ゴールデンウィークに初訪問した、JR日野駅からほど近い、餃子専門店『大餃子はんじゃ』。
GWブログの文末でも説明したように、開業したのは今年2月だが、早くも人気を博しており、営業時間中に完売する日も多い。
初訪問した日も、お店に到着する直前で、ちょうど売り切れた模様。さすが、日頃の行ないが悪いオレ!
数日後に再訪したら、基本の「大餃子」が残っており入店できた。座席はカウンター4席のみだが、席の間隔は広く、窮屈ではない。
従業員は女性ふたりで、あとで母娘だと知った。娘さんが「あ、お客さん、この前は(売り切れで)すみませんでした」と、私の顔を覚えていてくれた。
しょぼくれた中年男(私)にも、愛想よく振舞ってくれる彼女が、餃子の焼き担当であり、こちらの店主である。
重複になるが、初回の注文を紹介。「瓶ビール大瓶」600円と、大餃子3個360円。ビールはアサヒであった。
餃子画像も再掲載。1個60グラムと、東京の一般的な餃子店の2~3倍サイズだ。
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横アングルと、ビールとの画像も再掲。クリックすれば大きくなる。
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ビール画像の奥に見えている、卓上のメニュー表がこちら。
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餃子は全4種があり、どの餃子も5個注文した方が、1個あたり20円お得。
裏側はドリンクメニュー。度数の高い酒は少ないが、種類自体は豊富だ。
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この前のブログでは、「具材にもしっかり味がついており、調味料は不要。ビールとの相性も抜群。」と説明したが、少し補足する。
具材は、野菜が多めで、歯応えが少し残るように刻んでおり、ニンニクも結構効いている。
せっかく包んだ皮を開くのは申しわけないが、中身はご覧のとおり。
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肉の旨味、野菜の甘味、ニンニクの香りが三位一体となり、ボリューミーでジューシーでワイルドで、要するにウマい餃子なのである。
なお、かじると結構な量のスープが飛び出すので、取り皿で受け止め、次の餃子に浸して無駄なく食べよう。
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大きめサイズの3個だったが、すぐに食べ終えてしまったので、当然お替わり。
訪問時は15時台だったが、他の餃子は既に完売していたので、再び大餃子を、今度は5個で焼いてもらう。価格は500円。
店主は、焼き場に餃子を並べ、水を注いでフタをしたあと、タイマーで焼き時間をセット・計測している。
タイマーが鳴ったあとも、必ず餃子を裏返して焼き目を確認したのち、もう少し焼くか、仕上げるかを決める。
仕上げる場合は、油を少量注入して再度フタをし、皮の表面をパリッとさせて完成。専門店ゆえ当然とはいえ、丁寧な仕事ぶりである。
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5個だと総重量は300グラム。『餃子の王将』餃子で換算すると、1個25グラムだから、ちょうど2人前の12個。
現在、東日本の王将餃子は1人前319円だから、638円。はんじゃさんの500円は、大手チェーン店よりも安いことになる。
※5月31日追記 王将餃子、東日本は6月21日より、1人前341円に値上げするそうです
途中で焼酎の「烏龍茶割り」380円にチェンジ。まだ明るい時間帯に、美味しい餃子と一緒に飲むウーハイはウマい!
