山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

春の女神

2018-03-26 01:32:15 | 山歩き.散歩
今年も石砂山に賑わいの季節がやってきた。
岐阜蝶が蜜を吸うスミレやモミジイチゴ、ミツバツツジや山桜が満開になる頃が盛期なのだけれど
登山口のひとつ、牧馬峠に向かうと早くも車を止めるスペ-スが無いほどの賑わいになっていた。




仕方なく方向転換して伏馬田ル-トに切り替えて午前9時半に歩き始める。




小学生の頃から歩いてきたこの道も何も変わらないようでいて少しずついい雰囲気を醸し続けている。




長い急な階段を登り、更に二つ階段を詰めると天辺に辿り着く。




天辺直下の道の脇にスミレが数株と小さなヒトリシズカが1本だけ咲いていた。
山桜とミツバツツジに花はなく、春の女神の乱舞は1週間ほど先になりそうである。



 


頂上では10人ほどの登山者が盛んにシャッタ-を切っていた。
ヒオドシチョウが3、4匹




岐阜蝶が5、6匹、乱舞というにはほど遠いけれど今年も春の女神に逢えた。



いつもの指定席で山飯と昼寝、、、、と思っていたのだけれど山ビルの洗礼を受けたくないので山を下った。



ここは神の川、暖かい今日は長者舎の河原がいい。
まだ残っている雪でビ-ルを冷やして、、、、、




途中で摘んできた野蒜と藪甘草で質素にビ-ル。




おにぎり1個でチャ-ハンを作る。
具材は野蒜と行者ニンニクの醤油漬け
味付けは行者ニンニクを漬け込んだ醤油のみ
シンプルだけど美味しい!



今日は昼寝日和の暖かい午後でした。
おそらく来週末あたりから舞姫の乱舞に期待できそうですよ!
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ふるさとの小川で

2018-03-20 01:42:08 | 川飯.B級グルメ
足かせに繋がれていたような2か月間がようやく終わりを告げた。
山を歩きたいのだけれど鈍った体は気力を振り絞っても思うように動かない。
先ずは野に出て野草を摘んで春の息吹を感じることから始めよう、これが僕の早春のセレモニ-。

ふるさとの野を散策しながら野蒜や藪甘草や蕗の薹を摘む、この開放感を何に例えたらいいのだろうか?




食べる分だけ野草を摘んで、いつものダイニングで下ごしらえを始めていると
散歩の途中で出逢ったおじいちゃんが小川の畔に訪ねてきてまた話し込んだ。




野草の素揚げとお浸しを振る舞いビ-ルをお裾分けすると
今じゃあこんなもの誰も食やあしねえと言いながら懐かしそうに食べてもらえた。
話し込んでいて写真を撮れなかったので、、、、、、この2枚は昨年の画像です。





小一時間ほどで独りになれた、少々寒いので煮込んだソ-メンで温まりたい。
10倍ほどに薄めた麺つゆで具がしんなりしたらソ-メンを煮込む、胃に優しくてほっこりする!

 



午前10時半、釣る気はさらさらないのだけれど、穏やかなふるさとの小川を歩いてみたかった。




水量は少し減ったけれど、この美しい流れは昔と殆ど変わらない。




山女魚の魚影は確認できるもののドライフライにはまだ少し季節が早いか?




ここでロッドを畳んで川飯にしよう。




セリと豆腐だけのシンプルなセリ汁でビ-ル




鬼ころしでほろ酔って体は昼寝モ-ドになってきた。




仕上げは野蒜たっぷりのペペロンチ-ノでお腹が満たされた。




河原の陽だまりで小一時間ほど眠って滝の右岸から林道に這い上がる。




昔は泳げるほどの大きな淵だったのに今では砂利に埋もれて狭くなってしまった。




林道の岩肌にへばりつく様に生きる春蘭が咲き始めた。




ということは、今年もまた石砂山に春の女神が舞い始める季節が巡ってきたということになる!

さあこれから少しずつ体を慣らして自然の懐に飛び込んで行こうか!
コメント (32)
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