昨日に引き続き改めて今年のひやおろし普通原酒の印象です。
★香り★甘い糖蜜のような香りとアルコールの香りがあり、甘やかな含み香は豊か。料理を引き立てます。
★味わい★米の甘味旨みから来る丸みとアルコール由来の辛みが拮抗しています。実際のアルコール度よりアルコール度を低く感じ、実際に酸度よりも酸度を高く感じる志太泉の酒の芸風が典型的に踏襲されています。世の中の普通原酒の標準よりも遥かにシャープ。
★料理★静岡人としてしての推しは、「黒はんぺんのフライ」はじめはソースをかけずに、その後はソースを少しでも、多めでもかけていくとこの酒はどれでもなじむ。この辺りがこの酒の懐ろの深さかなと思います。静岡県外でこの酒と合わせるなら(居酒屋にまた行けるようになったら)フライ盛り合わせでいいんじゃないかな。
★余談★1.8L傾いてます。なぜこのような写真になったかはわかりません。
改めて今年のひやおろし純米原酒の印象です。
★香り★メロンや瓜を思わせる香りで、立ち香は抑えめ、含み香は豊かです。軽やかな香りで料理を引き立てます。
★味わい★若さを残しながら丸みが出ています。例年の9月の純米ひやおろしより少し若干若いです。山田錦の甘味、旨味をあり、まだ味として伸びていくのかと思います。
★料理★ぱっと思いついたのは、戻り鰹です。やはり「純米生原酒は、初鰹(近年は時期もはやい)。純米原酒ひやおろしは戻り鰹。」の組み合わせは、季節そのものを楽しむのにも最高です。
あとは、「秋のきのこ+クリームあるいはチーズ系+レシピとして焼きの工程があるもの」だったらほぼなんでも合うのかと想定しています。
志太泉酒造の純米吟醸水玉は、夏らしい爽やかな味わいの酒です。
ラベルもレトロなデザインになります。
暑い夏の日には、涼しい志太泉の夏の酒はいかがでしょうか?
(画像は紺屋町倶楽部通信vol.45より転載)
志太泉が飲める本格中華のお店のひとつに、藤枝四川飯店ガーデンズ&ガーデンズ(公式サイトはこちら)がございます。
7月1日~8月31日は、地元志太泉の酒粕を使用した「ソフトシュリンプの地酒蒸し」が楽しめます。
「ソフトシュリンプの地酒蒸し」は志太泉の特別本醸造の冷酒でもよし、志太泉のお燗でもまたよし。です。