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大餃子を計8個たいらげ、ほろ酔い気分でごちそうさま。
会計時、屋号の由来をたずねたところ、一緒に働いているお母さんが、沖縄の方言で「はんじゃ」と呼ばれていた地域の出身らしい。
調べたところ、沖縄県・読谷(よみたん)村の波平(なみひら)という地域のようだ。その呼び名を店名にした理由を、店主さんが、
「お客さんが故郷のように感じる、くつろげる親しみやすいお店にしたいという願いを込めました」と教えてくれた。
生まれも育ちも、そして現住所も立川市で、故郷に思いを寄せる機会のない私だが、はんじゃさんにはその後、2度「帰郷」した。
ハナシは逸れるが、私の地元・JR立川駅から、中央線でひとつ隣の日野駅だが、下車した回数は極めて少ない。
友人も住んでおらず、行きつけのお店もないため、降りた理由はほぼ、「酔って寝過ごし、立川に戻る電車がないのでやむなく」だ(恥)。
拙ブログで、最寄りが日野駅として紹介した、うどん店の『どんたく』にも、私は毎回徒歩で向かっている。
「食事」というちゃんとした目的があって、日野駅で下車するのは、はんじゃさんが初めてである。
2度目の訪問では、駅ホームからお店外観を撮影。看板の間に見える停車中のバスの奥、
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緑色の軒先テントに、青いノレンのお店がはんじゃさん。まさに至近距離である。
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17時台の到着で、この日は「キムチ大餃子」が売り切れ。大餃子は前回食べたので、瓶ビールとともに、
「チーズ大餃子」3個450円と、
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「しそ大餃子」5個550円をオーダー。ハシを置いてみたので、大きさがわかってもらえるかな。
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チーズの方は、チェダーチーズ(左側)とナチュラルチーズ(右側)の2種を使用。
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ただでさえウマい餃子に、チーズの濃厚な味と香りが加わるのだからたまらない。
ついでに、餃子の裏部分も撮影。ヒダが7つで、丁寧な成型ぶりがうかがえる。
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しその方は、刻んだ紫蘇がアンに混ぜられている。身体に良さそうな味だ。
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ビールを飲み終え、ますます身体に良さそうな「青汁割り」450円に変更。
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餃子を8個食べ終え、たっぷりの栄養を摂取し、お店の方たちに元気もいただき退散。
店を出てからは、明るい時間帯の日野駅周辺が新鮮だったので、少し探索してみたら、剥き出しの小川が流れていてビックリ。
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よ~く見ると、画像中央奥には、ホームで停車している中央線が確認できる。つまり、駅のすぐそばなのだ。
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漫画「ドラえもん」では、のび太くんがドブ川に落ちるシーンが度々あったが、近年は暗渠化により川を見かけなくなったので、
「こんな駅チカに残っているとは!」と、驚かされると同時に、酔っ払いが落ちたりしないのか、心配になる。
ところが、私自身がそんな酔っ払いになりかけたのが、3度目の訪問。
電話で「今から行くのでキムチ餃子を取っておいてください」とお願いし、お店に駆け付ける。
こちらは、席予約は不可だが、持ち帰りなど餃子の予約自体は可能。ただし、受付・受け取り時間は17時まで。
青汁割りを注文し、大餃子5個と、未食だったキムチ大餃子3個を焼いてもらう。
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さっそくキムチ餃子を頬張ると、おお、結構辛いではないか。
「キムチは辛いのが好きなので」という店主の意向により、辛口キムチを使用している模様。
ちなみに中身はこちら。昔の中央線のような(←そうか?)、鮮やかなオレンジ色だ。
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こちらが、一緒に頼んだ普通の大餃子の中身。色の違いは歴然である。
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辛い、けどウマい、やっぱり辛い…とキムチ餃子に舌鼓を打っているうちに、ついつい酒も進んでしまい、
滞在時間30分で、焼酎割り4杯目のお替わり。もういいトシなんだから、ペースを抑えろよ。
あと、辛いキムチに合うかと思い、七味を借りてみたが、元のキムチの方が辛かった。
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店主さん曰く「マヨネーズとか、調味料もいろいろ用意してますので遠慮なく」とのこと。
そういえば以前、チーズ餃子にタバスコを使っていた常連客がいたな。
既述したように、ここの餃子は調味料ナシでも美味しいが、マヨネーズはちょっと試してみたい。次回のお楽しみだ。
この日も、餃子8個(王将餃子の3人前以上)をたいらげ、焼酎割りを短時間で4杯飲み、酩酊状態に。
のび太くんのように落ちないよう(笑)、帰りはドブ川に近寄らず、まっすぐ駅に向かった。
書き忘れていたが、餃子の成型や仕込みは、店主の旦那さんが担当しているらしい。
母の故郷を屋号にした、家族経営のアットホームな餃子店。実に応援したくなるお店である。
6月からは、新しいテイストの餃子も発売予定と聞いたので、今後もちょくちょく里帰り…というか訪問するつもりだし、
友人知人宅へのお土産もしばらくは、はんじゃさんの大餃子を持参することになりそうだ。
大餃子はんじゃ
東京都日野市大坂上1-32-2
JR日野駅から徒歩約30秒 ※信号次第
営業時間 11時~19時、完売次第閉店
定休日 今のところ月曜のみ
※売り切れ情報などは、お店インスタグラムを参照してください
GWブログの文末でも説明したように、開業したのは今年2月だが、早くも人気を博しており、営業時間中に完売する日も多い。
初訪問した日も、お店に到着する直前で、ちょうど売り切れた模様。さすが、日頃の行ないが悪いオレ!
