『ちょっと山へ行ってくるわ』
『えぇっ、足が痛いのにおバカにもホドがあるでしょ』
『男というものはねえ、時々一人になりたいときがあるのサ-』
『で、どこへ登るの?』『う~む、菜畑にしようかな』
『この寒いときに、わざわざ雪山に登るなんてバッカじゃない!』
『そおだよ~、おバカの人生は楽しいものなのサ-』
釣友との山飯新年会をキャンセルしちゃったから、ちょっと寂しかったんだよね。
足が痛くても、単独行なら適当に休憩を取りながらマイペ-スで歩けるだろう。
ハ-ドじゃなくて、雪が残っていて、入山者が少なくて、富士の雄姿も見えたらいいな。
道志山塊の『菜畑山』なら、すべての条件を満たしてくれる、決~めたっと。
登山口に10時、超ゆっくり目の山行である。
明日は相模湖方面のお客様への訪問、だから山で幕営しても何とか間に合うのだ。
歩き始めると、林道はガチガチのアイスバ-ンになってて滑るのなんのって。
この程度なら4本爪の軽アイゼンがちょうどいい。
足の指は痛いが気分も軽い。
痛つつ、でもルンルンだもんね~。痛たた、そんなのかんけ-ね-だもんね~。
そして車の轍もなくなり、雪を踏みしめながら歩く。
こうして雪道を歩くのは何年振りだろうか。うれしいなあ!
2時間かけて登山道に取り付く。2倍の時間を要したが今回は仕方ない。
先ずは針葉樹林帯、積雪は15センチ程度だろうか?
下山してきた中年の夫婦に聞いてみた。『ここからはどんな感じですか?』
『35分程度かしら、急登だけど、あっという間でしたよ』ですって。
オイラなんて、もう息も切れぎれだし、足は痛いし。
広葉樹林帯に入ると登りがきつくなる。
10分登って5分休憩。現役の山屋さんに聞かれたら笑われてしまいそうだがイイじゃないですか。
マイペ-ス、マイペ-ス、これがいいのです。林間の澄んだ空気を吸い込んだり、、、、。
10分登っては5分休憩。
さらさらのパウダ-スノ-の上に腰を下ろして遠くの雪景色を眺めたり。
時々こんなゆるやかな登りもあって、、、、。
最後の急登。
ここを詰めたら突然頂上のあずまやが見えてきた。
ハアハアゼエゼエ、頭もクラクラする。ちょっと息を整えてから、、、、。
やった~、頂上に辿り着いたぜえ!
『菜畑山』1283メ-トル。(なばたけやま)ではなくて(なばたけうら)と読むのです。
この山の名の由来、調べてみるとおもしろいですよ。
山のてっぺんからのパノラマ、これはね、登った者だけに与えられる特権なんですね。
でもね、あなただけにそっとお裾分けしましょうね。
『丹沢山塊』
稜線と谿がくっきり、なんか山に彫刻を施したような、、、、。
登ってみると丹沢、結構険しい山なんですよね。こんな風景を眺めて、もう気分爽快!
そして『富士』の雄姿。
稜線の向こうに雄々しくそびえておりました。美しいなあ!
360度のパノラマを堪能するとお腹も減るのです。
昼食は軽く、おにぎり、赤坂離宮のフカヒレス-プ(頂き物)、そして勿論ビ-ルつき。
フカヒレたっぷりのス-プの出来上がりを待ちこがれているの図。
赤鞍ケ岳から縦走してきた若者に撮ってもらいました。
目の前にそびえる山々を眺めながらの昼飯、やっぱり来て良かった~。
雪の上でうたた寝したり、粉雪にレモンと砂糖を振りかけて食べたり、おしっこで絵を描いたりと、のんぴりしすぎてしまいました。
寒さが増してきた午後3時、下山です。振り返ると頂上のあずまやが小さく遠くなっていました。また来るね!
林間の下山路は雪に覆われてヒザへの衝撃も殆どありません。
駆けるように、あっという間に林道終点の広場まで駆け下りました。
今日はここに幕営して『泊まれる飲み屋』の開店なのです。
幕営の準備に取りかかると、、、、。
あれっ、ツェルトしか無い。冬用のマットもな~い。これじゃ眠れないぞ。
それより寒くて凍え死んじゃうぞ。潔く諦めて『泊まれない飲み屋』に変更だな。
寒くなって、もう限界だ~と言うところまで飲むことにしよう。
先ずはマグロのカルパッチョもどき。
オリ-ブオイルとニンニクと塩で。ウマイ!
牡蠣は塩で味付けしてガ-リックオイルで炒めて、、、、。
ハイ、出来上がり。超簡単レシピです。レモンをしぼって、ウマ~イ!
しんしんと冷えてきました。鍋焼きうどん。
午後6時半、林の中はすでに真っ暗。
下半身は4枚、上半身は5枚、ネックウォ-マ-で目の下まで覆い、ダウンのフ-ドをかぶっての
完全防寒対策を施したつもりでも、体の芯まで冷え切って、もう限界、もうダメ、帰ろっと。
あまりの寒さに、酔うこともできませんでした。
ところで、これいいでしょ。
ヘッドライト2つにス-パ-のポリ袋をかぶせると蛍光灯のように明るさを増すのです。
凍えきった体で帰宅し、お風呂で暖まって、またビ-ル。
あぁ、やっぱり家が一番だね、と言いながら、『今度はどこにしようかな~』などと想いを馳せる。
おバカな男の人生は素晴らしきかな、そして楽しきかな、なのでした。
あっ、足の痛みがなくなってしまいましたよ。冷え切ったせいかなあ。
雪の菜畑山、ありがとね!
