志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

吟醸50%上槽

2007-01-23 07:54:40 | 酒造り
ここ数日は山田錦精米歩合50%の吟醸酒の上槽です。

アルコール添加したお酒はどうしても
上槽直後はややアルコールの強さが勝っている感じがします。
(特にあらばしり)
でも志太泉のアル添酒はアルコールの強さがあまり気にならないです。
水のやわらさかや造りの要素が組み合わさった結果でしょう。

さらに同じ吟醸酒でも「せめ」の部分を試してみると
味は太くなり純米吟醸といわれても判断しにくい感じです。
もちろん味のきれいさは「中」には劣りますが
これはこれで美味しいです。

蔵出し濁り酒 2×2酒類(計4種類) 

2007-01-15 17:23:53 | 地酒
蔵出しにごり酒は本醸造バージョンが12月発売。
純米酒バージョンは今月1月発売です。

どちらもそれぞれ魅力がありますが
発泡性に関しては純米の方が強いです。
本醸造の方は微発泡程度ですが
純米は振ったりしたら必ず噴きます。

発泡に関しては発泡する事を求めている人と
求めていない人がいて
お酒屋さんのリクエストに応じて
発泡を求める人の多い酒屋さん用には穴無しキャップを
求めない人の多い酒屋さん用には穴ありキャップでふたをしています。

だから厳密にいうと2×2=4種類のにごり酒を出荷しています。

蔵出し純米濁り 上槽

2007-01-12 22:18:42 | 酒造り
日本酒の定義の中に「こす」行為が必要というものがあります。
酒税法の法令等解釈通達第3条「その他の用語の解説」の10によると
「こす」行為の定義
酒類の製造方法の一つである「こす」とは、その方法のいかんを問わず、
酒類の“もろみ”を「液状部分」と「かす部分」とに分類するすべての行為をいう。

ですからもろみそのものを分離しないでそのまま瓶詰というのは(仮にすごく美味しくても)
できません。

純米の蔵出しにごり酒は、かなり粗い布を二人一組で両端を持ち
もう一人がホースからもろみを布の上にある程度の量を注ぎ
その後二人で交互に布を上下させ液体を絞ります。
それを二組でやるかなり煩雑な作業です。
しかしそれだけの手間をかける価値のある作業です。

ちなみに布の細かさは米粒は通らないが割れた米粒はとおる程度です。

にゃんかっぷ 女性自身

2007-01-09 18:47:59 | にゃんかっぷ
今日の午前中ははにごり純米の上槽です。
そのお話は明日にも。

にゃんかっぷが今月末発売「女性自身」でご掲載いただきます。
たしか東京、大阪で旨いカップ酒が飲めるおしゃれなお店と
全国の厳選のカップ酒みたいな雰囲気の特集です。

新聞だと大ニュースがあるとたまに掲載予定の記事も
流れることがありますが、
「UFO100機 羽田空港に着陸」級の
超大スクープでもないかぎり大丈夫でしょう。

すみません、いつものようにちょっと間違ってしまいました。
ごめんなさい。

普通酒瓶詰

2007-01-06 08:06:15 | 瓶詰
仕込作業も真っ最中ですが、瓶詰の作業はほぼ一年中続いていきます。
今日は、普通酒の瓶詰です。
今回はH17BYとH18BY新酒のブレンドです。
私の経験の中でも今年は普通酒が最も早いタイミングで新酒に変わっていきます。
新酒は泡を吹きやすいのでゆっくり瓶詰機を運転する予定です。

あけましておめでとうございます

2007-01-03 09:07:32 | 酒造り
あけましておめでとうございます。
12月の下旬はなかなかブログを更新する余裕もありませんでした。
新年3日より再開です。

皆様は明日からお仕事という方も多いのでは思います。
年休を取得して8日までお休みという方もおられでしょう。

蔵でも瓶詰と出荷は5日からの開始となります。
しかし蔵の方は一日も休みなく作業が続きます。
しかもかなり精米歩合の高い吟醸類の仕込となってきました。
これからいよいよ佳境です。