数日後に再訪したら、基本の「大餃子」が残っており入店できた。座席はカウンター4席のみだが、席の間隔は広く、窮屈ではない。
従業員は女性ふたりで、あとで母娘だと知った。娘さんが「あ、お客さん、この前は(売り切れで)すみませんでした」と、私の顔を覚えていてくれた。
しょぼくれた中年男(私)にも、愛想よく振舞ってくれる彼女が、餃子の焼き担当であり、こちらの店主である。
重複になるが、初回の注文を紹介。「瓶ビール大瓶」600円と、大餃子3個360円。ビールはアサヒであった。
餃子画像も再掲載。1個60グラムと、東京の一般的な餃子店の2~3倍サイズだ。
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横アングルと、ビールとの画像も再掲。クリックすれば大きくなる。
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ビール画像の奥に見えている、卓上のメニュー表がこちら。
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餃子は全4種があり、どの餃子も5個注文した方が、1個あたり20円お得。
裏側はドリンクメニュー。度数の高い酒は少ないが、種類自体は豊富だ。
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この前のブログでは、「具材にもしっかり味がついており、調味料は不要。ビールとの相性も抜群。」と説明したが、少し補足する。
具材は、野菜が多めで、歯応えが少し残るように刻んでおり、ニンニクも結構効いている。
せっかく包んだ皮を開くのは申しわけないが、中身はご覧のとおり。
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肉の旨味、野菜の甘味、ニンニクの香りが三位一体となり、ボリューミーでジューシーでワイルドで、要するにウマい餃子なのである。
なお、かじると結構な量のスープが飛び出すので、取り皿で受け止め、次の餃子に浸して無駄なく食べよう。
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大きめサイズの3個だったが、すぐに食べ終えてしまったので、当然お替わり。
訪問時は15時台だったが、他の餃子は既に完売していたので、再び大餃子を、今度は5個で焼いてもらう。価格は500円。
店主は、焼き場に餃子を並べ、水を注いでフタをしたあと、タイマーで焼き時間をセット・計測している。
タイマーが鳴ったあとも、必ず餃子を裏返して焼き目を確認したのち、もう少し焼くか、仕上げるかを決める。
仕上げる場合は、油を少量注入して再度フタをし、皮の表面をパリッとさせて完成。専門店ゆえ当然とはいえ、丁寧な仕事ぶりである。
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5個だと総重量は300グラム。『餃子の王将』餃子で換算すると、1個25グラムだから、ちょうど2人前の12個。
現在、東日本の王将餃子は1人前319円だから、638円。はんじゃさんの500円は、大手チェーン店よりも安いことになる。
※5月31日追記 王将餃子、東日本は6月21日より、1人前341円に値上げするそうです
途中で焼酎の「烏龍茶割り」380円にチェンジ。まだ明るい時間帯に、美味しい餃子と一緒に飲むウーハイはウマい!
