どもが作るわな。奴らも悪知恵だけは働く生き物じゃからのう』

『で、長官。我らの責任問題はどうなりますかな?』『心配するなと言ってるじゃろが。先輩官僚がやったことはワシらの責任ではない。ワシ世代のやったことは君の世代の責任ではない。君の世代のやったことは君の後輩の責任ではない。誰も永久に責任はとらん』『なるほど~』『しっかしワシらの先輩も、責任逃れの素晴らしいシステムを残してくれたものよのう。君なあ、役人は真面目に働いておっちゃあいかんぞ。アホな国民と政治家をいかにダマクラカシテ甘い汁を吸うか、ここに全神経と全能力を傾注する。これが役人としての生き方なのじゃよ』『う~む』『だからのう、君も安心して甘い蜜を吸いたまえ、むっはっはっはっは』

『ところで君、社会保険労務士のDM、君のところにも来たかね?』『なんの事でございますか?』『あなたの年金、取り戻します。成功報酬20%』『なんと』『この騒ぎに乗じて、これ幸いと金儲けのネタにしよる、あきれた輩ばかりじゃのう。真っ先に無料街頭相談でもやってれば少しは褒めてやったものをのう』


お前等、どっちもどっちじゃ!
社会保険庁もコムスンも、、、次から次と、、、まだまだ出てくるよ。
なんてってたって詐欺列島日本だものね。
皆さん、くれぐれも騙されませんように。






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日本のチロルを訪ねて

2007-06-03 23:42:07 | フライフィッシング
5月の仕事が完結したら南信州を訪ねようと決めていました。

南アルプスの深南部、日本のチロルという地名にも憧れていました。
大アマゴが棲む遠山川が流れ、幾つもの険しい支流には大岩魚が棲むという。
おまけに南信州は山肉といわれる鹿や熊や兎を扱う肉屋も軒を連ねるという。
お蕎麦の産地でもある。これだけ条件が揃えばもう私にとってはサンクチュアリのような世界であるのです。

平日の夜明け前には中央高速へ。今日は運転できなくなりそうなのでZARDはやめて吉田拓郎です。拓郎を聴くと平日に旅することへの後ろめたさが不思議と薄らいでくるのです。


♪出会いや別れに慣れてはきたけれど  一人の重さが誰にも伝わらず
どこかへ旅立てば振り返りはしない   それでもこの町に心をしずめたい
そうだ 元気ですよと 答えたい♪


トンネルは異次元の世界への入り口。
ここを抜ければ憧れの遠山郷、ワクワクしてきます。



トンネルを抜けると、遠山川の大支流『上村川』がお出迎え。大アマゴの臭いムンムンですなあ。



私はと言うと、この溪では一度もロッドを振ることはありませんでした。岩魚の溪でロッドを振ったあと、そして集落を巡っておじいちゃんやおばあちゃんと立ち話をしたあと、ここでのんびり鹿刺しと冷え冷えのビ-ルで至福の時を過ごしたということにしておきましょう。



このためにこそ私はこの地を訪ねたのです。たっぷりと味わいましたよ。滞在した2日の間は昼も夜も食べ続け1200グラムの鹿刺しと馬刺しが胃袋を満たしてくれました。とりわけ鹿刺しは地元の猟師さんが冬場に捕獲したもので、とろっとした舌触りと甘み、それはそれは絶品でありました。



そして河原で呑むビ-ル、五臓六腑に染み渡るのでございます。プッファァ~!








遠山郷、とりわけ『下栗の里』は急斜面にへばりつくように家々が点在する集落で『日本のチロル』と呼ばれています。







山風がことのほか強いのでしょうか。どの家の屋根にも大きな石が置かれていました。



急斜面の小さな畑で、足を踏ん張りながらおばあちゃんが野良仕事をしています。



『おばあちゃん、大変ですねえ』『ほんなこたぁねえだよ、おじいさんと食べる分だけ作ってるだけだからなぁ。年をとるとこれが楽しみでよう』『ここは風が強いんですか』『あぁ強いだわ、雨が降りゃあ崖もくどれるしなあ。おにいさんはどこから来たでぇ』『東京から釣りに来ました』『まぁよぅ、ご苦労さんですよう』ここにはまだ日本の原風景がそのまま残されているような懐かしさがありました。







遠山郷には蕎麦屋さんもたくさんありました。ここは街道沿いの『むらの茶屋』



懐かしい囲炉裏がありました。



ここの蕎麦は集落のおばちゃんたちが作っています。今でこそお蕎麦は美味しいともてはやされていますが、昔はやせた畑でしか作れない貧しさの象徴のようなものだったと、おばちゃんが話してくれました。でも、やっぱり旨いよ、おばちゃん。





遠山郷での二日間、思えば鹿刺しとお蕎麦しか食べませんでした。この食生活、実は私の理想とするものなんですねえ。釣りはたったの半日だけって何しに来たん?






