異常な高温(最低気温18℃)と湿度の嵐の日の後は、突然の冷え込みの日と気象条件は過酷です。
その中でも、仕込み1号の蔵出しいちばんは、もろみの中期まで進んでいます。
今年の米の使用比率は、兵庫山田錦約98%、富山五百万石約2%です。
もろみは、やや前急ぎみぐらいです。香りもほどよく出ています。
仕込み2号は、純米吟醸の富山五百万石の精米歩合55%。こちらは、昨年同様、おりがらみで出荷予定です。こちらのもろみ経過は、微妙に遅れ気味です。
(藤枝東高校が、志太泉の地元の高校です。主語が略されている場合は、藤枝東を補って読んでください)
サッカー静岡県予選準決勝、藤枝東は静岡学園に1対3で敗れました。
残念ながら前半に関しては、静岡学園≒バルセロナ 藤枝東≒リーガ中堅クラブくらいの差がありました。
最初の失点のPKに関しては、エリア外のように見えましたが、仮にPKではなくFKで失点を免れても、あのペースでは、失点は時間の問題だったでしょう。
ようやくマイボールにした場合でも、相当心理的に余裕がなかったのか、パスが静学に行ってしまうことが多かったです。対応が遅れたために危険なアフタータックルもありました。
逆に静岡学園はこれぞいなすといったプレーが多かったです。特に7番。
後半は、静岡学園の運動量も落ちて、ようやく互角の展開となり、CKからの見事なヘディングもきまりました。
いつの日か、再びお正月に全国高校サッカー大会で藤枝東が優勝するのを待っています。
12種類もの志太泉が出品される会となりました。
http://wave.ap.teacup.com/ogatamanoki/761.html
今回は、純米吟醸原酒八反H22BYが一番の人気でしたが、お酒の減り方が12種類がほぼ同じペースでした。
純米吟醸入魂山田錦H22BYは、艶っぽいとか、特別本醸造H21BYがとても飲みやすいとか、ひやおろし普通原酒H22BYはアルコール添加の嫌味を感じないとかのご意見を頂きました。
まずは、冷えた状態から提供しましたが、その後は、リクエストに応じて好みのお酒をお燗でお楽しみ頂きました。
かなりの参加者の方は、12種類飲んでもあまり酔ってる感じがなかったです。すごいです。
大阪焼トンセンターhttp://tayu2.com/tenpo/index.html#tenpo/daiton
での日本酒の会の報告です。
静岡だとやっぱり焼き鳥はメジャーですが、なかなか焼トンはなじみがありません。
(静岡の人向けに書くと、ようするに豚の様々な部位の串焼きです)
けっこう油も味もあるんで、(基本きれいな)志太泉と合わせるのは難しいのかなあという不安もありましたがこれは、意外とは言ってはなんだけどよかったです。
この理由を自分なりに考えると二つの理由が考えられます。
これは、ちゃんとした分析ではなく思いつきなので、考えが変われば変更しますと、とりあえず前もってエクスキューズしときます。
エクスキューズついでに、蔵元はこんなことを考えずに、酒造りだけの事を考えてりゃあいいのかもしれんませんが、志太泉は、こういう事も考えてるタイプの蔵元です。
一つ目は、焼トンの味はけっこうさっぱりしている。油はあるけど、くどくはないので、志太泉の酒質のきれいだけど味があるにも合うという可能性です。
二つ目は、味があるものに対して、同じくらいボリュームのある山廃、生もと系や古酒、高酸系、古酒系を合わせるのが基本とされますが、これに対してもうひとつの道は、味のあるものに対しても、志太泉の特徴の第一印象で、立ち香ときれいな味わいというところで食べ物の味わいを漸減した後、第二印象での志太泉の酒の含み香や米の味わいを楽しむという方法論です。
あくまで二つ目の後者の方法論は、食べ物をすべて飲み込んでから、お酒を飲むのかという前提にはあるのかなと思います。
実際の様子は、たゆたゆさんのオフィシャルブログで
http://ameblo.jp/tayutayu-no2/entry-11080420334.html
またサッカーの話で盛り上がったり、現在の純米酒志向のお話や、開龍とい熱燗の話をしたりできた楽しい会でした。
大阪に行っていて、報告遅くなりました。
11月12日は愛知大学のオープンカレッジの日本酒講座研究コースに行ってきました。
http://www.maruzushi.com/koza.htm
こちらは、リピーターの方が多いので、内容の選択も難しいですが
今回は、志太泉の麹造り、震災と原発事故の現況、醸造年度別の「志太泉純米吟醸愛山」、H13BYの純米大吟醸原酒「利き酒師 丸尾賢市」の利き酒を行いました。
麹造りに関しては、志太泉の麹造りである箱麹法の説明と特徴を説明しました。
原発問題については、現状での国税庁の方針や
下記の、醸造研究所での最新の知見についてふれました。
http://www.nrib.go.jp/info/infopdf/pre111026.pdf
利き酒においては、H19BY愛山が一番人気、H20BY愛山、H13BYの純米大吟醸原酒「利き酒師 丸尾賢市」も人気がありました。
名古屋国税局酒類鑑評会製造技術研究会という極めて大仰な名前の会ですが、ようするに出品酒の利き酒会です。
以下は個人的な感想です。(敬称略)
伝統酵母吟醸部門は、静岡県の各蔵に加え醴泉、四海王、蓬莱泉も素晴らしいお酒を出品されていました。
一般吟醸部門では、正直言って、カプロン酸エチルが変化した酒もあり、春の方が、全体として美味しく感じました。その中で、女城主にやわらかな旨み、考の司に力強い味幅があり、ほしいずみ、ねのひは香り高い酒としてのきれいなバランスに優れていた感じました。
