冬蔵夏プロ
中小日本酒蔵の抱える一番一般的な労務上の問題といえば、杜氏さんの後継者問題である。南部杜氏をはじめとする、冬季のみの季節雇用は、杜氏さんたちの農閑期の雇用問題と、蔵元が寒造りの忙しい時期、杜氏さんたちを季節雇用すればよい(年間雇用しなくてもよい)というある意味では、極めてお互いに都合のよいシステムであった。
杜氏さんの高齢化や労務費高騰や製造数量の減少や自分の望む(?)酒を造りたいという方向性により、社員(オーナー)による酒造りは増えている。その際に生ずる問題は、造りのスタッフを年間雇用にした場合、夏場の仕事がないという問題がある。対処の仕方としては、夏は地ビール醸造をするとか、長期休暇にするとか、週休2日型の造りのシステムで仕込み期間を秋から初夏までにするとかとか様々な試みがある。
しかし、究極にうけをねらう蔵元を志向するなら、「冬は酒造り、夏はプロレス」というビジネスモデルはどうだろうか。「釜屋対麹屋」「杜氏対分析係」等魅力的な対戦カード。「切返し」「ふな責め」「首吊り」「洗米式バックドロップ」「ローリング積み替えクレイドル」「床もみ固め」等多彩な技の数々。試合後は、臨時免許をとってお酒を即売。問題点は志太泉のみの興行だと3対3のタッグマッチだと試合が1試合しか組めない事。これは、静岡県酒造組合でプロレス連盟をつくるしかないか?
P.S このビジネスモデルは特許出願中です。万が一このビジネスモデルを使用する場合は、志太泉を100本位買ってください。
発泡酒の正しい飲み方
私は新発売の発泡酒が発売されると時々性懲りもなく味見をしてまずくて飲めなくて半分以上捨ててしまう。でも、世間では、むしろ発泡酒が圧倒的に優勢でビールと飲まれる量が逆転するのは時間の問題といわれている。価格の魅力で発泡酒という見解がある一方、「ビールも発泡酒も味は変わらない」という意見はすでにかなり浸透しているらしい。
最近ようやく「味が変わらない」理由がいくつかわかった。
発泡酒を口に含んでから飲み込むまでの時間、私は味を見たくて発泡酒を買っているので下手すると10秒以上口の中で含んでいる。この間どんな味がするのか考えている。こんなに長時間口に含んでいれば、温度も上がり「雑味、ざらつき、金属様、コクなし、うまみなし」とか当然そんな感想になってくる。
しかし、普通人は通常2秒以下で飲み込んでいるはずである。(この時間はつまらない公式式典においての乾杯からおきまりの拍手までの時間により推計されている)この液体の口中滞在時間が短ければ短いほど、人間は味の差をあまり感じないはずである。「つまり普通の人はビールもしくは発泡酒をひたすら胃に流し込んでいる」ので味より温度の冷たさや炭酸の刺激を主に感じているため味の印象がないに等しい。
結論的には、私は発泡酒の正しい飲み方を知らなかっただけである。
P.S 実はこれ以外にも相当理由を考えたが、長くなるのカット
パンと酒粕
パン屋さんが蔵にやって来た。なんでかというと、志太泉の吟醸粕をパンに利用しているのだ。原材料の小麦、塩、酵母等の吟味の中で、使用している酒粕に対してもさらに理解を深めたいという目的での来蔵である。様々な酒粕を使ってみた結果、志太泉の純米大吟醸の酒粕に行き着いたという。パンが焼き上がった時の、フレーバーのバランスにおいてあくまでも小麦の素材の香りを主役として、ほのかにふっと酒粕のフレーバーをニュアンスとして感じるくらいを理想としているとの事である。このあたりのバランス感覚はすごく理解できる。日本酒でいえば、いたずらに吟醸香の強さばかりを求めない事かな。
温度管理等の基本の上にさらに五感の練磨によりさらにその上を目指す事。納得が出来る量しか造らない事。共通項は多いと思う。
おみやげに頂いたパンは大変おいしかった。パンの味を表現するのは、難しいのですが、軽い甘味の中に素材の良さが活かされた素直においしくいただけるし、それでいてちゃんと複雑な旨みがあります。
志太泉の吟醸粕を使うパン屋さんロッゲンメールのHPはこちら⇒http://www.roggenmehl.co.jp/
