「はっきりしない男はきらい!」
というフレーズは、テレビドラマ、小説、マンガ等から日常生活に至るまで
比較的頻繁に聞かれたり見られる表現である。
しかし、日常の業務においても、時折こういう状況になる場合がある。
志太泉においては、立場上実質的に「お客様相談室長」も兼務しているが
そのときの半年に一度あるのが
「贈答品としていただいた酒を置きっぱなししたのですが(美味しく)
飲めますか?」という質問である。
どのくらい前に頂いたか?
どの種類の志太泉か(生・火入)?
保管温度、暗所かどうか?
見た目の状態?
開封の有無?
そんなところを聞きながら対応するのだが
標準的には
「お酒の中にはアルコールが15%以上含まれますので、白濁等していない
かぎりまず飲んでいけないという事はありませんが、常温で置かれた場合
はやや香りが変化して、紹興酒(しょうこうしゅ)に似た香りがする場合
が多いです。この香りは蔵元としては元々想定して香りとは違うのですが
古酒を嗜む方の中には、非常に好まれる方もおりまして一概に良いとも
悪いともいえません・・・
ああ色でございますか。色につきましてはやや山吹色を帯びている場合が
多くあまりにも色がついている場合にはおそらくやや劣化が進んでいる
場合が多く、かといって淡い色の場合は日本酒は本来やや山吹色を帯びて
いますので・・・」
という感じである。
だんだん言っているうちに自分でも意味がわからなくなってくるという
より、実際の酒を飲んでみない限りは電話では初めから根本的に何一つ断言
出来ないのである。
でもほとんど人は
「そのお酒は賞味期限内だから美味しく飲めます。」
「そのお酒は賞味期限が切れていますから廃棄してください。」
そういう明確な答えを求めて蔵元にわざわざ電話している。
電話を聞いているとそれが、うすうすわかるにも関わらず
「なにかはっきりしない説明を繰り返す男」それが私である。
というフレーズは、テレビドラマ、小説、マンガ等から日常生活に至るまで
比較的頻繁に聞かれたり見られる表現である。
しかし、日常の業務においても、時折こういう状況になる場合がある。
志太泉においては、立場上実質的に「お客様相談室長」も兼務しているが
そのときの半年に一度あるのが
「贈答品としていただいた酒を置きっぱなししたのですが(美味しく)
飲めますか?」という質問である。
どのくらい前に頂いたか?
どの種類の志太泉か(生・火入)?
保管温度、暗所かどうか?
見た目の状態?
開封の有無?
そんなところを聞きながら対応するのだが
標準的には
「お酒の中にはアルコールが15%以上含まれますので、白濁等していない
かぎりまず飲んでいけないという事はありませんが、常温で置かれた場合
はやや香りが変化して、紹興酒(しょうこうしゅ)に似た香りがする場合
が多いです。この香りは蔵元としては元々想定して香りとは違うのですが
古酒を嗜む方の中には、非常に好まれる方もおりまして一概に良いとも
悪いともいえません・・・
ああ色でございますか。色につきましてはやや山吹色を帯びている場合が
多くあまりにも色がついている場合にはおそらくやや劣化が進んでいる
場合が多く、かといって淡い色の場合は日本酒は本来やや山吹色を帯びて
いますので・・・」
という感じである。
だんだん言っているうちに自分でも意味がわからなくなってくるという
より、実際の酒を飲んでみない限りは電話では初めから根本的に何一つ断言
出来ないのである。
でもほとんど人は
「そのお酒は賞味期限内だから美味しく飲めます。」
「そのお酒は賞味期限が切れていますから廃棄してください。」
そういう明確な答えを求めて蔵元にわざわざ電話している。
電話を聞いているとそれが、うすうすわかるにも関わらず
「なにかはっきりしない説明を繰り返す男」それが私である。