そうそう、釣りの話もしましょうかね。

先ずは民宿『ひなた』に立ち寄って釣り券を手に入れる。人の良さそうなおばちゃんで『今日は泊まり客はいたんですか』『いやぁいねえよ。今は茶摘みで忙しいもんだで客はとらねえだ』『車は奥まで行けるかなあ』『だいじょぶだら、こないだくどれたけんども役場がなおしてくれたでね』。よし、源流帯までいけそうだ。



奥に向かう途中で仲良く散歩するおじいちゃんとおばあちゃんに会いました。『こんにちは~』『旅の人かえ~』『そうなんですよ~、奥の支流で釣ろうと思って』『釣りかえ~。うちのおじいさんは、このあたりじゃあ釣り名人だっただよう』。
心なしかおじいちゃんの顔が自慢気にほほえんだ。『おじいちゃんが一番好きだった沢はどこですか~』『そうだなぁ、諸河内だなあ。あすこは堰堤がねえし一番近いし、険しいけんどでけえ岩魚を釣ったもんだ』『じゃあ諸河内に入ってみます、ありがとうございました』『気をつけてな~』




遠山川本流の大アマゴは餌釣り師が狙います。私は岩魚、それもネイティブ岩魚に逢いたくて上流の支流へと足を踏み入れました。大自然が色濃く残る溪は、一人でいると恐怖を感じるほどの深い森の中にありました。

現地への途中には野生の猿が出没します。



カメラを向けると、こやつ、上から大きな石をころげ落としてきたんですよ。頭が良いと言うか憎たらしいと言うか、マジで切れそうになりましたねえ。『こりゃエテ候、人間をなめたらいかんぜよ!』『なんじゃと、野生をなめたらいかんぜよ!』。いやはや野猿の方が貫禄ありますな。

そして、子鹿とも遭遇です。よ~く見てくださいね。右端の杉の木の左側、ちょこんと顔を出しているのが見えませんか。可愛いでしょ、5分ほど見つめあってしまいました。さっきの野猿とは大違いです。こんな可愛い子を見ちゃったら鹿刺しなんて食べられませんよねえ、たらふく食べちゃったけどね。こんな野生動物が当たり前のように出没する自然の中にしかネイティブイ岩魚はもう残っていないのかもしれませんね。



午前7時、本流と『北又沢』の出会い。すでに浜松ナンバ-と足立ナンバ-の車が。あぁ人がいてくれて良かったぁ。ここでインスタントラ-メン2個で腹ごしらえして、ちょっとだけロッドを振ることにする。



北又沢。沢なんて名ばかりの水量豊富な澄んだ流れにため息が出てしまう。ここはアマゴの溪だが、堰堤を越えて林道を6キロ登ると岩魚の魚影の濃い源流帯が控えている。いつか釣友と溪泊しながらやってみたいなあ。アマゴには出逢えず奥へ向かった。



悪路を20分、遙か高みから流れ落ちる諸河内沢の出会いに着いた。まさに岩魚の溪である。藤の花が咲く。この季節がフライの盛期だと言われる。ネイティブに出逢えたらいいな。



ネイティブに出会う旅がここから始まる。溪の女神様、どうか私にほほえんで下さいね。



そして第一投目に飛び出したのがチビイワナくん。ちっちゃいけど見事な尾鰭だ。遠山のイワナは大和に近いといわれるがちょっとちがう。でも嬉しいなあ。



良いポイントが続きます。一投ごとに岩魚が飛び出すような気がして緊張してしまう。



落差がきつくてポイントが見つからない。こんな急峻な流れを岩魚はホントに遡行するのだろうか?



