志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

ホワイトベルグ 味見

2014-09-05 07:29:58 | 飲み物ならなんでも味見レビュー

通常の大手4社のビールだと、結局いちばん素直に美味しく感じるのは、普通のヱビスビールと普通のプレミアムモルツです。この二つは、本当に美味しいなあと思っています。

しかし、いままで一度も、第3のビール系は美味しいと思ったことはありませんでした。
(例外として、フルーツ系のビールで製法区分上発泡酒となっていたものには美味しいものはありました)

しかし、ホワイトベルグというのは、美味しいらしいということで味見をしてみました。

http://www.sapporobeer.jp/whitebelg/

感想は、これは確かに工夫して作ってあるなと思いました。
超淡麗な、ベルギーのホワイトビール風です。
オレンジピールとコリアンダーの出過ぎない引っ込み過ぎない絶妙な塩梅で第3のビールの弱点が極限までマスキングされている感じです。

その代わり、コクってものはないな。

でも350ML110円程度のものの中では、いままでの生涯最高に美味しいと美味しいと思います。


ワインと日本酒

2014-04-23 17:15:41 | 飲み物ならなんでも味見レビュー

先日、ひさしぶりにワインを飲む機会がありました。

ワインについては、全くの素人です。
まともに飲み比べをするのは、1年に1回くらいしかありません。

今回、改めて思ったのは、ワインをよく飲む人にとって、味の評価として、「渋さ、酸、軽い苦み、収斂味」というのは、重要な肯定的な味の構成要素であり、果実味や甘みばかりが評価されるわけではありません。

ただ先日は、よくワインを飲む人の中に、私という初心者が混入してケースなので、ワイン好きの標準として、どのくらい「渋さ、酸、軽い苦み、収斂味」を評価するのか、あるいは許容するのかはわかりません。また他の味とのバランスにより評価も変わるでしょう。

どうも、最近の日本酒の味の評価(市場も鑑評会も)というのは、甘さや果実様の要素ばかりが評価され、「渋さ、軽い苦み、収斂味」というものが特に煙たがられるように感じます。もちろん甘い果実味あふれる日本酒が「エレガント」とか「米の旨みを余すところなく表現した」とか「グラマラス」とかという解釈は成り立たない事はないとは思います。しかし、そうでない評価軸もまた大事かなと思います。

ただ、これを肯定的に捉えれば、日本酒市場に「甘くて果実様の純米系のお酒」を「既存の大半の普通酒」とは違う新時代の日本酒と素直に評価する待望の新規ライトユーザーが参入してるためかもしれないです。


サッポロ プレミアム アルコールフリー

2011-08-19 18:25:16 | 飲み物ならなんでも味見レビュー

生涯いちばん美味しかった日本酒やワインやビールは何かと問われるとうーんと迷ってしまうのですが…
生涯いちばん美味しかったノンアルコールビールは何かと問われると、これは自信をもって答えられます。
「レーベンブロイ アルコールフリー」→公式サイトです。ノンアルコールビールは生涯で10種類ほどしか飲んでないと思いますが、これが断然美味しかったです。

今回は「レーベンブロイ アルコールフリー」を超える味わいを期待して
「サッポロ プレミアム アルコールフリー」→公式サイト
を飲んでみました。

サッポロのみなさんごめんなさい。「ヱビスビール」のノンアルコールを期待していたのでこれに関してはがっかりでした。

これは、味からの推測にすぎませんが、「レーベンブロイ アルコールフリー」は製造工程でなんらかの発酵工程がある。(あるいは発酵工程がある液体を相対的に多く使っている)に対し、「サッポロ プレミアム アルコールフリー」は、原料を混合することで製造している(その混合原料の中に発酵工程がある液体はあるかもしれないが相対的に少ない)のではないかと思われます。

だから、どうしても、「サッポロ プレミアム アルコールフリー」は、アルコール抜きの「第3のビール」のような味わいがするのではないかと思います。

ビールの関しては素人です。間違ってる場合は、すぐ訂正します。


ハイボール

2011-08-12 22:28:33 | 飲み物ならなんでも味見レビュー

この前生まれてはじめてハイボールを飲みました。

生まれてはじめて飲んだかは微妙なところで
藤枝ハイボールは飲んだことはありました。

今回は普通のハイボールを飲みました。
(多分 400ML程度 399円(税込み))

地元びいきかもしれませんが
藤枝ハイボールは、また飲みたいと思いますが
普通のハイボーは二度と飲む気持ちになりません。

普通のビールのほうがよっぽど美味しい。

 


