少し前になりますが、インターナショナルワインチャレンジ酒部門の賞状が届きました。
志太泉の「純米吟醸 誉富士」、「純米吟醸 身上起」がともに銅賞となっております。
(賞状は誉富士です)
インターナショナルワインチャレンジは、種類別に7つのカテゴリーに分かれています。
今回の志太泉の2種類のお酒は、「純米大吟醸・純米吟醸」というカテゴリーに属します。
そのため、多くの純米大吟醸酒と品質を競わなければなりません。
海外審査員が多いので通常の日本酒の評価基準とは異なる面はあるかとは思いますが、通常は、純米吟醸で純米大吟醸より高い評価を受けることは難しいです。その中で純米吟醸酒で銅賞となったのは、健闘したと思います。
審査については、こちらに詳細があります。
http://www.sakesamurai.jp/
一点気になったのは、IWCレポート2日目のこのような記述です。
(前後の文脈は、リンク先を参照ください)
Faultとなる理由はTCA、フゼール、ダイアセチル、イソアミル臭など様々ですがやはりOUTはOUTで帰ってくるところは流石です。
イソアミル臭というのは、通常酢酸イソアミルの事を意味していると思われます。
極めて普通に読むと、酒の香りとしてあきらかに失格となる香りには、酢酸イソアミルなど様々な香りがありますが、(酢酸イソアミルなどのある酒は)やはりだめなものだめだとして再度判定する(審査員の能力は)さすがです。
という事になります。なにかの翻訳ミス等であれば、良いと思いますが、
もし、本気でそう判断しているとすれば、ずいぶん静岡県の酒にとっては、難しい状況ですね。