また好ポイント、でも出ない、、、でない、、、でないよう。



岩をよじ登っていると白い花、心なごむ。岩にどっかとへたり込んでマイルドセブンに火をつける。冷たい水が美味しい。もう釣れなくてもいいや。今回は鹿刺しとお蕎麦がメインだからな。心の中を言い訳が巡り始めた。



さあ、まだ先は長いぞ。気を取り直して次のポイントへ遡行する。いかにもと言うポイントが現れる。でも流れから外れたテラスのようなポイント、いかに岩魚であろうがあんなところには登れないだろうに。でも一応フライをプレゼンテ-ション、、、、、。ゆらゆら~っと、なにやら恐ろしくでっかい影が浮上して、、、。



14番のテレストリアルを吸い込んだ。すかさず合わせる。しっかりフッキングした。『きたきた~岩魚だ~、でっけ~。なんだこりゃあ。すっげ~』。一呼吸おいて岩魚は左上流へジャンプ、、、失敗、、、落差のキツイ下流へ転げ落ちて行く。やっべ~、ティペットが切れるかと思ったべさ~。かくして15分の格闘の末にランディングネツトの中へ。頭のばかでかいギョロ目の猛者は、これでも尺を越える素晴らしい面構えをしていた。『ついにネイティブの尺に出逢えたぞ~』。叫びたい気持ちをやっとの事でおさえた。



やっぱりいるんだよなあ、すごい沢だよなあ。興奮冷めやらぬままネットの中の岩魚に見とれていると、ふと山わさびが目に入った。おう、これはグットタイミング。『だっ、旦那、わっ、ワサビなんか摘んでどうすんの?』『決まってるじゃん、これで刺身喰ったら旨いんだぜ』『まっ、まさかオイラを喰おうってんじゃねえでしょうね』『もちろん喰うんだよ、刺身でな~』『やっ、やめた方がいいっすよ。オイラきのうヤモリくったしぃ、蛭もくったしぃ、毒虫だって食ったんだかんね。もしオイラを喰ったら旦那も死んじゃうんだかんね。知らないんだかんね』もちろんリリ-スしましたとさ。



こうなったらもう一匹出会いたい。さらに急峻になる溪を遡る。そして二股、ここから流れは少し細くなる。が、ここからが本命だとさっきのおじいちゃんから教えてもらった。



水量の少し多めの左の溪を遡行することにする。このながれも好ポイントが随所に現れる。15分ほど遡行したであろうか、、、こんな、、、めくるめく出逢いがあろうなんて、、、期待はしていたものの、、、叶うなんて思ってもみなかった、、、溪の女神はいたんだ、、、ほほえんでくれたんだ、、、そしてネイティブが、、、尺岩魚が、、、、いてくれたんだよ。



とても優しい顔つきの雌岩魚だろうか。しかし、急峻な流れに鍛えられた胸ビレも尾ビレも逞しくて見事だ。この子に逢いたくてここまでやってきたんだ。あっけなく夢が叶った。もうこの溪に思い残すことはない。かくして半日だけの溪の旅は終りを告げた。あとの1日半は美味しいビ-ルの時間を楽しもう。恋いこがれていたネイティブを惜別の想いで元の流れにリリ-スした。『さようなら。ありがとね』



逞しい溪魚を育む遠山の溪のチカラを見せつけられた旅となりました。

帰り道にもう一度『日本のチロル』の全景を眺めながら今日の釣りを振り返りました。あの遙か谷底に遠山の流れがありました。ついさっきまで、あの谷底にいたんだなあ。



奥深い溪と、おじいちゃんおばあちゃんに感謝しながら遠山を後にしました。



そして、旅の締めくくりは駒ヶ根『南信州ビ-ル工房』



地ビ-ル4種類と馬刺し。ワンパタ-ンと言われようがいいのです。旨いんですから。今日は山葡萄の樽仕込みワインも味わいました。これを口に含んだ瞬間、生まれ育ったふる里のおじちゃんたちが造った山葡萄の密造酒の香りが蘇りました。あのおじちゃんたちも殆どが既に黄泉の国の人となってしまっているのです。



満足したあとは『こまくさの湯』



ここで偶然にもヨ-デリストの小山義和さんのミニライブに出逢えたのです。
日本のチロルを訪ねて、その旅の終りに本物のヨ-デルを聴くことができるなんて。なんて幸運、なんてドラマチックな旅の終りでしょうか?またまた地ビ-ルの爽やかなのどごしを味わいながら1時間のライブに酔いしれたのでした。



太田切川の流れを聞きながらテラスでビ-ル。
冷や奴ともつ煮込みとヨ-デル、ちょっとミスマッチ?



太田切からの木曽駒が岳、宝剣岳の勇姿。またいつの日か、あの山を踏みしめたいなあ。






遠山の旅、夢のような旅でした。
夢が叶えられたことに心から感謝したいと思います。ありがとね。

そして最後までご覧頂きましてありがとうございました。










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