『えぇっ、足が痛いのにおバカにもホドがあるでしょ』
『男というものはねえ、時々一人になりたいときがあるのサ-』
『で、どこへ登るの?』『う~む、菜畑にしようかな』
『この寒いときに、わざわざ雪山に登るなんてバッカじゃない!』
『そおだよ~、おバカの人生は楽しいものなのサ-』
釣友との山飯新年会をキャンセルしちゃったから、ちょっと寂しかったんだよね。
足が痛くても、単独行なら適当に休憩を取りながらマイペ-スで歩けるだろう。
ハ-ドじゃなくて、雪が残っていて、入山者が少なくて、富士の雄姿も見えたらいいな。
道志山塊の『菜畑山』なら、すべての条件を満たしてくれる、決~めたっと。
登山口に10時、超ゆっくり目の山行である。
明日は相模湖方面のお客様への訪問、だから山で幕営しても何とか間に合うのだ。
歩き始めると、林道はガチガチのアイスバ-ンになってて滑るのなんのって。
この程度なら4本爪の軽アイゼンがちょうどいい。
足の指は痛いが気分も軽い。
痛つつ、でもルンルンだもんね~。痛たた、そんなのかんけ-ね-だもんね~。
そして車の轍もなくなり、雪を踏みしめながら歩く。
こうして雪道を歩くのは何年振りだろうか。うれしいなあ!
2時間かけて登山道に取り付く。2倍の時間を要したが今回は仕方ない。
先ずは針葉樹林帯、積雪は15センチ程度だろうか?
下山してきた中年の夫婦に聞いてみた。『ここからはどんな感じですか?』
『35分程度かしら、急登だけど、あっという間でしたよ』ですって。
オイラなんて、もう息も切れぎれだし、足は痛いし。
広葉樹林帯に入ると登りがきつくなる。
10分登って5分休憩。現役の山屋さんに聞かれたら笑われてしまいそうだがイイじゃないですか。
マイペ-ス、マイペ-ス、これがいいのです。林間の澄んだ空気を吸い込んだり、、、、。
10分登っては5分休憩。
さらさらのパウダ-スノ-の上に腰を下ろして遠くの雪景色を眺めたり。
時々こんなゆるやかな登りもあって、、、、。
最後の急登。
ここを詰めたら突然頂上のあずまやが見えてきた。
ハアハアゼエゼエ、頭もクラクラする。ちょっと息を整えてから、、、、。
やった~、頂上に辿り着いたぜえ!
『菜畑山』1283メ-トル。(なばたけやま)ではなくて(なばたけうら)と読むのです。
この山の名の由来、調べてみるとおもしろいですよ。
山のてっぺんからのパノラマ、これはね、登った者だけに与えられる特権なんですね。
でもね、あなただけにそっとお裾分けしましょうね。
『丹沢山塊』
稜線と谿がくっきり、なんか山に彫刻を施したような、、、、。
登ってみると丹沢、結構険しい山なんですよね。こんな風景を眺めて、もう気分爽快!
そして『富士』の雄姿。
稜線の向こうに雄々しくそびえておりました。美しいなあ!
360度のパノラマを堪能するとお腹も減るのです。
昼食は軽く、おにぎり、赤坂離宮のフカヒレス-プ(頂き物)、そして勿論ビ-ルつき。
フカヒレたっぷりのス-プの出来上がりを待ちこがれているの図。
赤鞍ケ岳から縦走してきた若者に撮ってもらいました。
目の前にそびえる山々を眺めながらの昼飯、やっぱり来て良かった~。
雪の上でうたた寝したり、粉雪にレモンと砂糖を振りかけて食べたり、おしっこで絵を描いたりと、のんぴりしすぎてしまいました。
寒さが増してきた午後3時、下山です。振り返ると頂上のあずまやが小さく遠くなっていました。また来るね!
林間の下山路は雪に覆われてヒザへの衝撃も殆どありません。
駆けるように、あっという間に林道終点の広場まで駆け下りました。
今日はここに幕営して『泊まれる飲み屋』の開店なのです。
幕営の準備に取りかかると、、、、。
あれっ、ツェルトしか無い。冬用のマットもな~い。これじゃ眠れないぞ。
それより寒くて凍え死んじゃうぞ。潔く諦めて『泊まれない飲み屋』に変更だな。
寒くなって、もう限界だ~と言うところまで飲むことにしよう。
先ずはマグロのカルパッチョもどき。
オリ-ブオイルとニンニクと塩で。ウマイ!
牡蠣は塩で味付けしてガ-リックオイルで炒めて、、、、。
ハイ、出来上がり。超簡単レシピです。レモンをしぼって、ウマ~イ!
しんしんと冷えてきました。鍋焼きうどん。
午後6時半、林の中はすでに真っ暗。
下半身は4枚、上半身は5枚、ネックウォ-マ-で目の下まで覆い、ダウンのフ-ドをかぶっての
完全防寒対策を施したつもりでも、体の芯まで冷え切って、もう限界、もうダメ、帰ろっと。
あまりの寒さに、酔うこともできませんでした。
ところで、これいいでしょ。
ヘッドライト2つにス-パ-のポリ袋をかぶせると蛍光灯のように明るさを増すのです。
凍えきった体で帰宅し、お風呂で暖まって、またビ-ル。
あぁ、やっぱり家が一番だね、と言いながら、『今度はどこにしようかな~』などと想いを馳せる。
おバカな男の人生は素晴らしきかな、そして楽しきかな、なのでした。
あっ、足の痛みがなくなってしまいましたよ。冷え切ったせいかなあ。
雪の菜畑山、ありがとね!