ファミリーマート 粋シリーズ 辛口・大吟醸

2008-05-07 23:10:21 | 飲み物ならなんでも味見レビュー

今年の1月に拙ブログで書いたファミマの日本酒ですが
http://blog.goo.ne.jp/shidaizumi2006/e/9555dcb465dce30788ba460ff7e3385f

静岡市内では売っているようで、なんとこのブログを見たお客様が
わざわざ買ってきてくださいました。(ありがとうございます)

その後、冷蔵庫で保存されついに本日味見をしてみました。
今日の味見はこのうち黒い超辛口と青い大吟醸です。

まず黒の方ですが、まさに超辛口の清酒としかいいようがありません。
それ以上でもそれ以下でもない感じです。
アルミ缶の遮光性と窒素ガス充填の利点による保存性の良さは
十分にわかりました。

青い方ですが、アルコール度が16-17度ですが、それよりは低く感じます。
非常にあまりにもすっきりとした飲みやすいお酒です。


FOODEX 外伝

2008-04-09 23:15:26 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
FOODEXの焼酎コーナーで焼酎の利き当てをしておりました。

せっかくだからやってみました。
5種類の焼酎を泡盛、芋焼酎、麦焼酎、そば焼酎、米焼酎のいづれかを当てるものです。
これは、簡単だろうと思いますが、客観的には実際は意外と簡単ではないようです。
理由はまた今度書きます。

実際にやった感想は、思ったよりは難しいという印象を受けました。
まず日本酒と違ってアルコール度が25度はありそうなので何度も口に含むのは
難しいと考え、必死で飲む前に立香で予想をつけました。
この時点で芋焼酎だけは香りで断定して利き酒はやめました。
残り4つも一応予想をつけ泡盛と予想したものに利き酒しました。
これが酸と泡盛独特の感じがあったのでこれもまず泡盛という事にしました。

ところが残り3つが難しいのです。米焼酎は絶対立ち香で米の香りがすると思ったのに意外としないのです。
しかたなく飲んで見て一番味が薄い連続式蒸留された焼酎の味に近いものを麦焼酎、
やや甘みがありなんとなくそばの風味がするようなものをそば焼酎、残りを米焼酎としました。

結果的にはかろうじて当たりましたが、やはりふだんほとんど飲んだ事の無いものの利き当ては難しいです。

八反35号 甘酒

2008-03-06 15:59:14 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
身近にありすぎると意外とその価値を忘れがちのものが誰しもあると思います。

蔵元にとっては酒粕がそんな存在です。

純米吟醸の八反の酒粕で甘酒を造りました。
いろいろ遊ぶのではなく今回はシンプルにお水に溶かして沸騰させるだけで飲みました。
砂糖も塩も一切入れずに飲んでみると
いつもはわからない粕のほのかな甘さや微妙な酸がよくわかります。

ウメ、ミカン地酒?果実酒?

2008-02-04 06:44:29 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
ウメ・ミカンで「地酒」OK、政府が「果実酒特区」認定へ
2月3日12時9分配信 読売新聞より(一部略)
 政府は、地域限定で規制を緩和する構造改革特区として、農家などが特産の果実を利用した果実酒やリキュールを製造できる「果実酒特区」を認定する方針を決めた。
 酒税法緩和の特例措置を盛り込んだ構造改革特別区域法改正案を閣議で決定し、今国会に提出する。今夏に正式認定したい考えだ。果実酒特区はこれまで、多くの自治体が政府に認定するよう要望していた。群馬県明和町、浜松市、福井県と同県若狭町、神奈川県小田原市、徳島県吉野川市の計6自治体。小田原、吉野川両市と若狭町はウメ、浜松市はミカン、明和町はナシの果実酒やリキュールを製造する計画だ。
 酒税法では年間最低6キロ・リットルを製造していなければ免許が下りないが、特区ではこの条件を緩和する。

 これで、果実酒に参入する地酒メーカー(日本酒蔵)も出てくるでしょうね。お金があれば、果実酒蔵を建設すれば良いでしょうが、日本酒と同じ蔵で仕込む蔵も出てくるでしょう。そうなると野生酵母の影響が心配です。
 個人的には、浜松のみかんが一番気になります。昨年、同じく浜松ではうなぎを原料にした酒が開発されているというローカルニュースもありました。続報は聞きませんが、さすが浜松「やらまいか精神」ここに極まるといったところでしょううか?

