先月終わりに有名なホリエモンの『稼ぐが勝ち』を読みました。
フジテレビをはじめとする既存メディアとの対立により絶頂期でもかならずしも好意的な論評をされていませんでしたが、巨大な既存秩序に対する挑戦者という壮大な芝居は一時は十分に成功をしていたと思われます。
逮捕以来、まずその拝金性が第一義的に批判され、この『稼ぐが勝ち』もその象徴として『人のこころはお金で買える』『女は金についてきます』等の刺激的なフレーズがよく引用されていました。この部分はこの本の核ではあるが、すべてではありません。正直この本を読んで、ホリエモンの主張にざっくり言って賛成出来るものも出来ないものも半々でした。
私が、最もこの本の中で賛成できなかった点は『シンプル イズ ザ ベスト』というおそらくすべてのマスコミが批判しなかった主張です。ホリエモンは、極めてよくある手法(私の生涯で少なくとも10回以上目撃)で、アインシュタインの『E=MC2』という公式で広大な宇宙の法則が説明出来るように世の中のすべてをシンプルに考えよういうアナロジーを展開しています。
私は、この主張に大反対です。
百歩ゆずってもシンプルなのは、純粋な数学や物理学のみでそれから離れるにつれフクザツさを増し、一応酒造りが属している醸造(生物学+化学)でも、相当フクザツで社会科学なんて混沌そのものだと思っています。むろん理想的な酒造りがなんらかの絶対的なシンプルな美しさとリンクしていてほしいという願望はなくはないです。
このシンプル派対フクザツ派においては、どちらかというとシンプル派のほうが受けが良いでしょう。経営コンサルタントさんやセミナー屋さんというのは圧倒的にシンプル派が多いじゃないでしょうか。人を説得するのに、そんなに複雑な事をいうのは得策ではないでしょうが、私はどちらかといえば、多様な可能性を提示したいと思っています。
まったく関係ありませんが、こういいながらかつて『シンプルマインズ』というバンドの曲をずっと聴いていたのを思い出しました。
フジテレビをはじめとする既存メディアとの対立により絶頂期でもかならずしも好意的な論評をされていませんでしたが、巨大な既存秩序に対する挑戦者という壮大な芝居は一時は十分に成功をしていたと思われます。
逮捕以来、まずその拝金性が第一義的に批判され、この『稼ぐが勝ち』もその象徴として『人のこころはお金で買える』『女は金についてきます』等の刺激的なフレーズがよく引用されていました。この部分はこの本の核ではあるが、すべてではありません。正直この本を読んで、ホリエモンの主張にざっくり言って賛成出来るものも出来ないものも半々でした。
私が、最もこの本の中で賛成できなかった点は『シンプル イズ ザ ベスト』というおそらくすべてのマスコミが批判しなかった主張です。ホリエモンは、極めてよくある手法(私の生涯で少なくとも10回以上目撃)で、アインシュタインの『E=MC2』という公式で広大な宇宙の法則が説明出来るように世の中のすべてをシンプルに考えよういうアナロジーを展開しています。
私は、この主張に大反対です。
百歩ゆずってもシンプルなのは、純粋な数学や物理学のみでそれから離れるにつれフクザツさを増し、一応酒造りが属している醸造(生物学+化学)でも、相当フクザツで社会科学なんて混沌そのものだと思っています。むろん理想的な酒造りがなんらかの絶対的なシンプルな美しさとリンクしていてほしいという願望はなくはないです。
このシンプル派対フクザツ派においては、どちらかというとシンプル派のほうが受けが良いでしょう。経営コンサルタントさんやセミナー屋さんというのは圧倒的にシンプル派が多いじゃないでしょうか。人を説得するのに、そんなに複雑な事をいうのは得策ではないでしょうが、私はどちらかといえば、多様な可能性を提示したいと思っています。
まったく関係ありませんが、こういいながらかつて『シンプルマインズ』というバンドの曲をずっと聴いていたのを思い出しました。
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