風呂屋の富士山。志太泉の桜。
今ではご家庭でお皿が余っている事もよくあるかと思います。
物という面では、例えば太平洋戦争前と比較すれば豊かになったんだと思います。
おそらく、戦前は皿も貴重品だったんでしょう。
このお皿は、志太泉のノベルティだったお皿です。
裏に「清酒 志太泉」の銘が入っています。
この志太泉の文字は、おそらく2代目「望月快一」が書いたのかと推定されています。
にゃんかっぷは、お酒を飲み終わった後、ご家庭でコップとして使われる。
蔵では、お酒を飲み終わった後、麹菌を入れて種切り(※1)に使う。
蓋になる布はベンベルグ(※2)。
※1 種切り 蒸米に麹菌を振りかける作業の事。麹菌は種こうじとももやしとも呼ばれる。
※2 ベンベルグ 繊維の1種。キュプラとも呼ばれる。この繊維の細かさが麹菌の通過に適しているいわれるが、これは杜氏や技術者の伝承で、あまり検証はされていない。
http://www.ak-bemberg.jp/what-bemberg/index.html