今年の9月は散々なものであった。
初旬は飯山の寅さんと黒部に、中旬の3連休はオ-ちゃんと南アルプスへと
わくわく遠征計画が台風のお蔭ですべて水に流れ仕事三昧の日々を楽しむ羽目になる。
疲れた時には野宿がいい。
秋の風情を楽しんで野宿でまったりするなら何と言っても瑞垣の森がいい。
乾ききった森でキノコたちも雨を待ち焦がれていた筈、久しぶりに熊さんとふたり可愛いハナイグチと遊んだ。
和やかな7人家族、可愛い双子の兄弟、まだ若い3人家族、みなウキウキとこの季節を楽しんでいるように見えて微笑ましい。
沢畔に腰をおろして一息いれる。
沢沿いを歩いていたら沢山のイワナがびっくりして走るはしる。
ほんの3時間ほどで篭2つ分の収穫、台風の後の今週がベストウィ-クになったようだ。
熊さんがポリ袋をぶちまけるとゴミだらけのハナイグチが出てきた、僕の篭のキノコと比べると性格の違いが一目瞭然。
沢水できれいに洗ってゴミを落とすとこの輝きになる!
なめこのような幼菌も深い麺ザルに一杯になった。
採れたてのハナイグチを軽く炒めて酒と醤油で煮込んできのこラ-メン、森の恵みを堪能する。
ビ-ルの酔いにまかせて午睡を楽しんだ後は野宿と宴会の準備に取り掛かる。
焚火を起し、テ-ブルをしつらえ、酒を並べ、エアマットの上にシュラフを広げる。
体の芯から森に包まれて眠りたいならテントもタ-プも無い方がいい。
湯がいただけのハナイグチはもみじおろしとポン酢で歯触りとのど越しを味わう。
ちょっと手間がかかるけれど茎は酒と醤油でじっくり煮込むと実はこれが一番おいしい。
酒肴の一品に加えるのもいいのだけれど、ご飯に汁ごとぶっかけてかっ込めば箸が止まらなくなってしまう。
今回のメインディッシュは熊さんのパエリア、ジンライムをやりながら出来あがりを待つひと時を楽しむ。
もうすぐ訪れる錦秋の季節にふさわしい美しい出来栄えになった。
申し分なく旨い、しかもワインに良く合う!
気心の知れた男同士、焚火の前では寡黙なくらいがちょうどいい!
ほろ酔い加減のままシュラフにもぐり込めば浮遊しながら深い森に吸い込まれるような感覚になって眠りに落ちた。
少し寒さを感じて目を覚ますと熊さんがコ-ヒ-を淹れている。
凛と澄み切った森の朝にコ-ヒ-とタバコほど旨いものはない。
この森にはイワナの棲むこんな沢が何本も流れているというのに僕も熊さんも一度もロッドを振ることはなかった。
2日目も山ほどのハナイグチが採れた。
考えてみれば山菜もキノコもイワナも同じような気がする。
そこにイワナが居れば釣れるし、居なければ釣れない。
たくさん釣れれば自分の腕が上がったような気になるのだけれど大きな間違いだと悟る。
殆どの場合、そこに居たから釣れたのだし、居なかったから釣れなかった、ただそれだけのこと。
だから釣り師はイワナのいる渓を求めて何時間でも歩くし、人が来る前に入ろうと早起きにもなる。
釣り師の性といえばそれまでなのだけれど釣れても釣れなくてもお気に入りの森と渓に身を置く時間を楽しむことができればそれでいい。
今シ-ズンの締めくくりは、ひとり黒部の山を歩いて少しの時間だけイワナと遊べたらいいかなあ。
初旬は飯山の寅さんと黒部に、中旬の3連休はオ-ちゃんと南アルプスへと
わくわく遠征計画が台風のお蔭ですべて水に流れ仕事三昧の日々を楽しむ羽目になる。
疲れた時には野宿がいい。
秋の風情を楽しんで野宿でまったりするなら何と言っても瑞垣の森がいい。
乾ききった森でキノコたちも雨を待ち焦がれていた筈、久しぶりに熊さんとふたり可愛いハナイグチと遊んだ。
和やかな7人家族、可愛い双子の兄弟、まだ若い3人家族、みなウキウキとこの季節を楽しんでいるように見えて微笑ましい。
沢畔に腰をおろして一息いれる。
沢沿いを歩いていたら沢山のイワナがびっくりして走るはしる。
ほんの3時間ほどで篭2つ分の収穫、台風の後の今週がベストウィ-クになったようだ。
熊さんがポリ袋をぶちまけるとゴミだらけのハナイグチが出てきた、僕の篭のキノコと比べると性格の違いが一目瞭然。
沢水できれいに洗ってゴミを落とすとこの輝きになる!
なめこのような幼菌も深い麺ザルに一杯になった。
採れたてのハナイグチを軽く炒めて酒と醤油で煮込んできのこラ-メン、森の恵みを堪能する。
ビ-ルの酔いにまかせて午睡を楽しんだ後は野宿と宴会の準備に取り掛かる。
焚火を起し、テ-ブルをしつらえ、酒を並べ、エアマットの上にシュラフを広げる。
体の芯から森に包まれて眠りたいならテントもタ-プも無い方がいい。
湯がいただけのハナイグチはもみじおろしとポン酢で歯触りとのど越しを味わう。
ちょっと手間がかかるけれど茎は酒と醤油でじっくり煮込むと実はこれが一番おいしい。
酒肴の一品に加えるのもいいのだけれど、ご飯に汁ごとぶっかけてかっ込めば箸が止まらなくなってしまう。
今回のメインディッシュは熊さんのパエリア、ジンライムをやりながら出来あがりを待つひと時を楽しむ。
もうすぐ訪れる錦秋の季節にふさわしい美しい出来栄えになった。
申し分なく旨い、しかもワインに良く合う!
気心の知れた男同士、焚火の前では寡黙なくらいがちょうどいい!
ほろ酔い加減のままシュラフにもぐり込めば浮遊しながら深い森に吸い込まれるような感覚になって眠りに落ちた。
少し寒さを感じて目を覚ますと熊さんがコ-ヒ-を淹れている。
凛と澄み切った森の朝にコ-ヒ-とタバコほど旨いものはない。
この森にはイワナの棲むこんな沢が何本も流れているというのに僕も熊さんも一度もロッドを振ることはなかった。
2日目も山ほどのハナイグチが採れた。
考えてみれば山菜もキノコもイワナも同じような気がする。
そこにイワナが居れば釣れるし、居なければ釣れない。
たくさん釣れれば自分の腕が上がったような気になるのだけれど大きな間違いだと悟る。
殆どの場合、そこに居たから釣れたのだし、居なかったから釣れなかった、ただそれだけのこと。
だから釣り師はイワナのいる渓を求めて何時間でも歩くし、人が来る前に入ろうと早起きにもなる。
釣り師の性といえばそれまでなのだけれど釣れても釣れなくてもお気に入りの森と渓に身を置く時間を楽しむことができればそれでいい。
今シ-ズンの締めくくりは、ひとり黒部の山を歩いて少しの時間だけイワナと遊べたらいいかなあ。