梅雨時の台風とあって天候不順は仕方のないこと
それでもヘロヘロの体を何とかしなければと森のホスピタルへとやってきた。
明け方までの雨に濡れて森はしっとりと落ち着いた雰囲気を醸している。
まだ森に馴染んでいない気だるい体を引きずりながら小さな沢をゆっくりと釣り上がる。
小さな岩魚がポイントごとにフライを咥えて、一瞬ごとの緊張に少しずつ精気が蘇る。
荒々しい源流もいいけれど、優しい森を縫う小さな沢もまたいいものですね。
この小さなポイントで今日一番の岩魚が顔を見せてくれた。
2~3尾キ-プして夜の酒肴にしようと思っていたのだけれど
喰われるのはイヤだと彼が目で真剣に訴えかけてくるのでやめることにした。
2時間ほど釣り上がって、今日のテン場をここに決める。
午前10時、遅めの朝食とする。
冷たい水で〆たひやむぎが旨い。
銀マットに横になって本を読む。
木漏れ日の森を抜ける風が清々しくて心地よい。
『いのちの森の台所(佐藤初女著)』
いのち、森、台所、この三つのキ-ワ-ドを見て思わず手に取ってしまった一冊。
岩木山麓の森の中、この施設を訪れる人たちを、心を込めた料理で迎え
道に迷った人、心を病んだ人、苦しみや悲しみを抱える人たちの心を癒しています。
食はいのち、食材もまたいのち
土から生まれた食材を慈しみながら心を込めて美味しい食事を作る
食べ物を大切にする人は、人をも大切にする。
お母さんの包容力と優しさは、ほかの誰もかないません
家族には美味しいご飯を食べさせてあげて下さい。
家族が同じものを分かち合って一緒に食べることで心もひとつになり和にもなる。
僕も、そしてあなたも、健康で健全な心を持って成長し今まで生きてこられたのは
母親の心のこもった食事を家族一緒に分かち合ってきたからこそかとつくづく思う次第です。
これからの子供たちとお母さんや家族の関係も是非そうあり続けて欲しいものだと心から願っています。
うちの孫にも歯が生えて、ご飯を美味しそうにモリモリ食べて、ようやく歩けるようになりました。
この子たちがすくすくと成長できるのも両親の無償の愛と、心のこもった美味しいご飯のチカラなのかもしれませんね。
91歳になる初女(はつめ)さんは、老いること、死の準備など一切せずに今のこの一刻一刻を喜びとともに大切に生きている。
人の未来ほど不確かなものはないけれど、この一刻一刻が確実に死に近づいている、だから今この一刻一刻を大切に生きることが死への準備なのだと。
僕も、死に関する書は何冊も読んではいるのですが、なかなか求めている答えを見つけることができないでおりました。
いずれ将来、確実に訪れる自分の死を思っても現実感もなく、だから心の準備など尚更できるはずもなくいるのですが
『喜びとともに今を大切に生きる』、この一言ですっと腹に落ち今の自分の生き方で間違いないのだと確信した次第です。
しなやかな心と、一本芯の通った初女さんの生き方と強さに触れられた1冊となりました。
午後1時、そろそろテントを設営しようとする頃、ポツリと雨粒が落ちてきました。
そして1分もしないうちにどしゃ降りとなってたまらずに急いで山を下りました。
それから3時間あまり、前も見えないほどのどしゃ降りは断続的に続いて
森の中での天泊はやむなく断念せざるをえなくなったという次第です。
これからも、もっともっと、いのちの森の台所に癒されていきたいとおもっております!
それでもヘロヘロの体を何とかしなければと森のホスピタルへとやってきた。
明け方までの雨に濡れて森はしっとりと落ち着いた雰囲気を醸している。
まだ森に馴染んでいない気だるい体を引きずりながら小さな沢をゆっくりと釣り上がる。
小さな岩魚がポイントごとにフライを咥えて、一瞬ごとの緊張に少しずつ精気が蘇る。
荒々しい源流もいいけれど、優しい森を縫う小さな沢もまたいいものですね。
この小さなポイントで今日一番の岩魚が顔を見せてくれた。
2~3尾キ-プして夜の酒肴にしようと思っていたのだけれど
喰われるのはイヤだと彼が目で真剣に訴えかけてくるのでやめることにした。
2時間ほど釣り上がって、今日のテン場をここに決める。
午前10時、遅めの朝食とする。
冷たい水で〆たひやむぎが旨い。
銀マットに横になって本を読む。
木漏れ日の森を抜ける風が清々しくて心地よい。
『いのちの森の台所(佐藤初女著)』
いのち、森、台所、この三つのキ-ワ-ドを見て思わず手に取ってしまった一冊。
岩木山麓の森の中、この施設を訪れる人たちを、心を込めた料理で迎え
道に迷った人、心を病んだ人、苦しみや悲しみを抱える人たちの心を癒しています。
食はいのち、食材もまたいのち
土から生まれた食材を慈しみながら心を込めて美味しい食事を作る
食べ物を大切にする人は、人をも大切にする。
お母さんの包容力と優しさは、ほかの誰もかないません
家族には美味しいご飯を食べさせてあげて下さい。
家族が同じものを分かち合って一緒に食べることで心もひとつになり和にもなる。
僕も、そしてあなたも、健康で健全な心を持って成長し今まで生きてこられたのは
母親の心のこもった食事を家族一緒に分かち合ってきたからこそかとつくづく思う次第です。
これからの子供たちとお母さんや家族の関係も是非そうあり続けて欲しいものだと心から願っています。
うちの孫にも歯が生えて、ご飯を美味しそうにモリモリ食べて、ようやく歩けるようになりました。
この子たちがすくすくと成長できるのも両親の無償の愛と、心のこもった美味しいご飯のチカラなのかもしれませんね。
91歳になる初女(はつめ)さんは、老いること、死の準備など一切せずに今のこの一刻一刻を喜びとともに大切に生きている。
人の未来ほど不確かなものはないけれど、この一刻一刻が確実に死に近づいている、だから今この一刻一刻を大切に生きることが死への準備なのだと。
僕も、死に関する書は何冊も読んではいるのですが、なかなか求めている答えを見つけることができないでおりました。
いずれ将来、確実に訪れる自分の死を思っても現実感もなく、だから心の準備など尚更できるはずもなくいるのですが
『喜びとともに今を大切に生きる』、この一言ですっと腹に落ち今の自分の生き方で間違いないのだと確信した次第です。
しなやかな心と、一本芯の通った初女さんの生き方と強さに触れられた1冊となりました。
午後1時、そろそろテントを設営しようとする頃、ポツリと雨粒が落ちてきました。
そして1分もしないうちにどしゃ降りとなってたまらずに急いで山を下りました。
それから3時間あまり、前も見えないほどのどしゃ降りは断続的に続いて
森の中での天泊はやむなく断念せざるをえなくなったという次第です。
これからも、もっともっと、いのちの森の台所に癒されていきたいとおもっております!