山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

たまにはこれで息抜き!

2017-02-20 00:26:18 | 川飯.B級グルメ
長かった風邪がようやく快癒したと安堵しているうちに仕事が戦争状態に突入してしまった。
毎年のことと覚悟はしているものの足かせをはめられて身動きがとれなくなるとストレスが充満して破裂しそうになる。

そうなる前にガス抜きをしなければと幼馴染のオ-ちゃんを誘って国分寺を徘徊した。
午後5時、30年以上も通い続けている『いながき』で焼き鳥をつまんで軽く一杯やってから魚の店に腰を落ち着ける。




いつものことだけれど山と釣りと孫と音楽の話しで時間の経つのを忘れてしまう。
中学高校と吹奏楽をやっていたオ-ちゃんは今年に入ってからアルトサックスを吹き始めた。
先週、渋谷のオ-チャ-ドホ-ルで高見沢と日本フィルのコンサ-トを聴いて久しぶりに感涙にむせんだと言う。

山も音楽も、よほど表現力に優れていない限りその素晴らしさを言葉にしてしまうと何故か薄っぺらなものになってしまう。
北穂や奥穂や鷲羽のテッペンから四周を大観して『すっげ~』と心の内で絶叫して言葉が継げず、気が付けば目には涙が溢れている。

山に浸るとき、言葉は却って邪魔になるということ、言葉で表現することに殆ど意味がないということ
いま自分の目で眺めている風景、自分が今いる山の一部になってることを素直に受け入れることだけでいいんだということ
それが長年山をやっている僕とオ-ちゃんの共通した価値観であるということを語り合ったひと時でありました。




レモンチュ-ハイのグラスを重ね続けて夜も更ける頃になるとラ-メンなんですよねえ!
今回は、いま売り出し中の煮干しそば『ムタヒロ』1号店(南口)にふらふら~っと。




定番の『煮干しそば』の大盛り、平打ちのちぢれ麺にたっぷりのアオサと懐かしいナルト、美味しゅうございました。




北口2号店の『塩鶏そば』は更に美味しいとの評判でございます。




解禁日の出撃は到底ムリなことと諦めておりますが
心待ちにしている皆さんの〇ボのレポで心を穏やかに鎮めたいと思っています。
どうか心優しい皆さま、解禁からツ抜けなんていうレポはくれぐれもご遠慮くださいますように!
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菜畑山1283m

2017-02-07 00:15:59 | 山歩き.散歩
相棒の風邪がぶり返していなければ、今週は八つの樹氷とシュカブラにうっとりしながら雪で割ったバ-ボンにとろけていた筈でした。
な~んて言いながら僕もまだ風邪が抜けきらずに、毎日ゴホゴホ咳込みながら虚ろな状態で仕事に明け暮れる日々でございます。

こんな生活をしておりますとねえ、今が一番幸せなんだと思いながらも乾いてきちゃうんですよねえ心が、、、、。
というわけで、今の体調でもなんとか登れそうな道志の菜畑山(なばたけうら)で昼寝でもしようかと思い立った次第です。

鈍った体を慣らそうと道志道から歩き始めて林道を辿り、1時間45分のコ-スタイムをなんと2時間以上もかかってしまいました。
林道は雪ばっかしで歩き難いったらありゃしない、というのは大嘘で雪が残っていたのはここだけ、陽だまりには蕗の薹が目を出しています。

 



広葉樹の登山道に入ると直登の連続で息を荒げて休み休み登ります、あぁ若き日の漲るようなチカラが欲しいなあ!





菜畑の天辺に立つと、水喰の頭、御正体山の先に秀麗な冬富士が浮かびます。
この日の富士は風もなく穏やかそうに見えますが、この冬も何人もの登山者が滑落死しているんですよね。





目を東南東に転じると右に加入道山、左に大室山が生き物の背骨を晒すように聳えます。





菜畑は暖かくて穏やかな昼寝日和になりました。

  



午後2時半、赤鞍が岳から縦走してきた登山者に声を掛けられました。
風が出てきて気温が急激に下がり始めた菜畑を降りると温泉とビ-ルが待っています。

苦しいけれど急登を喘ぎながら登る充実感がいい
天辺に立って四周を眺める解放感もいい
下山後に味わう温泉とビ-ルのまったり感がたまらない
やっぱり山はいいですね~
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