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大餃子を計8個たいらげ、ほろ酔い気分でごちそうさま。
会計時、屋号の由来をたずねたところ、一緒に働いているお母さんが、沖縄の方言で「はんじゃ」と呼ばれていた地域の出身らしい。
調べたところ、沖縄県・読谷(よみたん)村の波平(なみひら)という地域のようだ。その呼び名を店名にした理由を、店主さんが、
「お客さんが故郷のように感じる、くつろげる親しみやすいお店にしたいという願いを込めました」と教えてくれた。
生まれも育ちも、そして現住所も立川市で、故郷に思いを寄せる機会のない私だが、はんじゃさんにはその後、2度「帰郷」した。
ハナシは逸れるが、私の地元・JR立川駅から、中央線でひとつ隣の日野駅だが、下車した回数は極めて少ない。
友人も住んでおらず、行きつけのお店もないため、降りた理由はほぼ、「酔って寝過ごし、立川に戻る電車がないのでやむなく」だ(恥)。
拙ブログで、最寄りが日野駅として紹介した、うどん店の『どんたく』にも、私は毎回徒歩で向かっている。
「食事」というちゃんとした目的があって、日野駅で下車するのは、はんじゃさんが初めてである。
2度目の訪問では、駅ホームからお店外観を撮影。看板の間に見える停車中のバスの奥、
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緑色の軒先テントに、青いノレンのお店がはんじゃさん。まさに至近距離である。
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17時台の到着で、この日は「キムチ大餃子」が売り切れ。大餃子は前回食べたので、瓶ビールとともに、
「チーズ大餃子」3個450円と、
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「しそ大餃子」5個550円をオーダー。ハシを置いてみたので、大きさがわかってもらえるかな。
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チーズの方は、チェダーチーズ(左側)とナチュラルチーズ(右側)の2種を使用。
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ただでさえウマい餃子に、チーズの濃厚な味と香りが加わるのだからたまらない。
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ビールを飲み終え、ますます身体に良さそうな「青汁割り」450円に変更。
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餃子を8個食べ終え、たっぷりの栄養を摂取し、お店の方たちに元気もいただき退散。
店を出てからは、明るい時間帯の日野駅周辺が新鮮だったので、少し探索してみたら、剥き出しの小川が流れていてビックリ。
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よ~く見ると、画像中央奥には、ホームで停車している中央線が確認できる。つまり、駅のすぐそばなのだ。
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漫画「ドラえもん」では、のび太くんがドブ川に落ちるシーンが度々あったが、近年は暗渠化により川を見かけなくなったので、
「こんな駅チカに残っているとは!」と、驚かされると同時に、酔っ払いが落ちたりしないのか、心配になる。
ところが、私自身がそんな酔っ払いになりかけたのが、3度目の訪問。
電話で「今から行くのでキムチ餃子を取っておいてください」とお願いし、お店に駆け付ける。
こちらは、席予約は不可だが、持ち帰りなど餃子の予約自体は可能。ただし、受付・受け取り時間は17時まで。
青汁割りを注文し、大餃子5個と、未食だったキムチ大餃子3個を焼いてもらう。
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さっそくキムチ餃子を頬張ると、おお、結構辛いではないか。
「キムチは辛いのが好きなので」という店主の意向により、辛口キムチを使用している模様。
ちなみに中身はこちら。昔の中央線のような(←そうか?)、鮮やかなオレンジ色だ。
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こちらが、一緒に頼んだ普通の大餃子の中身。色の違いは歴然である。
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辛い、けどウマい、やっぱり辛い…とキムチ餃子に舌鼓を打っているうちに、ついつい酒も進んでしまい、
滞在時間30分で、焼酎割り4杯目のお替わり。もういいトシなんだから、ペースを抑えろよ。
あと、辛いキムチに合うかと思い、七味を借りてみたが、元のキムチの方が辛かった。
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店主さん曰く「マヨネーズとか、調味料もいろいろ用意してますので遠慮なく」とのこと。
そういえば以前、チーズ餃子にタバスコを使っていた常連客がいたな。
既述したように、ここの餃子は調味料ナシでも美味しいが、マヨネーズはちょっと試してみたい。次回のお楽しみだ。
この日も、餃子8個(王将餃子の3人前以上)をたいらげ、焼酎割りを短時間で4杯飲み、酩酊状態に。
のび太くんのように落ちないよう(笑)、帰りはドブ川に近寄らず、まっすぐ駅に向かった。
書き忘れていたが、餃子の成型や仕込みは、店主の旦那さんが担当しているらしい。
母の故郷を屋号にした、家族経営のアットホームな餃子店。実に応援したくなるお店である。
6月からは、新しいテイストの餃子も発売予定と聞いたので、今後もちょくちょく里帰り…というか訪問するつもりだし、
友人知人宅へのお土産もしばらくは、はんじゃさんの大餃子を持参することになりそうだ。
大餃子はんじゃ
東京都日野市大坂上1-32-2
JR日野駅から徒歩約30秒 ※信号次第
営業時間 11時~19時、完売次第閉店
定休日 今のところ月曜のみ
※売り切れ情報などは、お店インスタグラムを参照してください
今回の記事、
文脈と画像の流れがいいですね。
4回クスリと笑ってしまいました。
大餃子も実に旨そう!
楽しませてもらいました。
では、また。
コメントありがとうございます。
お店を称える一方で、「それに引き換え、某店の餃子は…」のような、
批判文を削ったため、読みやすくなったのかもしれません。
あ、はんじゃさんの大餃子は、本当に美味しいですよ。