志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

志太泉 百八景 第六景 志太泉の皿

2021-01-29 10:57:24 | 志太泉 百八景

今ではご家庭でお皿が余っている事もよくあるかと思います。
物という面では、例えば太平洋戦争前と比較すれば豊かになったんだと思います。
おそらく、戦前は皿も貴重品だったんでしょう。
このお皿は、志太泉のノベルティだったお皿です。
裏に「清酒 志太泉」の銘が入っています。

この志太泉の文字は、おそらく2代目「望月快一」が書いたのかと推定されています。


志太泉 百八景 その二 実用型にゃんかっぷ

2016-11-08 19:18:46 | 志太泉 百八景



にゃんかっぷは、お酒を飲み終わった後、ご家庭でコップとして使われる。
蔵では、お酒を飲み終わった後、麹菌を入れて種切り(※1)に使う。
蓋になる布はベンベルグ(※2)。


※1 種切り 蒸米に麹菌を振りかける作業の事。麹菌は種こうじとももやしとも呼ばれる。

※2 ベンベルグ 繊維の1種。キュプラとも呼ばれる。この繊維の細かさが麹菌の通過に適しているいわれるが、これは杜氏や技術者の伝承で、あまり検証はされていない。
http://www.ak-bemberg.jp/what-bemberg/index.html


志太泉 百八景 その壱 ドラム缶の中の割れ瓶

2016-10-22 13:16:28 | 志太泉 百八景


瓶は必ずいつか割れる。
志太泉の酒瓶は、酒瓶業界大手「日本山村硝子」、にゃんかっぷなどプリント瓶は「石塚硝子」そして半人工瓶の雄「酒井硝子」などが製造している。
瓶には、志太泉が詰められ出荷され、地元流通の瓶は、かなりの割合で回収瓶として酒蔵の戻る。
回収瓶は、再洗浄されまた出荷されるが、その際に割れた瓶、傷のある瓶は集められ大きなドラム缶に入れられる。その後は、廃棄物業者が回収しカレット化したのちリサイクルされる。
写真は、大きなドラム缶内部の風景。喧噪の中、飲み人に寄り添ってきた瓶も役目を終えて、静かにただ割れている。