中小日本酒蔵の抱える一番一般的な労務上の問題といえば、杜氏さんの後継者問題である。南部杜氏をはじめとする、冬季のみの季節雇用は、杜氏さんたちの農閑期の雇用問題と、蔵元が寒造りの忙しい時期、杜氏さんたちを季節雇用すればよい(年間雇用しなくてもよい)というある意味では、極めてお互いに都合のよいシステムであった。
杜氏さんの高齢化や労務費高騰や製造数量の減少や自分の望む(?)酒を造りたいという方向性により、社員(オーナー)による酒造りは増えている。その際に生ずる問題は、造りのスタッフを年間雇用にした場合、夏場の仕事がないという問題がある。対処の仕方としては、夏は地ビール醸造をするとか、長期休暇にするとか、週休2日型の造りのシステムで仕込み期間を秋から初夏までにするとかとか様々な試みがある。
しかし、究極にうけをねらう蔵元を志向するなら、「冬は酒造り、夏はプロレス」というビジネスモデルはどうだろうか。「釜屋対麹屋」「杜氏対分析係」等魅力的な対戦カード。「切返し」「ふな責め」「首吊り」「洗米式バックドロップ」「ローリング積み替えクレイドル」「床もみ固め」等多彩な技の数々。試合後は、臨時免許をとってお酒を即売。問題点は志太泉のみの興行だと3対3のタッグマッチだと試合が1試合しか組めない事。これは、静岡県酒造組合でプロレス連盟をつくるしかないか?
P.S このビジネスモデルは特許出願中です。万が一このビジネスモデルを使用する場合は、志太泉を100本位買ってください。
発泡酒の正しい飲み方
私は新発売の発泡酒が発売されると時々性懲りもなく味見をしてまずくて飲めなくて半分以上捨ててしまう。でも、世間では、むしろ発泡酒が圧倒的に優勢でビールと飲まれる量が逆転するのは時間の問題といわれている。価格の魅力で発泡酒という見解がある一方、「ビールも発泡酒も味は変わらない」という意見はすでにかなり浸透しているらしい。
最近ようやく「味が変わらない」理由がいくつかわかった。
発泡酒を口に含んでから飲み込むまでの時間、私は味を見たくて発泡酒を買っているので下手すると10秒以上口の中で含んでいる。この間どんな味がするのか考えている。こんなに長時間口に含んでいれば、温度も上がり「雑味、ざらつき、金属様、コクなし、うまみなし」とか当然そんな感想になってくる。
しかし、普通人は通常2秒以下で飲み込んでいるはずである。(この時間はつまらない公式式典においての乾杯からおきまりの拍手までの時間により推計されている)この液体の口中滞在時間が短ければ短いほど、人間は味の差をあまり感じないはずである。「つまり普通の人はビールもしくは発泡酒をひたすら胃に流し込んでいる」ので味より温度の冷たさや炭酸の刺激を主に感じているため味の印象がないに等しい。
結論的には、私は発泡酒の正しい飲み方を知らなかっただけである。
P.S 実はこれ以外にも相当理由を考えたが、長くなるのカット
パンと酒粕
パン屋さんが蔵にやって来た。なんでかというと、志太泉の吟醸粕をパンに利用しているのだ。原材料の小麦、塩、酵母等の吟味の中で、使用している酒粕に対してもさらに理解を深めたいという目的での来蔵である。様々な酒粕を使ってみた結果、志太泉の純米大吟醸の酒粕に行き着いたという。パンが焼き上がった時の、フレーバーのバランスにおいてあくまでも小麦の素材の香りを主役として、ほのかにふっと酒粕のフレーバーをニュアンスとして感じるくらいを理想としているとの事である。このあたりのバランス感覚はすごく理解できる。日本酒でいえば、いたずらに吟醸香の強さばかりを求めない事かな。
温度管理等の基本の上にさらに五感の練磨によりさらにその上を目指す事。納得が出来る量しか造らない事。共通項は多いと思う。
おみやげに頂いたパンは大変おいしかった。パンの味を表現するのは、難しいのですが、軽い甘味の中に素材の良さが活かされた素直においしくいただけるし、それでいてちゃんと複雑な旨みがあります。
志太泉の吟醸粕を使うパン屋さんロッゲンメールのHPはこちら⇒http://www.roggenmehl.co.jp/