冬枯れの山

体調不良を押して仕事に没頭している間に秋が終わろうとしている。
まだ紅葉が残っているだろうと牛の寝通り辺りを徘徊してみると山は既に冬枯れの静けさに包まれていた。
踏みしめて歩けば靴が埋まってしまうほどに降り積もった枯葉がふっかふかで実に心地よく季節の移ろいを感じさせてくれる。





葉を落として寒々しい木々の中にたった１本だけ異彩を放つもみじに救われた心持ちになる。





棚倉小屋跡で小休止していると大菩薩から駆け下りてきたマウンテンバイクが次々に走り去る。
同じ山でも様々な楽しみ方があるものですねえ！





右から雲取、三ツ山、唐松尾、笠取の稜線がくっきりと遠望できる。





更に２時間、大菩薩峠にもう少しというところで熱烈にビ－ルが欲しくなって大休止した。





オ－ちゃんのシャウエッセンとクリ－ムシチュ－で体を温めながらビ－ルをやる。

　



白菜と豚肉の酒蒸しは出汁の素と酒だけで作る超簡単な山めしになる。





煮込んでいくと白菜から水分が出てたっぷりの煮汁ができる、あとは出汁醤油で味を調える。
ハフハフいいながらビ－ルを楽しみ、ついには寅さんからいただいたEARLYTIMESまで空けてしまった。

　



残ったつゆに水を加えて〆のちゃんぽんを作る、これなかなかイケます！





ふっかふかの落ち葉の上に身を横たえてたっぷり２時間眠った。
小春日和の暖かな陽だまりがとても心地よい。





下山する頃には厚い雲が低く垂れ込めて急激に気温が下がってきた。





小菅の湯に肩までどっぷりつかって体を温めてから呑み見直し。
きのこ蕎麦が美味しかった。



　


雪山の季節を控えてのリハビリ、とまではいかないけれど少しだけ生気を取り戻した一日となりました。

ちょっとあの山へ

気晴らしにふる里の山を歩いてみた。





紅葉はまだ三分ほど、全山が染まるのは下旬になる。





クヌギの根方に腰をおろして山飯を楽しむ。
ゴルゴンゾ－ラを多目に入れて濃い目の味に、しかもソ－スを多目に仕上げる。





水で戻したパスタを煮込む。





独り山飯を作っている時間は無心になれていい。





ちょっとほろ酔って、ここでのんびりしてゆこうか？
今日はワインにすればよかったかな？





我ながら美味しいソ－スに仕上がった、パスタにもとても良く合う。





パスタのあとはフランスパンで、これもまたいい。





久しぶりにふる里の山を歩いて穏やかな気持ちになれました。




あっという間に１１月、焚火が恋しい季節になりましたね。
雪が降るのも待ち遠しい、今年もたくさん積もるといいなあ。