純米酒部門(45℃で審査)では、開運のバランスが絶妙で、白隠正宗も非常に良かったです。
本醸造部門(45℃審査)では、翁鷺(若竹)が濃度酒(アルコール度やや高め)の良さがお燗により引き出されていたと感じました。
一点だけ違和感を感じたのは、45℃の御燗審査とはいえ、純米酒部門では、複数の老ねた酒が入賞していたことです。
肯定的に捉えれば、従来の日本酒の審査法は、減点法であり、酒の短所を探す審査であり、それ自体が弊害である。それを酒の良さを見出す加点法に改めたという評価もできるのかもしれません。
「平成23年 名古屋国税局酒類鑑評会 吟醸酒伝統酵母部門」入賞しました。
こちらが、鑑評会概要です。
http://www.nta.go.jp/nagoya/shiraberu/sake/kampyo/60/index.htm
こちらが、入賞名簿です。
http://www.nta.go.jp/nagoya/shiraberu/sake/kampyo/60/meibo.htm
この、鑑評会の特徴は、吟醸部門が、伝統型酵母部門とそれ以外の酵母部門に分かれている事です。(名古屋国税局酒類鑑評会とは、わかりやすくいえば、国税庁主催東海4県日本酒コンテストです)
伝統型酵母とは、酢酸イソアミルを主体にしたおだやかな香りをもつ吟醸酒で、具体的には原則としてカプロン産エチルの含有量が、酢酸イソアミルの含有量を超えないことと出品要項に定められています。
伝統酵母の種類も定めれており、きょうかい6号から1501号酵母、岐阜G酵母、静岡県酵母のほとんど、愛知酵母FIA1、FIA2、三重酵母MK-1となっております。
静岡県の蔵元が、久しぶりに数多く吟醸部門で入賞しましたが、これは伝統型酵母部門への出品、入賞とも多かったのが理由です。
対照的に、岐阜、三重、愛知各県では、伝統型酵母への出品自体が、ほとんどなく、東海4県でも、静岡県とそれ以外の酵母に対する方針があらためてくっきり分かれました。
西原杜氏が大阪出身という理由でもないですが、大阪に行くのが増えてます。
11月15日、16日大阪でイベント&酒の会です。
15日は千日前の焼きとんセンターさんです。
http://tayu2.com/
http://ameblo.jp/tayutayu-no2/entry-11061498735.html
焼きとんと志太泉、異色タッグが楽しみです。
意外といけるんじゃないかな。
16日は、NG★Aでもうかがった福島のおがたまの木さんです。
http://wave.ap.teacup.com/ogatamanoki/
こちらは、びんび(四国方言のおさかな)と志太泉なので鉄板です。
こちらもまたまた楽しみです。
純米酒大賞制定委員会が主催する第3回の「純米酒大賞2011」の精米歩合70%以上部門において、「純米原酒 開龍」が金賞を受賞しました。
http://fullnet.co.jp/junmaisyu_taisho/2011/index.html
昨年も、準グランプリ(部門2位)を受賞しておりますが、今年も金賞(部門3位)を受賞しました。
「開龍」は地元藤枝市朝比奈産の山田錦を精米歩合70%精米にて仕込んだ純米原酒です。精米歩合70%ですが、仕込み方法自体は、ほとんど純米吟醸クラスと同じです。低温長期のもろみにて、旨みはありますが、きれいに仕上げています。
本来ブログでいちばんやらなけれないけない宣伝広告です。
今年も「本醸造 干支ラベル」発売します。
平成24年辰歳を
縁起の良い本格派の地酒で
本醸造「干支ラベル」1.8L
2,100 円(消費税込)
(本体価格 2000円)
精米歩合60%
日本酒度+6.0酸度1.3
静岡酵母 NO-2使用
(美酒一献カートン付)
「志太泉 本醸造 干支ラベル」は、丁寧な手造りで仕込んだ酒です。原料米を吟醸クラスの精米歩合60%まで精米し、静岡県酵母で仕込む正調の逸品です。すっきりしながらも米の旨みにあふれ、冷・常温はもとより、今、再評価されているお燗にも最適です。お正月のおせち料理とも相性がよく、紅白なますには冷やして、伊達巻やかまぼこや数の子には常温で鯛や海老の焼き物には御燗で美味しく召し上がれます。
御歳暮 御年賀の贈答に最適です。
【12年前(平成12年)の辰歳の主な出来事】
シドニーオリンピック 西暦2000年問題
≪当時のヒット曲≫
サザンオールスターズ「TSUNAMI」福山雅治「桜坂」MISIA「Everything」浜崎あゆみ「SEASONS」小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう 」B'z「今夜月の見える丘に」倉木麻衣「Secret of my heart」aiko「ボーイフレンド」ポルノグラフィティ「サウダージ」SMAP「らいおんハート」慎吾ママ「慎吾ママのおはロック」平井堅「楽園」
【平成24年辰歳の予定】
1月 台湾総統選挙
3月 ロシア大統領選挙
7月 ロンドンオリンピック
アメリカ、韓国大統領選挙 新東名高速開通
限定1200本
志太泉の使用米の中核となるのは兵庫県産山田錦です。
今年度より、玄米のふるい目が2.00mmから2.05mmになります。
これにより、より粒の大きい玄米のみが選定されるため、山田錦の粒張り、粒ぞろいがグレードアップします。
今年は、隣の岡山に台風が直撃しましたが、兵庫はそれほどの影響はなかったようです。
http://ja-myhyogo.com/gradeup-y.html