フランスワインの憂鬱

2007-11-01 00:00:23 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
ちょっと前になりますが10月25日(木)NHKにて「クローズアップ現代 フランスワイン危機」を放送していました。仕事中ですがつい見てしまいました。

概要をNHKのサイトから引用すると

世界のワイン生産の65%を占めるヨーロッパのワイン産業がいま危機的な状況に追い込まれている。
南米やオーストラリア、アメリカなどのいわゆる「新世界ワイン」と呼ばれる安価なワインに急速に市場を奪われ、多くのブドウ農家が廃業に追い込まれる事態となっているのだ。
さらに、追い打ちをかけるように、EUは、今年7月、これまでのワイン産業に対する保護政策を大きく転換、補助金の廃止やブドウ畑の減反、そして新規参入の自由化といった大胆な改革案を打ち出した。
グローバル化の中、競争原理によってワイン産業を復活させるというのが狙いだが、こうした改革が進めば、小規模な農家と醸造所が長年伝統を守ることで育んできたヨーロッパの多彩なワイン文化が失われることになるのではないかという懸念も広がっている。大きく揺れるヨーロッパのワイン産地のいまを描く。

この中での私の感想。
○フランスでは、よくフランス人は自国の酒に誇りを持っているのに、対して、日本人は日本酒に対して下等なものだと思っているという「決まり文句」があるが、フランス人もコストパフォーマンスの良い「新世界ワイン」を買っているという事は、大衆的なアルコール市場においては、あまりこの「決まり文句」は機能しないのではないかと思われる。
○日本酒は(現時点では)グローバルな生産市場がないだけワインより恵まれている。
○概要にはないが、フランスでも有名シャトーのワインはさらに高騰していて、その要因には市場のグローバル化がある(らしい)。日本酒でも、将来日本国外市場が拡大した場合、グローバル市場の中での需給関係により蔵元も高級化に特化したような一部の好調蔵とそれ以外に二極化する可能性がある。
○保護政策と市場原理のせめぎあいは日本もヨーロッパも共通ですね。

家で飲む酒 今年7-9月頃

2007-09-22 13:31:05 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
何回も書いていますが私はお酒を飲むことは大好きですが
お酒の強さは並み以下です。

ですから普通に家でお酒を一人で飲むとすれば
量的には日本酒でいえば100-150MLぐらい缶ビールなら350ML一缶ぐらいしか飲みません。
今年の夏7月は、さすがに缶ビールを飲んでる日が多かったです。
ビールを飲む時は、普通のエビス、緑のエビス、黒いエビス、プレミアムモルツ黒とかを飲んでいました。
日本酒はけっこう安い酒に興味があるのにビールは贅沢でした。
8月下旬から梅丸の事もあっていろいろリキュールを研究に買ってみました。
その中では大手メーカーのかぼす酒、これがまずかったです。
いっこうに減らず、水で薄めても飲めず、ようやく加水した後レモンを入れると飲めるという事がわかりました。
その他、有名どころの某梅酒も飲んでました。
これも加水しないと甘くて飲みにくいので減りが少なく、前述のかぼす酒とブレンドして加水するとようやく飲める感じです。
(味は梅の風味がかぼすを圧倒)
こう書くと7.8月日本酒は飲んでないみたいですが、にゃんかっぷは飲んでました。

という事でお酒の減りが少なく、今月も楽しみに買ってある某酒造のひやおろしがまだ冷蔵庫で未開封です。
月曜日から仙台などにミニツアーなので飲めるのは来週末です。
はやく飲みたいな。


なぞの白ワイン

2006-11-14 22:29:53 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
先日なぞの赤ワインについて書きましたが
そのもらい物のもう1本なぞの白ワインを開栓しました。

私は根本的には赤ワインより白ワインの方が好きです。

でもこの前の赤ワインはそんなに美味しくないにせよ
まあまあなんとか飲めました。
でもこの白ワインはまずいです。

どうまずいか表現するのが難しいですが
酸が不調和です。日本酒でいうと酸うく。
香りがありません。
軽いえぐみがありしかもそれが爽やかでもありません。
書いていてもまずそうな感じですね。

多分他の人のブログでこの文章を見たら
私は返ってそんなまずい酒ならちょっと味見したくなります。
職業病ですね。

なぞの赤ワイン

2006-11-01 23:15:22 | 飲み物ならなんでも味見レビュー
赤ワインを飲んでいます。
というのはもらい物の赤・白2本セットというのを
今年の夏にいただいてその後そのまま放置しました。
今日はたまたま飲む酒がなかったから
思い切って開栓してみました。

赤ワインの味については素人です。
あえていうと上立ち香で軽いベリー系の香りがして
軽いタンニンの味がするやや軽めのボディであまり高くなさそう。
というのが感想です。

軽いという単語を使いすぎですね。