山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

お食い初め

2014-12-22 00:13:46 | 独り言
                   二人目の孫が無事に生後100日を迎えました。
                   健やかな成長を祝って、我が家でお食い初め!



                   



                   



                   
                   上の子は2歳と5か月、好奇心旺盛な女の子になりました。
                   みるみるうちに話す言葉の数も増えて、きのうは4時間も
                   二人だけで言葉を交わしながら遊びに興じてしまいました。
                   いやあ、おじいちゃん業もまんざらではありませんね。
                                
                  
                   
                   
                                                      
                   



                   さてさて、この子たちの将来にいったいどんな人生が開けて行くのでしょうか?
                   
                   
                   我らの父親世代が、時代に翻弄されながらも命を賭して守ろうとした
                   この美しい国に生まれたことに僕は感謝と誇りを感じています。

                   
                   人を思いやり、秩序ある国造りを成し遂げてきた我ら国民の高き素養は
                   ひとえに家庭や学校や地域社会の中で培われてきた教育の賜物であると信じます。

                  
                   この子たち一人一人を国の宝として、地域社会で守り育て
                   この子たちが安心して生を全うできる国であり続けて欲しいと願う次第です。


                   
コメント (26)
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初雪の山飯

2014-12-08 02:11:01 | 川飯.B級グルメ
冷え込みの厳しい朝であった。
シェルジャケットを羽織ってザックを背負えば気持ちが凛と引き締まる。

登山道の傍らに生きる野草たちは凍え死なないようにと体内から水分を放出して厳しい冬を乗り越える。
放出した水分が凍ったのであろうか、葉の縁からのびる無数の小さな氷柱がまるで極細の筆で描いたように繊細で美しい。





体を温めようと犬越路まで登って丹沢の山並みを眺めてからヒュッテに下った。
人がいればスト-ブが焚かれて煙がたなびくのに今日は人の気配がなくてヒュッテは冷え冷えとしている。





気温が上がってから2時間ほど、うらたんで食料を調達してから今日のテン場に向かう。





食べる分だけ残して9尾のレインボ-をテン場の前の流れにリリ-スした。

 




河原には夜通し暖を取れるほどふんだんに流木があって心強い。





一仕事終えて午後2時、空腹も限界に達してめまいがしてきた。
さっそくオ-ちゃんが捌いたレインボ-でゴルゴンゾ-ラをたっぷり使ったクリ-ム煮を作りる。

 



たった10分で出来上がるこの料理は、白身のレインボ-と抜群に相性がいい。
濃厚なソ-スはフランスパンとの相性も良くてビ-ルが止まらなくなってしまう。





午後2時半、黒い雲が空一面に垂れ込めて今にも泣き出しそうになった。
急いでツェルトを広げて雨を凌ぐ準備をしていると、ナント空から落ちてきたのは雪あられではありませんか。
雨の中の焚火なんて憂鬱でやってられない訳ですが、雪ならば話は別、しかも初雪、こんなに嬉しいことはありません。





焚火の中に放り込んでおいたレインボ-のホイル焼きが程よく出来上がりました。
塩コショウにたっぷりのバタ-でふっくらしっとり、いやはやレインボ-の美味しさを再認識させられた次第です。





ホットウィスキ-を煽って体はほかほかに温まった。
落ちてくる雪は激しさを増して、外したネックウォ-マ-はあっという間にこの通り。
僕たちは空を仰いで全身に雪を浴びながら年甲斐もなく小躍りしてはしゃいでしまった。
初雪の中での焚火なんて最高のシチュエ-ションではありませんか。





雪が降るならいっそのことみぞれ鍋にすればよかった、などと笑い合いながら





出来上がったのはほっかほかの大量のカレ-鍋。
持ってきたシャウエッセン、トマト、シメジ、エノキ、モヤシ、ホウレンソウなどを手当たり次第にぶち込んだ。





本だし、めんつゆ、カレ-ルウのつゆが美味しくてハフハフいいながらホットウィスキ-を煽る。
〆は煮込みラ-メンという訳であるが、どちらかというと煮込みうどんのほうが良かったかもしれない。
夜の帳が下りる頃にはテン場にも僕らの体にもうっすらと雪が降り積もっていた。
極寒に抗うことなくテン場を撤収して秋山温泉で体を温めることにした。




日本中の鮎を追いかけて遊ぶオ-ちゃんとはシ-ズン中に逢うことは殆どない。
だから晩秋から早春にかけての半年間は二人で濃密な時間を共有することにしている。

どんなに親しくとも、互いに理解と寛容の心ががなければこんなに長続きはしなかったことだろう。

今更ながらに友の人柄に感謝した一日でありました。







コメント (28)
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